【カザフスタン・アルマトイ②】世界一高所にあるスケートリンクと身近な大自然 2019.11.8~9
******2019.11.08******
アルマトイ3日目。
今日はみかさん,ムギトくん,りょうくんとスケートリンクへ!
といっても,僕はスケート出来ないので最初微妙だったんですが
そのスケートリンクがあるメデウというところが自然豊かな山で
頂上からの景色も最高
市内から1時間くらいでアクセスできるというので行ってみることに。
みかさんの宿に全員集合して
近くのTHE DOSTYK HOTELという5つ星ホテルのそばのバス停から1本でメデウへ。
少し走ると山道に入って行き
車窓からの景色も雪を被った岩山に変わっていきます。
そして予定通り1時間でメデウスケートリンク前に到着。
外から見た時点で想像より巨大でスタジアムのようになってます。
料金は大人(22歳~)が1800テンゲ(500円)
22歳未満のムギトくん,りょうくんは900テンゲ(250円)となんと半額。笑
これにスケート靴のレンタルが別途1000テンゲ(280円)
みかさんとムギトくんはやる気満々で乗り込んでいきましたが
僕とスケート自体にそこまで興味を持ってなかったりょうくんは入場だけすることに。
中に入ると陸上競技場のようなトラックが丸ごとリンクになっていて観客席もあり
かなりしっかりしてます。
実はこのメデウスケートリンク
世界で最も高所にあるスケートリンクで数々の世界記録が飛び出している超本格的なリンクらしいです。
利用者はほとんど地元の人たちで子どもからおじいちゃんまでみなさんお上手。
小さな子もペンギンと一緒にガンガン滑ってます。
カザフスタンではスケートが身近な娯楽みたいですね。
そしてみんな絵になる。
地元の学生の男女グループとか爽やかすぎて直視できません。笑
写真撮影を楽しんだり。
赤いジャケットを着た人はカメラマンで
遊園地のジェットコースターとかで写真撮られて後で1000円で買えますよ,的な商売をやってて
スーッと滑ってきて
「素敵な写真を撮ってあげるよ。どう?」
とさらっと営業してきます。
そんな営業に乗る人いるのかなーと見てたら
赤ジャケの隣にりょうくんが。笑
ムギトくんに靴を借りてみたようで
一回靴を借りて滑ってみたら超ハマったらしく今日1日やりたいとのこと。
本当はこの後みんなでロープウェイに乗って山頂へ行こうと言ってましたが
やりたいことをやるのが一番!
てことでりょうくん,ムギトくんはリンクに残り
今日の夕方のフライトでアルマトイを離れるみかさんと僕でロープウェイへ。
スケートリンクから徒歩で少し下りたところに乗り場があってかなり新しそう。
チケット売り場に行ってみると今の時期は山の中腹までしか行けないらしい。
どうしようかと思いましたが
もう一生来ることないかもしれない場所なので途中まで行ってみることに。
往復3500テンゲ(980円)
乗ってすぐにスケートリンクが下に見えるようになり
少し白くなった山の間を登っていきます。
よく見たら馬が。
野生じゃないとは思いますがこの環境下だったらもう野生みたいなもんですね。
15分ほどで山の中腹へ到着。
ここで既に2200mを越えています。
さらに上のロープウェイに乗れれば3000m近くまで行けるようです。
リフトもあって冬になったらスキー場として使われるそう。
山がやっぱり日本とは違うし雪もさらさら。
うーん,スノボやってみたかったなぁ。
せっかく来たので記念に1枚。
スニーカーで来たので雪がしみ込んで超冷たいです。
が,まわりにはハイヒールの人とかもいて嘘だろ・・と思いましたが
このあたりの人たちにとってはこの大自然も身近なものなので
「ちょっと公園行ってくる」
くらいの感じで2000mを越える雪山に来るんですかね。笑
ロープウェイからアルマトイの町の方角に巨大な湖のようなものが見えて
でも湖にしてはデカすぎるよなぁ・・と思いながら下りましたが
後から調べたらアルマトイは急速に都市化したので大気汚染がひどいらしいです。
これは全部スモッグだったのか・・・
ネパールのカトマンズもかなりひどかったですが
世界屈指の広大な自然に囲まれたところでも無制限に都市開発を続ければしっぺ返しをくらうということですね。
市内に戻って来ると
アゼルバイジャンに向かうみかさんをバス停までお見送り。
イランビザの戦いからiphone焼失事件のときにはケータイショップに付き合ってもらって
アルマトイでもホテル難民になるところを助けてもらって
本当にお世話になりました!
この後特に細かい予定は立ててなかったですが
みかさんは旅立ち,ムギトくん,りょうくんも今夜移動すると言っていたので
自分もそろそろ次のまちに行こうと思い立ち
ここから西へ700kmの位置にあるカザフスタン第3の都市・シムケントへ向かう夜行列車のチケットを買いに駅へ行きます。
実はアルマトイには地下鉄が走っているので使ってみることに。
メトロは1回80テンゲ(約20円)
めちゃくちゃ長いエスカレーターでホームまで下りていきます。
体感は東京の都営大江戸線並みに深いです。
なかなか芸術的なデザインのホーム。
ゴミひとつ落ちてなくて整然としています。
地下鉄の本数はそこまで多くないので10~15分くらい待ちます。
車体はかなり年季が入っています。
どこかの国の中古なのかな。
10分ほど乗って
鉄道駅の近くの駅から地上へ出て歩いていくと
見えてきました。
これがアルマトイⅡ駅。
また博物館か美術館のようなデザインの駅。
どっちでもチケットは買えるようですが
まちなかにあるのがアルマトイⅡなのでこっちへ。
中に入るとチケットカウンターが山のようにあって全てキリル文字なので
シムケント行きがどこのカウンターなのか分かりません。
そこでツーリストインフォメーションの兄ちゃんに聞くと
快くカウンターまで連れて行ってくれてカザフ語で窓口の人と話を付けてくれました。
夜行列車は19時発と21時発の2本で
席は4人コンパートメントで9500テンゲ(2670円)とのこと。
あまり下調べせずに行ってしまったので優しい兄ちゃんの説明のままそのチケットを購入。
後から調べると4人コンパートメントではなく開放寝台というもう一つ下の等級があって
そっちは3000テンゲ(840円)前後で手に入るっぽかったです。
その後はぷらぷら歩きながらスーパーの惣菜コーナーで買い出し。
アルマトイは見るからにお高そうなレストランやカフェが多くて
ラーメンや寿司などの日本食もたくさんあるんですが
日本と変わらないくらいで中央アジアの物価からすると高いです。
それに比べてリーズナブルなのが
道端でよく売ってるサモサ(40円)やウインナーロール(30円)。
こういうのが安くてめちゃ美味いです。
******2019.11.08******
翌日は夜行列車の時間までカフェに行って
1杯850テンゲ(240円)のカフェラテで1日PC作業。
カフェラテ240円なら安い!と思いますが
240円で何ができるかと考えると
・大盛のラグマンやプロフが食べられる
・バスに5回,地下鉄に10回乗れる
・水1.5ℓが4本買える
・生ビール1リットル飲める
と考えるとやっぱり割高感があります。笑
ケチケチしてると言えばそうなんですが
日本よりは安いからいっか,という感覚でいるとおそらくすぐに資金が底を尽きてしまいます。
それだけ日本の生活コストは高い。
というのをアジアを旅していて実感します。
夜になると21時の列車に合わせてアルマトイⅡ駅へ。
一応駅は撮影禁止らしいのでパシャパシャ撮ってませんが
インドのようにいつでもどこからでもホームに入れるわけじゃなくて
定刻の30~40分くらい前になるとアナウンスが流れてホームに入ることができ
各車両の前にも係員がいて入口でチケットをチェックされ
これまでのアジアの列車に比べるとセキュリティが厳しい印象です。
そしてさすがお高いチケットだけあって
敷布団にシーツ,毛布,枕,タオルも付いて暖房も適温。
各車両に担当の係員の人も付いてます。
快適列車ですぐに眠りに落ちました。