【カザフスタン・シムケント】カザフの”普通”を知る?第3のまちをぶらぶら 2019.11.10
朝7時。
コンパートメントでは到着の30分前になったら乗務員が来て「シムケントつきますよ」と起こしてくれます。
寝心地良くてかなり熟睡してたから起こしてくれなかったら寝過ごしてたかも。。
ちなみに出発時刻は21:08・到着時刻は7:19と分刻みのダイヤになっていて出発到着とも誤差2分以内という正確さ。
海外の電車=時間にルーズと思い込んでたから結構ビックリ。
シムケント駅のホームはすごい人。
時期も時期だからか朝7時でもまだ暗くかなり冷え込みます。
とりあえず予約しておいたホテルに向かうため駅前のバス停へ。
平べったいのが多いなかこれは厚みがあって別のパンかと思ったけどしっかりピロシキでした。
で,2GISによるとここから宿の前を通るバスが出てるはずなんですが
待てど暮らせど一向に来ません。
というか朝早いのもあって動いてる路線が少なくて特に145番のマルシュばっかり。
こんなにいらんだろってくらい来る。
ちなみにタクシーも声かけて来るんですが
カザフのタクシーはぼったくり、道知らない、態度悪い…とかなり悪名高いので極力使いません。
まぁ良いドライバーもいるんでしょうけどタクシーで失敗するとろくなことないので。
まずタクシー自体がこれ。
タクシーらしきカラーもサインも何もありません。笑
キルギスのはまだtaxiって車の上に表示してたりしたんですが。。
特別な免許とか登録とか何も要らんのかな。
これなら車さえ手に入れば明日からでもタクシードライバーできそうです。笑
そんなことを考えながら1時間経ってもバスが来ないので
仕方なく宿から少し離れたところを通るやつに乗って行くことに。
30分ほど走ったところで下車。
道路が広くデカいガソリンスタンドやショッピングモールがあったりコテコテの郊外の雰囲気。
宿はこちらBereke Hotel。
シムケントはなかなかゲストハウスみたいな安宿が見つからず
ここはおそらく出稼ぎの人たちが泊まってるホテル。
この建物の3階が丸ごとホテルになっていてかなり部屋数は多いです。
部屋はワンルームにベッドを並べたドミトリーで1泊2000テンゲ(560円)
広いホテルですがwifiはどこでも問題なく使えてホットシャワーもOK。
ホテル内は暖房が良く効いてて快適です。
共有スペースも広い。
ひと息ついたら街に出てみます。
ここは郊外なのでまたバスを使って中心部へ。
シムケントはほとんど調べてないので地図を見て気になったところをぷらぷら歩きます。
最初に来たのはAbaya parkという公園。
まず入口にそびえ立つモニュメントが目に飛び込んできます。
モニュメントの下には炎が。
実はこのタイプのモニュメントと炎はキルギスのビシュケクにもありました。
炎は決して消えないもので平和の象徴的なものでしょうか。
そしてよく見ると奥の方に何やら怪しい飛行物体が見えますね。
星型?の記念碑
星は旧ソ連のものでしょうか。
その後ろにはずらりと刻まれた人の名前。
そして一際存在感を放つ戦闘機。
道の向こうに戦闘機が顔を出してるのがなんとも不思議な光景です。
公園内にはフットサルコートがたくさんあってこの日もたくさん試合が行われてました。
サッカーが盛んなイメージはないけど、見てると結構レベル高かったです。
公園を出てまちなかへ。
ここでしばらくご無沙汰だったアイスクリーム屋へ。
ビッグサイズでも150テンゲ(40円)
相変わらず安くて味も美味しい。
ここの兄ちゃんがすこーし英語ができたのでおしゃべり。
カザフに来てから日本のアニメが人気というのが分かってきました。
特にナルト。
この兄ちゃんもそうだけど道行く若者たちもジャパンだと分かると「ナルト!」と言われることが多い。
それから収入の話になったので
カザフの人の平均収入を尋ねてみると
月140000テンゲ(約4万円)くらい。
1番良い職業は何?と尋ねると
「検察官」で月収は500000テンゲ(約14万円)
たしかにこの水準なら物価が安くないと生活できないわけだ。。。
日本の給与水準のことも話すと
「君はこの国ではBIG MANだよ」
と言われました。
たしかに、日本人として生まれ育って働いてお金を貯めてこうして旅行できてるのは相当恵まれてるんだなと改めて実感。
分からない単語もgoogle翻訳を使って日本語で伝えてくれようとしてくれたり色々ぶっちゃけ話をしてくれていいやつでした。
再びまちをぶらぶら。
こういう派手な衣装の店をちらほら見かけるけど、いつ着るんだろ。
スポーツジム。
入口コワい。ストIIに出てきそうです。
まちなかにはザンギエフとまではいきませんがガタイの良いお兄さんが多い。
さっきのアイスクリーム屋の兄ちゃんもボクシングやってると言ってました。
カザフ人怒らせたらやばそう。。。
まちを歩いてると都会らしい風景もあれば
荒削りなところもあって
アルマトイのように完璧な都会ではないローカルな雰囲気もあります。
そこから少し歩いていくと広い遊歩道が。
遊園地もあって歩道沿いには色んなお店が並んでいてここが本当のまちの中心かな。
だいぶ秋も深まってきました。
この歩道の先にはsymkent plazaという巨大ショッピングモールがあります。
中央アジアではほぼ牛か羊しか食べてなかったので久々に鳥が食べたくなってKFCに逃げ込みます。笑
チキンバーガー、骨付きチキン、コーラのセットで1000テンゲ(280円)。
鳥三昧で美味です。
symkent plazaから東に歩いていくと独立記念碑があります。
その奥のどデカい国旗もなかなかの存在感。
タジクもキルギスもそうでしたがモニュメントの数と規模は日本の比じゃない気がします。
独立記念碑の近くに大きなバザールがあったので寄ってみます。
思いっきりカメラ禁止のマークがあったのでほぼ写真撮るのは控えましたが
アルマトイのバザールよりもさらに活気があって賑やか!
そして夕飯に立ち寄った市場の中の食堂。
ここで働くおばちゃんたちが明るくて超フレンドリーでよく笑ってくれて最高でした!
最後はmega planetというショッピングモールでパンを買い出し。
めっちゃ種類あるじゃん!と思ったら色んな種類のサモサでした。笑
シムケントといえばコレ!っていう特徴的なものは見つけられなかったけど
たぶんこれがカザフスタンの一般的なまちなんだろうなという雰囲気が感じられて
アルマトイだけ行くより良い経験になりました。