【イラン】カシャーンへ行くつもりが・・テヘランからイスファハーンへ 2019.12.4
今日は延長申請していたビザを受け取りテヘランを離れます。
3泊お世話になったシァバシュ宅は程良い距離感でめちゃくちゃ居心地良かった。
カウチサーフィンは人様のお宅に泊めてもらうので多少なりとも気を遣うものと覚悟していたけど
常にべったりではなく,完全放置でもなく
適度なコミュニケーションと自由度の高い空間で過ごしやすく
地元民ならではのお国事情や文化,価値観についても知ることができて充実した日々でした。
そんなシァバシュ宅を後にしてまずはビザを受取に警察へ。
窓口に行くと「ちょっと待ってね」と言われ
しばらくすると職員が3日前に出した申請書類を持って戻って来て
「(住所記入欄のところで)ホテルの名前を教えて」
てか全然手続き出来てないじゃん!!
まだ後回しにされてたのか。。
で,ホテルの名前を伝えると
1時間後にビザ下りました。
手続き自体は1時間でできるってことなんですよね。苦笑
とりあえずビザが下りたので良しとします。
次に目指すはテヘランの250km南にあるカシャーン。
小さなまちですが歴史的な建築や街並み,のんびりした空気が魅力と聞いて行ってみることに。
警察から30分ほど歩いてバスターミナルに到着。
客引きの話ではカシャーンへは直通のバスはなくさらに南にある都市エスファハーン行きに乗って途中下車するようです。
イスファハーンまで48000トマン(475円),カシャーンまでは40000トマン(400円)でした。
VIPバスだと言われ他のタイプのバスはないのか聞きましたがVIPだけとのこと。
イランのバスはノーマルとVIPがありますが路線によってはVIPしかないようです。
逆じゃないの?と思いますが。笑
バスは11:30出発。
VIPだけあって軽食付きでした。
3時間ほど走るとサービスエリアで休憩。
しかもVIPとデカデカと表示されてます。
サービスエリア内。
この辺りは日本のサービスエリアと同じ感じですね。
休憩後,1時間ほど進むとカシャーンに到着・・・
のはずだったんですが
寝過ごしたぁぁぁぁぁぁぁああ
うたた寝してる間にカシャーン通り過ぎてました。
スリランカ以来2度目です。
さて,どうしよう。
前回は別のバスで折り返して目的地まで行きましたが
今回は結構距離があって逆走するのも気が乗らない・・
てことでこのまま先へ進んで
終点イスファハーンに目的地変更です!
17:30
イスファハーンのバスターミナル到着。
所要6時間でした。
例によってバスターミナルは郊外にあるので中心部まで移動しますが
ここでもメトロを発見!
金銭トラブルが多いタクシーはなるべく避けたいのでメトロに乗ることに。
窓口で行先を伝えると
10000トマン(100円)とのこと。
ん?テヘランは1回10円20円だったのに高すぎやしない?
と思ったら専用のカードを買わないといけないようです。
テヘランは現金でも良かったんですがエスファハーンは事情が違うみたいですね。
それでもタクシーよりは安く行けると踏んで購入します。
駅のホームへ行きスマホを見ていると
青年から「May I help you?」と声を掛けられました。
何か困ってるんだと思ったんでしょう。
とはいえ自ら見知らぬ外国人に話しかけるって善意と勇気の塊ですよね。
この後も到着した駅の改札を出るまで何人かに声を掛けられました。
素敵。イスファハーンさっそく好印象です。
到着したのはEnghelab駅。
地上に出るとオシャレな雰囲気漂っています。
今日の宿ですが
急遽イスファハーンに来たのでカウチサーフィンで泊めてくれるお宅を見つけるのは難しいのでホテルを探すことに。
ただ,アメリカを始めとする諸外国からの制裁の影響で
Booking.comなどのメジャーな宿泊予約サイトにはイランのホテルは出てきません。
が,Hostel Worldというサイトではイランのホテルが出てくるという話を聞いて早速検索。
何軒かヒットした中からリーズナブなPava Hostelという宿にしました。
到着した駅の近くから宿までは4~5kmの距離ですがタクシーを拾うと15000トマン(150円)から下がらず高い印象。
ドミトリー1泊朝食付きで6ドル。
wifiあり,ホットシャワーも問題なしです。
部屋は清潔で鍵付きの大きなロッカーがあるのがありがたい。
そして宿のオーナーが英語が流暢ですごく優しい。
オススメのレストランまで連れて行ってくれて
両替もその場で最新レートを調べて近くのATMに行ってお金を下ろしてくれました。
ちなみに一番近い銀行のATMは
最近あったガソリン価格高騰に対する民衆の暴動でボコボコに破壊されて使えないそうです。。
夕飯はそんなオーナーおすすめのレストランで。
物腰の柔らかいシェフっぽいおじさんにオススメを聞くと
ゴルメサブズィーという料理が出てきました。
これは肉や豆,野菜を煮込んだ料理でカレーっぽいですが辛くはなく
白米によく合います。
これにサラダ,コーラを付けて29000トマン(290円)
コスパも味もなかなか満足度の高い夕飯でした。
行こうとは思ってましたが思いがけず早々と到着したエスファハーン。
明日は1日まちを歩きます!