【スーダン・カッサラ】穏やかな人と不思議な形をしたタカ山 2020.3.8
今日はガダリフから200km北東にあるカッサラへ!
エチオピアへの通り道ではないんですが
奇妙な形をしたTotiel Mountains(タカ山)という聖山があるというので行ってみることに。
宿のスタッフに聞くと6時にバスが出るということだったので
トゥクトゥクを捕まえて幹線道路沿いにあるバスターミナルへ。
まわりの人に聞いてカッサラ行きの大型バスに案内してもらいます。180ポンド(190円)
出発まで待っているとおっちゃんがコーヒーご馳走してくれました。
最近の傾向でコロナコロナ!と言われることも増えたけど
スーダン人はホスピタリティ溢れる優しい人ばかり。
小腹が空いたときの食べ物は10円20円で買えるお菓子が主流。
アジアみたいにテイクアウトできるストリートフードがあんまりないので
あとはフルーツや豆を買うくらいか。
バスは6時半頃出発し9時半すぎにカッサラのバスターミナルへ到着!
ここから市内中心部までミニバスで移動します。
5ポンド(5円)
中心部のターミナルへ着くと宿探し。
ぷらぷら歩いていると
「何してるんだ?」と親切なおじいさんが現れ
近くのホテルまで案内してくれました。
HOPTON HOTEL
ダブルルームで600ポンド(660円)
ここまでで最高に清潔でなんとバルコニー付き。
スピードは遅いですが調べ物やSNSのメッセージのやり取りくらいは出来ます。
ここでハルツームの宿で出会ったドイツ人のマティアスとバッタリ再会!
せっかくなので一緒にタカ山に行くことに。
マティアスは世界一難しいとも言われるアラビア語がペラペラ。
スーダンの民族や文化のこともよく調べていて
特に大好きというティーはかなり詳しい。
手前の黄色いのはフェヌグリークというハーブティー。
最初googleで写真見せられても何か分からず。。
バスで行こうとしてましたが
「あそこに見えてるんだから歩いていこうぜ!」
というマティアスの提案でテクテク歩いて行きます。
あそこに見えてるというタカ山がこちら!
たしかにめっちゃ変わったカタチ。
山というより巨大な岩に近いような。
まわりに山という山がないので余計に目立ちます。
道中はのどかな田舎道。
いつの時代のどこの車・・?!
スーダンは中古車だらけ。
元気な子どもたち。
写真撮ってー!!
はにかむような表情が素敵。
日中は40℃近くまで気温が上がる灼熱の中歩いてたどり着いたのが
Totiel mountainsの麓にあるEl-said Alhassan mosque
これまで見てきたどのモスクとも違う独特の形をしています。
何本もの柱が並ぶ美しい
日陰で昼寝するおっちゃん
礼拝するための敷物も昼寝に使われていて
そういえば灼熱の気候で冷房もないのに風がよく通って涼しい。
アラビア語が話せるマティアスはどんどん現地人と絡んで仲良くなります。
言語って本当大きい。
ハルツームでは嫌がられることもあった写真もここカッサラでは割と向こうから撮れ撮れ!とウェルカムな感じ。
そうこうしてるとコーヒーを煎れていたおっちゃんたちの輪に混ぜてもらえました。
豆をすり潰して
伝統のコーヒーポッドに
炭火で沸かします
しっかりジンジャーが効いてて美味い!
山とはいえ到底登れそうにないレベルの絶壁ですが
過去に一人だけヨーロッパのロッククライマーが単独登頂したらしいです。
どこの世界にも常軌を逸した変態はいるもんですね。。
山に向かってさらに奥へ進むと
ポットの形をした門があって
カラフルな造りのカフェが並んでいて音楽が流れるプチ観光地っぽい雰囲気。
ちょっとしか歩いてないのに暑さがピークで死にかけた我々はコーラと水を一気飲み。
しばらく休んでまちに戻ります。
帰りは2人とも即決でバスに乗りました。笑
まちなかからでもクッキリ見えてすごい存在感。
それからホテルの近くでティータイム。
今度はチョウジのティー。
チョウジなんて日本でも意識して見たことなくて何なのか分かりませんでした。
すっきりした味わい。
シナモンティー
これは香りで一発で分かりますね!
美味しい。
見てるとアラビア語でサクサク注文していくマティアスが羨ましくなりますが
結局一番重要なのは「何語を話すか」というよりも「何を話すか」
彼は道端で出会ったおっちゃん
カフェの店員
宿のスタッフ
誰にでもスッと懐に入っていく柔らかさがあって
世間話の後に旅に必要な情報を聞き出したり
コミュニケーション能力と人間力が高いなぁと惚れ惚れしました。
ホテルのまわりはスーク(市場)になっていて昼間は凄い賑わいだったんですが
日が暮れると閉店ガラガラ。
全然店が開いてないのでチキンのファストフード店へ。
フライドチキンセット200ポンド(220円)
鶏肉とコーラが大半を占める食生活。
改善しないとやばい気がしてきました。笑
店は閉まってるけどコーヒー屋は夜遅くまで開いていて大人気。
最後にシメのコーヒーを入れてホテルに帰りました。