【五島列島】地元にはいなかった魚がうますぎた。
こんにちは!
ビギナー島人みずのです。
今日はお魚の話。
生まれ育ってきた土地柄、瀬戸内海の魚を食べてきたので
外海の五島列島ではどんな魚に会えるのか?
そんな楽しみも持ってやってきた中で地元にはいなかったある魚が絶品でした。
それがこちら
きびなご。
荒々しい海が広がる五島ではもっとゴリゴリ筋肉質な巨大魚を想像しがちですが
成長しても10cmほどのこの小魚がまーーうまい!!!
特に島のお母さんにおすそわけでもらったきびなご料理が忘れられません。
唐揚げ。
厚めの衣に加えてポイントは青のり。
海の香りがプラスされて点にも昇る美味さ。
南蛮漬け。
小魚だからこそしっかり味がしみこんで酒が止まりません。
これはレシピを見ながら自分で作った五島の郷土料理「いり焼き」
焼きと言いながらきびなごは焼かず
出汁に醤油、酒、塩で味付をしたシンプルな煮込み料理。
さっぱりして美味です。
刺身。
料理としてはめちゃめちゃシンプルですが
鮮度の劣化が異常に早いきびなごを刺身で食べられるのは実は激レア。
きびなごは包丁を使わずに手開きで簡単に刺身にできます。
そして合わせるのは醤油じゃなくて酢みそなのもポイント。
これが不思議と合うんだよなぁ。
ちなみに醤油もあるんですが
五島の醤油、めっちゃ甘いです。
地元の感覚でいうとお餅を食べるときに合わせる砂糖醤油クラス。
砂糖自体の消費も半端なくて糖尿病患者も多いとか。
これは歴史をさかのぼって江戸時代の鎖国期に唯一海外との貿易で開かれていた長崎港から砂糖が上陸したことが影響しているそう。(他にもいくつか理由はあるようですが)
こういう歴史文化の違いを知るのも楽しいですねぇ。
ちなみにこっちでは「きびなご」ではなく
「きびな」「きんなご」
と言った方が伝わります。
方言もクセありまくりでおもしろいので、これはまたどこかで。