【アルメニア・エレバン①】ゲハルト修道院とガルニ 2020.1.3
ジョージア・トビリシを20:20に出発した列車は翌朝7:00にアルメニアの首都エレバン駅に到着。
首都の一番大きな駅というのに造りは簡素で人もほぼいません。
そして同じ列車にはかなこさんと同じ宿だったというしおりさんと僕の3人日本人がいて
せっかくなので3人で朝ご飯でもということになり
近くのおじさんに聞いて教えてもらった1kmほど先のレストランへ。
中は完全個室制で日本のチェーン居酒屋かカラオケボックスかと思いました。笑
メニューは色々あって
Kamrjという謎のメニューを注文。
出てきたのはきしめんのような麺にバターを絡ませたもの。
これは朝食にちょうど良い感じでした。
アルメニアの通貨はドラム。
1000ドラム=22円
Kamrjは400ドラム(約90円)と激安。
ジョージアでも物価安いと思いましたがアルメニアはさらに安いのか。
この後はせっかくなので一緒に観光しようということで
一旦各自予約したホテルにチェックインして再集合することに。
僕はなぜか中心部から微妙に離れた宿を取っていたので
タクシーを使って向かいますがそのタクシーも5kmほど走って600ドラム(130円)
とお値打価格でした。
宿はGrand Hostel Yerevan。
ドミトリー1泊2000ドラム(440円)
チェックイン時間前だったので荷物だけ置かせてもらい集合場所へ。
アルメニアといえば世界で最初にキリスト教を国教にした国として有名で
今日はそのうちの一つ,ゲハルト修道院とその途中にあるガルニというところに行きます。
場所はエレバンから東へ40kmほど。
まずはエレバン郊外のガルニ行きの乗合バン発着所へ。
中心部から44番のバスで終点まで。
次にメルセデス・ベンツの店舗がある交差点を曲がったところに
266番のガルニ行き乗合バンがあるのでこれに乗車。
割と利用者は多そうですぐに満席にjなり出発。
ここから山道に入っていきどんどん坂を登っていきます。
1時間弱でガルニへ到着。
ここには教会や修道院ではないですが
ガルニ渓谷という特徴的な形状の渓谷があるので歩いて行ってみることに。
なんで寒い時期に寒い国へ,と言われることもありますが
色彩の薄い山々,冷たい空気,これが国の「らしさ」じゃないかと思えて結構好きです。
日本でも真冬の北海道のローカル電車とか旅愁がありすぎて毎日乗ってたなぁとか思い出したり。
この日はあいにくの天気でこれまでも雨が降っていたのか道はグチョグチョ。
おまけに通りたかった道が通行禁止と止められ遠回りすることに。
それから30分ほど歩いて行くと
見えてきました!
ガルニ渓谷!
寄ってみます。
柱状節理というかなり変わった形状の崖。
ずっと見ていると気持ち悪くなりそうな
でも美しい,そんな不思議な景観です。
そしてこんな崖の上にも家が建っていたりするんだから
人間って考えたり不安になったりする割にコワいもの知らずだなと思います。
ガルニ渓谷の後は目的のゲハルト修道院へ。
修道院までは10kmほどで公共交通がないのでタクシーかヒッチハイク。
アルメニアはヒッチハイク文化があるのでそこまで難しくないみたいですが
ちょうどこの時雨が降っていて気温もかなり低くなっていたので
タクシーで行くことに。
ガルニから修道院まで往復で一人3000ドラム(660円)
15分ほど走ってゲハルト修道院へ到着!
雨で霧もかかっているのでまわりの景色が全て見えるわけではありませんが
とんでもなく山の奥の奥の奥に建っていることは確か。
なんでこんなところに,という場所に建っているのは
コーカサス地方が昔から様々な民族,宗教が入り乱れる土地で
その中で自分たちの信仰を守ろうとした証。
そうして受け継がれてきた聖なる場所はその厳かな空気がたまりません。
キリスト教徒でなくともなにか安らかに,包まれるような感覚を覚え何時間でもここに居られそう。
そしてアルメニアの文字がカッコイイ。
アルメニアといえば古代ローマ時代からその存在があったくらい長い歴史を持っている国。
文字も遥か昔からあったんだろうなと思わせる独特な形をしています。
と,本当にいつまでも居られそうですが
ドライバーに滞在時間は30分だと釘を差されたのでタクシーに戻ります。
再びガルニへ。
ここで最後にガルニのもう一つのスポット・ガルニ神殿へ。
この神殿は見晴らしの良い丘の上にあって晴れていたら景観としては良かったのかなと思いつつ
神殿自体は歴史もそこまで古くないみたいで
ゲハルト修道院を見た後だと正直ちょっと物足りなさを感じてしまいました。苦笑
さて,雨が雪に変わりさらに気温が低くなってきたのでエレバンへ戻るとします。
16時すぎに停留所に行くもなかなかバスが来ないので
もしや16時が最終だったのか?と焦りも感じましたが
17時前にエレバン行きバスが登場しほっとひと息。
来たときと同じルートで中心部へ戻ってみんなで夕飯へ。
正月休みの不安がある中
空いていて評価も高そうなCaucasus Tavernというレストランへ。
店内のデザインが凝っていてオシャレな空間。
まずはやっぱり生ビール!!
美味い・・・
英語メニューもあってせっかくなのでアルメニア料理を,と色々オーダー。
バストゥルマ
味付けスモークビーフ
いろんなスパイスで味付けしてあってこれがビールに最高に合う!
ハシュ
牛の足を煮込んだスープ
こってりしてそうですが思ったより味が薄く
コショウやスパイス系を入れるとちょうど良い感じになりました。
ブドウの葉で包まれたロールキャベツのような1品
ヨーグルトを付けて食べるらしくこれが意外と合う。
2人とも旅に仕事に恋愛にかなり経験豊富な方々だったので
話が面白くてそのまま2軒目へ。
前から行こうとチェックしていたクラフトビアバーDargettへ。
人気店なのか店内は大賑わい。
ラインナップも豊富で頼んだビールもかなりイケる!
1杯200円台から飲めるのでクラフトビールにしてはかなりリーズナブル。
これはもっと色々飲んでみたいなぁと思っていると
飲み比べセット!!
これは頼むしかない。
ビールのレベルもジョージアのブルワリーと同じくこれまでのアジアのビールに比べて高くかなり楽しめました。