みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【トカラ列島⑥】島に暮らすということ「悪石島」2019.5.3

おはようございます。

 

悪石島は今日も快晴!

 

朝を食べたら,いつもの場所へ。

 

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はい。

もう僕らはすっかりこの学校の虜です。

 

いやーここ本当に気持ちいいんですよ。 

 

昨日サッカーをしたグランドで,朝から2人でサッカーや野球で汗を流しました。

 

僕らはヨソモノで,島に来て3日目ですが,ずっと島に暮らしているような不思議な感覚になります。

 

というか,学校におじさん2人勝手に入って遊んでたら普通通報ですよね(笑)

 

ゆるーく受け入れられてるこの感じが,居心地の良さなのかも。

 

宿への帰り道。

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ヤギの散歩をする島っ子に遭遇。

ヤギってほんとに何でも食べるみたいで,この子も庭先のよく分からん草食べさせてました。

食事というより庭掃除させてるみたい。笑

 

そして,昼からは昨日誘ってもらった釣りへ!

 

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港の堤防から仕掛けを落とします。

すると・・・

 

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さっそくHIT!!

これはベラですね。今回はリリースです。笑

 

次の獲物を狙って糸を垂らしていると,横で釣っていた島っ子がHIT!!

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いいサイズ!!さすが。

ベラしか釣れない我々を尻目に楽々と釣りあげます。

 

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これは,「イスズミ」という魚。

味は悪くないらしいんですが,内臓がちょーーーーーーー臭いらしく,内臓をうまく取り除かないと臭くて食べられないらしいです。

 

イスズミは割と表層に浮いているということで,底まで仕掛けを落として沈黙していた我々はすぐさま仕掛けを引きあげます。

 

すると・・・

 

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HIT------!!!

コツをつかむのが早いたにぐち氏。

この後も続々とHITをかまし爆釣体制に。

 

一方のわたくしは・・・

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釣れない・・・

絵面はいいんですけどね。

ロケーション最高なんですけどね。

 

そうこうしていると,珍客が来たようです。

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分かりにくいんですが,青っぽい魚影のやつ。

これは「グルクン」という魚で,沖の方にはよくいるらしいんですが,港の堤防まで寄ってくるのは珍しいんだとか!

これは釣るしかない!

 

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教えてくれた先生も力が入ります。

 

が・・・

見えてるのに!むしろ食いついたのに!

なかなか釣れない。

どうやら警戒心が強い魚みたいで釣ったらお祝いレベルらしいです。

 

このあとしばらく粘りましたが,エサも尽きて終了~。

 

グルクンは次回持ち越しだなー!

 

釣りを楽しんだあとは,いつもの温泉へ。 

今日で最後かーと思うとちょっと寂しい。

 

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風呂上がりに港を眺めながら。

島の居心地が良すぎて帰りたくない感MAX。

 

そうこうしてると,先生からメッセージが。

 

「今日,釣れた魚をアテにうちで飲みませんか?」

 

なんとーー!!!

いくいくいく!!!

 

さらに

 「カツオさばきます?笑」

とメッセージ。

 

「ん???」

 

どうやら島の方にカツオとキハダマグロをいただいたので,学校でさばいて家に持って帰るんだとか。

 

カツオやマグロってご近所からもらうものなんだ・・・

 

島暮らしのスケールの違いにびしっくりながらも,学校に向かいます!

 

さて,例の魚たちは・・・

 

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ほんとにカツオが丸ごといる(笑)

これ,普通いきなりもらってもどーしよーってなりますよね。笑

先生も魚のさばき方は島に来てから習得したんだとか。

 

先生のレクチャーを受けながら順番にさばいていきます。

ひとつひとつの作業は慣れたら難しくなさそうですが,手順がたくさんあって「次何するんだったけ?」となる。

これは場数が必要です。

 

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暗いけど,さばいた後のサク。

スーパーではこの状態でおいてあるけど,ここまでめっちゃ工程あったぞー!

 

んー,やっぱ魚さばきと調理はちゃんと習得したい。

 

下ごしらえできたところで先生のお宅にお邪魔させていただきます!

 

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たたき!間違いない!

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燻製!酒に合うー!

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フライ!

ああ,幸せ・・・

 

美味しい肴と酒をアテに,島のことや僕らの地元のこと,話に花が咲きます。

 

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この写真圧巻ですよね! 

日本一長い村・トカラ列島の島々を1日で走破するマラソン大会。

島から島へ。走っては船で移動してまた走る。

船が出る時間が決まっているので,タイムが遅かったら物理的に脱落するそうです笑

 

ちなみに先生はこの大会の上位常連で,子どもたちもリレー形式で出場しているんだとか。なんて経験値!

 

そして,実は先生の悪石島の赴任期間はもう終わっているけど,1年間延長を申し出て,今も島にいるとのこと。

もともと本土に暮らしていたときは,子どもたちも人見知りでどんどん外に出るタイプではなかったけど,人口100人に満たないこの島に来てからの方が外交的になったんだとか。

 

僕らも3日しかいなかったけど,子どもたちが遊ぶ様子や立ち振る舞いを見ていて,この島で暮らし,成長していくこの時間は,子どもたちにとってかけがえのないものになるんだろうなと感じました。

 

一見「なにもない」むしろ不便な環境の中で,自分の五感をフル活用して,日々暮らしていく。

いつまでも島にいるわけじゃないだろうし,大人になっていくと,この島の記憶は薄くなっていくかもしれない。

でも,この島での原体験は,絶対に心の中で生き続ける。

 

次に会うときが楽しみだなぁ。

 

自分も負けずに頑張ろう!

 

最後はこの出会いを記念して、ユニフォーム交換

 

悪石島でしか売ってない悪名高き(?)激レアTシャツ、通称「悪ティー」をいただきました!

 

僕はつくったらすぐに売り切れるという人気のブラック!

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たにぐち氏は、一般に販売されていないポロシャツをいただきました!f:id:mizuno1221:20190510235144j:image

 

そして、たにぐち氏から、カープと西条の酒まつりのコラボTシャツをプレゼント!

 

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みんなで記念撮影!

 

本当に人との出会いで旅のおもしろさは無限に広がっていくなぁーと実感。

 

トカラ列島最後の夜は最高の思い出になりました!!