【インド・ジャイサルメール】キャメルサファリと黄金都市 2019.9.15~16
今日はジョードプルからさらに西の果て
「ゴールデンシティ」と言われるジャイサルメールへ!
電車かバスで行けますが電車は朝早すぎたのでバスにします。
朝7時に出発。所要5時間で300ルピー。
このバス全席にナイロンシートがかけてあって
エアコン電源付きでリクライニングも完璧で快適!
夜行バスが毎回このクオリティだったらいいのになー。
予定通り昼12時すぎにジャイサルメール到着。
プライベートバスが停まる道端で降ろされ,そこから徒歩数分で本日の宿へ。
旅のブログでよく見かけたTOKYO PALACEというホテル。
見た目も内装も豪華な感じで
ウェルカムドリンクでゆっくりさせてもらって
ルーフトップレストランやプールまであるのに
ドミトリー1泊150ルピーと格安だったのでビックリしましたが
これにはカラクリがあって
宿代を安くしてハードルを下げる代わりに
ここジャイサルメール観光のハイライト・キャメルサファリツアーを組んでもらって稼ごうという魂胆。
このホテルだけじゃなくジャイサルメールの宿はそんな感じのとこが多いようで。
日本でもインド料理店を経営しているというオーナーのもと
日本語もちょっとできるスタッフがゴリゴリの日本語ツアープログラムを見せてくれて勧誘。
分かりやすいなぁー笑
もともとキャメルサファリはちょっと行ってみたいなと思ってて
ネットで調べた相場ともそんなに遜色ない感じだったので
3000円で1泊2日ツアー行けるならアリかなと勢いで申し込み。
ただ後から来た日本人旅行者に聞いたところ
砂漠の入口までバスやバイクで自力で行けばそこから1000円くらいで同じ1泊2日のツアー組めるらしいので
安く行きたい人はそっちの方がいいですね。
僕も先に知ってたらそっちにしてました^^;
さて,ツアーは15時に宿を出発。
本来はホテルの前からジープに乗り込んで砂漠へ向かうんですが
この日はホテルからの客が自分1人だったので
他のホテルが主催するツアーに混ぜられる形になりました。
なのでジープの座席も荷物と同じ扱い。笑笑
こういうの慣れてるんでもう全然気にしないです。笑
メンバーは韓国系の宿だったので韓国人3人と韓国語が堪能なスリランカ人。
30分くらい走って出発地点へ。
早速ラクダに乗って
1泊分の食糧やドリンクなども一緒に乗せて出発。
話には聞いてたけど
ラクダの乗り心地は思った以上に悪い。笑
縦揺れで股の間が痛いのに加えて微妙に左右にも揺られるので体幹トレーニングにはもってこいです。笑
「砂漠」というイメージからすると草木も生えててそこまで砂漠感のない道を小一時間進んで行きます。
そして
砂漠に到着!!
やっぱラクダと砂漠の相性は抜群。
だろ?
ただこの景色,実はめっちゃ頑張って撮影していて
ここは砂漠というより小さな砂丘で
まわりはところどころ草木が生い茂るサバンナみたいな感じ。
鳥取砂丘の方がデカいです。笑
若干拍子抜けしましたが1泊2日のツアーだとこんなものか。
実は2泊3日のもあってそっちはより砂漠の深部へ入っていくそうです。
到着するとスタッフの兄ちゃんたちは夕飯の準備を始め、我々は完全フリータイム。
散歩したりボーッと景色を眺めたり。
この日は雲がかかってましたが
一瞬だけ夕日も見えました。
夕飯は何も聞かずとも分かっていたカレーとチャパティ。笑
他のメンバーは基本みんな韓国語で会話してたので最初アウェー感あったんですが
夕食の時は追加オプションで頼んだというビールやローストチキンを分けてくれたり
知ってる日本語で話しかけてくれたり
優しくしてくれました。
やっぱりみんなで食べるメシは良い!
食後はフリータイム。
まだ20時ながら真っ暗で何もないので
ベッドに寝転んでボーッと過ごします。
ちなみにベッドとはこれ。笑
砂漠の上にダイレクトに置いて布団を敷いて野ざらしで寝るというワイルドなキャンプスタイル。
でも見上げると星空が広がってて
他に音や光がなくて
これはこれでいい。
この日はほぼ満月で
しばらくすると激しく輝く月が現れ星は見えなくなりましたが。
で,いつの間にか寝落ちしてたんですが、、、
夜中
何者かの気配を感じて目を覚ます。
まわりを見てみると
野良犬がマイベッドのまわりをぐるぐる歩いてる。
ええええええええ
何このアトラクション。
こんなのプログラムに書いてなかったぞ。
こいつはどうやってここに来たんだ。
とりあえずあまり動いたり大きな音を立てないようにしてやり過ごす。
砂漠で犬に襲われて遠くの病院まで時間がかかりすぎて狂◯病発症とかシャレになんないし。爆
この後,結局襲われたりしなかったんですが
気になってなかなか寝れなかったです。苦笑
夜の犬は怖い。。。
翌朝6時。
目を覚ますともう空は明るくなってました。
かなり曇がかかってたんで朝日は拝めなかったんですが涼しい風が吹いてます。
朝食はパンとゆで卵。
普段色んなスパイスやペーストや油をこれでもかと使いまくってる調味料大国インドなのに
パンと卵は素材のまま。笑
他のメンバーは味ないよね〜と早々にギブアップしてたので
雑食のわたくしが有り難くいただきました。笑
朝食が終わるとぼちぼち片付けてラクダに乗りスタート地点まで戻り
そのままジャイサルメールのホテルへ帰還。
野ざらしで寝たのもあって体中砂まみれだったので即シャワー浴びてリセット!
キャメルサファリツアーの感想としては
「砂漠」っていうのを想像して行くと正直ちょっとがっかり。
素人連れて1泊2日のショートトリップなんでそこまで求めても
というのもあるので
こういうツアー系は中途半端な「体験」じゃなく
行くならガッツリ!
そうじゃなけりゃ行かずに他のことする!
ぐらいの方が良いなと思いました。
砂漠でいえば
アフリカのサハラとかナミブとかで何日もかけてダイナミックな砂の世界に浸りたい。
>>>
今日は次の飛行機の都合上
夕方にはジャイサルメールを出発しないといけないので
さくっとまち歩きに出ます。
まちの中心には大きな城砦が立っています。
砦のまわりは迷路のような入り組んだ路地と
黄土色を基調にした建物がずらりと並ぶ「ゴールデンシティ」と呼ばれる街並みが見られます。
これが一般家庭の建物。
インドじゃない別の国に来たんじゃないかと一瞬錯覚しますが
野良牛がいてやっぱりインドだと思い直します。
なにか冒険物語の中のまちに入り込んだようで路地を歩いてるだけで楽しい。
そして,ジャイサルメールはじめラージャスターン地方で食べられる
「マカニアラッシー」
というラッシーがめちゃくちゃ美味い!と聞いてトライ。
一杯35ルピー。
マンゴー?甘い果物を使ったトロットロのラッシーで噂通りめちゃ美味い!
あんまりトロトロなんで飲むというよりスプーンで食べるって感じ。
城砦の中は今も地元の人たちが生活しているというので行ってみます。
城砦の中は9割9分土産屋,ホテル,レストラン,カフェのどれかで
思いっきり観光業で生計を立ててる感じです。
歩いてるとみんな明るく話しかけてくれるんですが
自分の店に誘導するための営業トークなのでこのエリアはさらっと出ます。
目当てのグッズとかあれば全然良いんですけどね。
城砦の外には屋台が並んでるところがあって
カリカリピザみたいなスナック食べたり
次の移動に備えて果物屋でバナナ買ったり。
インドって実はバナナ生産量世界一らしいです。
ほんとバナナ美味くて
この国に来て人生で1番ハイペースでバナナ摂取してます。
それから
城砦の入口近くでおっちゃんが
「カバン破れてるよ!直してやるからこっち来な!」
と寄って来ました。
おお!
実はいつもパンパンに物詰めてるせいかサブバッグの一部が破れてしまってて地味に凹んでたんですよね。
裁縫セットも持ってないし…と悩んでたんでこれはちょうどいい!
もちろんタダじゃないんですが
50ルピーでやってくれるというので
旅でかなり重要なサブバッグのために即お願い。
ニコニコしながら
「俺はプロフェッショナルだ!任しとけ!」
と意気込むおっちゃん。
カメラ気にしなくていいからバッグ見てバッグ!笑
でも実際ものの2,3分で完璧に直してくれてめっちゃテンション上がった!
ありがとう!
おっちゃんはプロフェッショナルだ!
おっちゃんがちょっと引くぐらい御礼と握手しまくって
ルンルンでホテルに向かっていると
工事業者のおっちゃんたちがこっちを見ている。
僕はいつも被っている赤い帽子が気になるらしく渡してあげる。
ノリノリで被って気分上々。
「これ俺にくれよ!」
と口々に言い出し困ったけど
「友達からのプレゼントなんだ」
というと
「おお,そりゃ悪かった」
とすっと引き下がりました。
こういうところは素直というか人情味あるなぁ。
結局まち歩きは3時間くらいしかしてないんですが
とにかく暑い。
気温39度。そして日本よりも日差しが強く風も熱風。さすが砂漠の都市。
外に居続けたら干からびます。
弾丸トリップはここで終了。
これから次の国へ行くため夜行列車でデリーに向かうので
まずジャイサルメール駅へ行きます。
このホテルでは16時にロビーにいると無料で駅まで送ってくれるというのでラッキー!
駅へ着いて16:45発の電車でデリーへ。所要18時間・600ルピー
インド最後の列車です。
さよならラージャスターン。
短い時間だったけど楽しかった!