【インド】ゴーラクプル~デリー~アムリトサルへ 2019.8.22~23
******2019.8.22******
インドを中心に南アジアを回ってきたこの2ヶ月。
ここから進路を西に取り,隣国パキスタンへ向かいます。
パキスタンとインドは隣同士にありながら
超がつくほど仲の悪い国。
お互いに核を持っていて
パキスタンがインドから分離独立したときから揉めているカシミール問題はまだ解決していません。
そんな両国ですが国境に関してはワガ国境が唯一陸路で越境できるところ。
ということで,その近くにあるまち・アムリトサルを目指します。
直通の電車があったので予約を入れましたが例によってウェイティングリスト。
この日の正午ごろ出発でギリギリまで状況をチェックしていましたが
ウェイティングのまま変わらず。
バラナシ~デリー間でウェイティングのまま乗車して痛い目にあっているのでここは無理せずバスに切り替えます。
といってもアムリトサルまで直通のバスはないので
首都デリーへ向かう夜行バスを予約。
夕方までホテルでPCカタカタします。
ホテルの外観。
ここの1階にある食堂へランチに行ったんですが
シンプルターリー60ルピーと庶民的な価格で美味しいターリーを出してくれました。
夕方16時。
バスのピックアップ場所が駅前から離れていたので
リキシャを捕まえて行ってもらうことに。
が
このおっちゃん途中で
「無理。遠すぎる。そこのシェアリキシャーに乗り換えて。
あ,料金は40ルピーちょうだい。」
と職務放棄。
むちゃくちゃだなおい!!!笑笑
まだ半分も来てなかったので10ルピー渡して
シェアリキシャへ。
けど言われたシェアリキシャは目的地付近に行かないらしい。
おっちゃん適当すぎる!爆
仕方なくその辺にいた別のリキシャに乗り換え。
この兄ちゃんは目的地まで行ってくれたけど
よく地図を見たら5km以上あった。
たしかにノーマルリキシャで5kmはきついな・・・
おっちゃんがサジを投げたのも分かった。
ピックアップ場所は巨大なガソリンスタンド。
たしかに広い敷地とガソリンが補給できるからバスの始発地点としては理にかなってる。
デリーまで700ルピー。18時発~翌7時着予定。
車内は座席タイプだったけど
エアコン,電源付き,水とジュースとお菓子も出てきてなかなかサービス◎。
何より舗装された道ってこんなに快適なんだと実感しました。笑
******2019.8.23******
翌朝8時。
定刻1時間遅れでデリーのバスターミナルKashmere Gateへ到着。
ここからは電車で一気にアムリトサルへ!
徒歩圏内にあるDelhi Junction駅からちょうどいい電車がありそうだったので急いで向かいます。
が,電車はタッチの差で行ってしまった。。。
むむむ・・・
でもまだ諦めない。
より大きなNew Delhi駅から電車が出てる!
しかも
先月マナリへ行ったときには
New Delhi駅からKashmere Gateまでオートリキシャで150ルピー取られたけど
今回Kashwmere Gate徒歩圏内のDelhi Junction駅のそばからNew Delhi駅までメトロがあることに気付く。
New Delhi駅まで2駅で10ルピー。
コスパ的には断然こっち!
ただ,メトロ入口のセキュリティチェックが長蛇の列。
1人1人チェックしていくので結構時間かかります汗汗
他国のシステムに文句言うのはどうかと思いますが
インドって人が多いって分かってるのにそれに対応できてないアナログなオペレーションをよく見かけます。苦笑
New Delhi駅へ到着!
チケットなどもちろん取ってないので
ジェネラル一択で駅へ駆け込む!!
Unreserved Ticket(当日券)売り場は2階です。
「SECOND CLASS」
2等席に聞こえますが最下層です。笑
チケット売り場のおばちゃんに
「ここは当日券売り場よ!予約券はあっち!」
と間違えて来たと思われ
「いやその当日券を買いに来たんだ!」
といっても
「あっちあっち!」
となかなか取り合ってもらえない。
結局何回も「当日券が欲しいんだ!」と言い続けて
ようやく買うことができましたが
これが何を意味するか。
やっぱりジェネラルは旅行者が乗るもんじゃないんです。
が,今は先に進みたいので気にしない!
そして
想定通りのカオスな車内。
天井の扇風機の上に靴が置いてある。
インドにいると並大抵のことでは驚かない精神力を身に付けさせていただけます。
そんなジェネラルの車内もしばらく乗ってると席にありつけ
たまに回ってくる物売りから美味しいスナックを手に入れてやり過ごします。
むさくるしいし
椅子固いし
鼻の穴の中が真っ黒になるくらい空気悪いし
修行みたいな車内なんだけど
やっぱりインドの列車はどこか旅情を掻き立てられて嫌いになれない。
8時間かけてアムリトサルへ到着。
ここアムリトサルは
インドで生まれた比較的新しい宗教・シク教の聖地。
その中でも総本山である黄金寺院があまりにも綺麗!!!
と多くの旅人から絶賛されています。
しかも黄金寺院には外国人が無料で泊れる宿があるらしい!!
ということで寝床を探し求めてさっそく向かいます。
駅前から黄金寺院へはなんと無料のシャトルバスが出ています。
もう一度言います。
無料のシャトルバスです!!!
海外で,しかもインドで,
こんなホスピタリティ溢れるサービスを受けられるとは思ってもいませんでした。
もうすでにインドの他のまちとは違った何かを感じます。
バスは15分ほどで黄金寺院近くの通りへ。
黄金寺院の入口へ向かう通り。
黄金寺院を四方から囲む入口付近の建物。
もうインドじゃないねここは。
外国人無料宿は黄金寺院の南側
SHRI GURU RAMDAS JI NIWASという巡礼者向けの宿泊施設の中にあります。
四方を囲まれた中庭のような広場に出るんですが
その手前にONLY FOR FOREIGNER VISITORと書かれた看板があります。
受付でベッドの空きを確認してもらい
空いていれば帳簿に帰入してすぐチェックインできます。
満室の日も多いらしいんですがこの日は空いていて
一番大きな広間のベッドになりました。
この広間はベッドが10あって
他に4ベッドくらいの小部屋がいいくつかあります。
広間はエアコン付きで他の部屋はファン付き。
シャワールーム的なのはありますが
シャワーではなく水道の蛇口をひねってバケツにためてかぶるスタイル。
ちなみに水ではなくぬるーいお湯が出てきます。
汚いかと思いきや1日1回清掃が入っていて全体的に清潔に保たれています。
受付付近には冷たい飲み水が出るサーバも。
1人何泊までというのは明確に示されてなくて
チェックアウトは基本自分のタイミング。(何泊までいけるかわかりませんが)
と,正直無料にしてはびっくりするくらいのクオリティ!!!
同じタイミングでたまたま日本人の方もいて
ほっと安心して眠りにつきました。
興味は深まるばかりです。