【タジキスタン・パミール高原】アリチュール~パミールハイウェイ~東の拠点ムルガーブへ 2019.9.26
今日はアリチュールからパミールハイウェイを進み東の拠点の町・ムルガーブへ向かいます。
朝は体調を気遣ってくれたのかシンプルなお粥。笑
準備を整えて車に乗り込み出発!
ですが今日も救世主マサオさんの元へ旅人が。
この宿に泊まっていたイタリア人サイクリストが原因不明の体調不良で自転車を漕げる状態じゃないので乗せてくれないかとのこと。
マサオさんはホーログでこのサイクリストと会って面識があったようで二つ返事で承諾。
相変わらず仏のような人。
まぁ一番助けられているのは拾われて3日目の自分なんですどね。笑
で出発早々ガソリンが少なくなってきたらしく
運転手が村人に聞きながらガソリンが手に入る場所へ。
ちなみにガソリンスタンドなんてものはなく
ペットボトルを売ってもらうスタイル。
ガソリンて黄色く濁ってるものだと思うんですが
ここのガソリンは透明でサラサラ。
なんか別の脂じゃないかと疑ってしまいます。笑
そしてここの家ではちょうどヤクをシメるところみたいで
運転手が面白がって僕たちに来い来いとジェスチャー。
足を縛られ横たわるヤク。
この後動画や写真を撮りましたが
かなり生々しいので掲載は控えます汗
ヤクの体に対してそこまで大きくないナイフで首の頸動脈を裂くと一気に血が吹き出してタライの中にたまっていきます。
そして血がある程度出たら首を折って終了。
この間,捌く男性が何か同じ言葉を繰り返し唱えながらやっていて
命をいただくことへの感謝や畏敬の念を込めているのかその様子が印象的でした。
改めてムルガーブへ出発。
アリチュールからムルガーブまでは120km。
左右に広がる景色はひたすら平原と山で
素晴らしいパノラマなんですが
ワハーンを通ってくるとあっちの方が景色に彩りがあって
村や人や動物も見えたりして面白かったなぁと感じます。
ムルガーブには2時間ほどで到着。
ここでは村の人に聞いて一番オススメというPamer Hotelへ。
めっちゃ立派なホテル。
個人的にはローカルなホームステイに行きたいところでしたが
お世話になっているマサオさんがみんなで泊まって割引してもらおうというので
しばし快適ライフを満喫することに。
1泊朝食付きで20ドルのところ。
ツインなら1人15ドルでいいというので決定。
wifiがあるというのも魅力でしたが実際にはネットワークトラブルだのでほぼ使えず。
チェックインして一息ついたら
この後行く国のビザ申請の関係でコピー屋を探すついでにまち歩き。
ムルガーブはホーログと共にパミールハイウェイの拠点となるまちなので
それなりの規模を想像していたんですが
どちらかというと昨日いたアリチュールのように
広大な荒野に家が立ち並ぶ感じ。
まちの中心部には日干しレンガの家が目立ちます。
このまちで特徴的だったのがコンテナマーケット。
最初は運送業の荷捌き場所かなと思ってたんですが
歩くとコンテナが丸ごと店になっていて外にも商品が並べてあります。
ここも日用品が多く内陸の乾燥した荒野なので野菜や果物など農業は難しそう。
ここで村の人に聞いて教えてもらった看板のない食堂でランチ。
どこでもありそうなラグマンがなかったのでプロフ(ロシア料理のピラフ)。
23ソム(250円)
味は悪くなかったですが後から人に聞いた話だと
プロフは作り置きするので使ってる油が古かったりするとお腹を壊したりするらしいです。。。
そんな影響があったのか食後にトイレに行きたくなり
村の人に聞いて来たのが
穴を掘って上にドラム缶を置いているだけの開放感溢れるトイレ。笑
目当てのプリントショップも食堂と同じく看板やサインはなく
ローカルでないと分からない店がほとんどでした。
夜はマサオさんと昼に来た食堂へ再訪。
マントゥという肉まんみたいなやつと牛のスープ。33ソム(360円)
美味しくいただきましたが
食堂に行くと基本的に味が濃くてバリエーションがあんまりないので
毎日だと飽きそうです。苦笑
ワハーン回廊・パミール高原を巡る旅も終わり
次は北上してキルギスへ。そこからさらに中国を目指します!