【中国】再びタシュクルガン~カシュガルへ 2019.10.15
今日はさらに北上しカシュガルへ移動です!
カシュガル行きのバスは
北京時間の朝8時半からバスターミナルでチケット販売(当日のみ)
10時に出発
てことでターミナルのオープンに合わせてチェックアウトし向かいますが
外は真っ暗。
北京時間で8時でもまだ5時くらいの感じです。
パキスタンやインドと同じくらいの経度ですからね・・
北京とは合ってなさすぎます。
そしてターミナルに到着しましたが
誰もいないし開いてる気配もない・・・
何より寒すぎる。
これから一気に冬になってくんだろうなぁ。
このまま外でじっとしてられないので
近くに開いてた食堂へ逃げ込みます。
朝食に肉まんとお粥を。15元(230円)
相変わらず中華は味付けがドンピシャに合います。
食べ終わって再びターミナル前へ行くと
タクシーの客引きが現れ
「今日はバスは出ないぞ。カシュガルまで150元でどうだ」
と勧誘。
これは・・・
怪しすぎる。
そこに1人の中国人青年が現れ
タクシー運ちゃんの情報を共有していると
ちょうどターミナルの守衛さんぽい人が表に出てきたので青年が即確認
「大丈夫。バスは出るよ」
やっぱりタクシーの運ちゃんは真っ黒でした。
そうでもしないとなかなか客取れないんだろうなぁ。
そうこうしてるうちに人も集まってきて
9時ごろ門がオープン。
窓口でチケットを購入。65元(1000円)
バスはこちら。
ミニバスみたいな感じで座席のクオリティは◎です。
定刻通り10時に出発したバスは
例によっていくつもの公安のチェックポイントを挟み
例によって観光客で溢れかえる湖のほとりで休憩しながら
7時間でカシュガル中心部のターミナルへ到着しました。
今日はカシュガルで1泊。
2週間前に飛び込みで来て宿に入れず外で寝た苦い経験があるので
ネット環境が悪いパキスタンで頑張って宿を予約しました。
予約サイトに出てくるのはユースホステルか高級ホテルの2種類で選択肢もそこまで多くなく
ユースホステルもドミトリーで1000円以上するところしか選択できなかったんですが
バスで隣だった中国人バックパッカーの青年が使っていた中国版のホテル予約アプリでは30元(450円)くらいからユースホステルが色々あって
やはり外国人は極端に選択肢が少ないんだなぁと実感・・
予約した宿は市内中心部のMaitian Youth Hostel(麦田青年旅舎)
というところなんですが
maps.meで表示されている場所に行っても見当たらず
もう一度検索してみると少し離れた場所にもう1箇所表示され
違う方消してくれよ・・・
と思いながらも歩いて向かいます。
道中には国境越えでもろに影響を受けた建国70周年記念のオブジェがあったり
中国版オペラハウス?があったり
分かりにくいですが遠くに茶色の壁のウイグル族の住居(跡?)が見えたり
中国政府による都市開発の一端が垣間見えます。
地図に沿ってさらに進むと
大きな団地に入って行きます。
これまた怪しい・・・
で,やっぱりこんなところにユースホステルがあるはずもなく
2箇所目も外れ。
まいったな・・・
ひとまず商店や飲食店が立ち並ぶ賑やかな通りへ出よう。
そうして歩いていると
団地の中には市場があったり
軒先で麻雀してたり
少しカシュガルの人たちの日常が見られてこれはこれで面白い。
そして最初に向かった場所の近くまで戻ってきたところで
近くに公安がいたので困ったときのお巡りさんということで聞いてみます。
すると他の警官に聞いたりスマホで調べてくれたりして
中国版の地図アプリでmaps.meの場所より1km北に宿が表示されました。
1kmて!!爆
とりあえずお礼を言って北へ歩いていくと
あったーーーー!!!
もう本当勘弁してほしい・・・
自分の知る限りオフラインでまともに使える地図アプリはmaps.meしか知らないので使ってますが
本当精度が悪いのでモーレツに改善されるか
より精度の高いアプリの登場を切望します。
部屋はドミトリー78元(1170円)で
wifiあり
ホットシャワーあり
部屋もベッドも広くて清潔です。
ひと息ついたら夕飯を食べに外へ。
すんごい量のリンゴが積んであるなぁとよく見ていると
全部ザクロでした。
道端で大人気の串焼き屋を発見!
種類も豊富です。
美味しそうなのでいくつか注文。
見た目はもうめちゃくちゃですが笑
何かのレバー
はんぺん
シイタケ
目玉焼き
の串とパン
赤い粉とタレを何重にも付けて焼き上げていて見た目めちゃくちゃ辛そうなんですが
これが意外と辛すぎず具材とマッチしてて激うま。
これ日本の夜店で出しても売れそうです。
串4本とパン1枚で10元(150円)
それからデパートの地下にあるスーパーへ。
スーパーマーケット=超市
漢字表記は分かりやすいです。笑
物価はモノによるって感じで
野菜や果物は日本より少し安く
お菓子や日用品は日本と変わらないくい
ただ品揃えはすごく良くて
歯ブラシやシャンプーなど日用品は良いやつを買い揃えられました。
あとは
久々のビール!
中瓶が4元(60円)で売ってたので何の迷いもなく買いました。笑
明日は再び国境越えで3週間ぶりにキルギスへ入ります!
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カシュガルは街自体は都市化していて便利に感じた一方で
もともとこの地のマジョリティだったウイグル族と後から入植してきた漢民族は「共存」しているのか?
中国政府のウイグル族への対応について良くないニュースも耳にしますが実態はどうなのか?
そういうところも見たかったんですが
今回のわずかな滞在では分かりませんでした。
ただ,綺麗に整備され順調に発展しているように見える街と
そこを行き交う人たちの表情やエネルギーがどうも噛み合ってない気がして違和感がありました。
もう少し時間をかけて踏み込んでいけば
というのはありますがおそらく無理です。
ジャーナリストの人たちもすぐに公安に目を付けられて妨害を受けたり場合によっては拘束されたりという話も聞きます。
旅行者が観光スポット以外の場所をウロチョロして地元の人たちに話を聞いたりしていたら一瞬で嗅ぎつけられてしまう。
街を歩いていても公安と監視カメラの数は凄まじく
下手に興味本位で動き回らない方が良いと直感的に思いました。
実際に来たからこそ感じられたことがありましたが
旅で出来ることには限界があるなぁとも感じ
振り返ると複雑な気分になりました。