【サウジアラビア・リヤド】開発が続くアラビア半島最大都市 2020.2.9~10
*****2020.2.9******
今日はリヤドのまちを散策!
とりあえず小腹を満たしに宿近くでレストランを探します。
宿がある辺りは出稼ぎ労働者が多く暮らすエリア。
ホバールでインド人のダヴードから聞いたとおりインド,パキスタン,フィリピン人が多いようで
この辺りにはインド料理やパキスタン料理屋が多くあります。
そしてここにきてフィリピン人に間違われる笑フィリピン顔ではないと思うんですが
こっちの人からしたら極東の民族なんてみんな同じに見えるんでしょうね。
本当にアラビアレストランがないので笑
パキスタン料理店に入ってビリヤニとカレーを。13リアル(390円)
なんだかんだアジアの料理は体に合ってるのか落ち着きます。
小腹を満たしたところで
旧市街にあるマスマク城へ。
ここは1902年に後のサウジアラビア王国初代国王となるイブン・サウードがリヤドの実権を握っていたラシード家から奪還した城砦。
これにより後に「サウード家によるアラビアの王国」=サウジアラビア王国が誕生することになる
というこの国の歴史を語る上で外せない場所といえます。
中は現在博物館として公開されていて外国人でも自由に見学できます。
王家の戦いの歴史やアラビア半島の勢力争い、マスマク城を取り巻く旧市街のかつての生活の様子が紹介されていて
英語説明も充実、写真や図も多いので見学しやすい施設でした。
城の外にはイスに座ってお茶を飲みながらのんびりしている人がポツポツといますが
人はほとんどいません。
というのもこの日は日曜日。
イスラム国家では金曜と日曜が休日で
ほとんどの店が完全に閉まってしまいます。
ショッピングモールも例外ではありません。
唯一、サウジでメジャーなチェーンのLULUというモール(日本でいうとイオンみたいな感じ?)は開いていましたが
こちらは空きテナントが多くてまた別の哀愁が漂う感じでした。
大手チェーンと聞いてたんですが経営は厳しいのか…
その後もウロウロして見ますが散歩している人がちらほらいるくらいで
人よりハトの方が多い。笑
さらに
まちの至るところで工事しまくっていて迂回路,通行止めだらけ。
これは首都リヤドにメトロを開通させるプロジェクトで
総工費170億ユーロ(2兆3000億円)という国家規模の事業。
これ実は2019年に開業予定だったらしいんですが
市内の至るところでこんな状況なのでまだまだ道半ばという感じに見えます。
ということで歩きにくいし店は開いてないしで八方塞がり。
てことで
たまたま見つけた公園で昼寝。
エリアによるんだと思いますが
旧市街まわりはそんなに高層ビルがバンバン建っている都会的な感じではなく
まちなかでもどこかのんびりした雰囲気があります。
しばらく昼寝して夕方になってきたところで
なんだかちょっと不完全燃焼感。
ということで
旧市街より北のエリアにあるキングダムタワーへ!
このタワーは99階にある展望デッキからリヤドのまちが一望できるらしい。
せっかくサウジ一の都会に来たので行ってみよう!
脆弱な公共交通の中でなんとか調べていけそうだったのが
これまでも使った大手バス会社SAPTCOが運営する市バス。
赤い車体が特徴でなんとか乗り場を見つけて乗車。
SAPTCOのホームページから路線図を発見してタワーに向かう路線のバスに乗れました。
バスは5リアル(150円)でカードを購入して
以降は現金をチャージしていきます。(チャージは5リアルから)
1回3.15リアル(95円)
バスはキングダムタワーの真ん前で止まってくれます。
これがキングダムタワー!
さっそく中へ。
下の階はショッピングモールのようになっていて
日曜でも店は開いていますが
旧市街の雰囲気とは違って高級感がプンプン漂っています。
お客さんの雰囲気も明らかに富裕層。
サンダルで来たのを後悔しました。笑
展望デッキのある99階へは「SKY BRIDGDE」とあるここからエレベーターで。
料金は63リアル(1900円)
展望デッキは名前の通り橋のようになっていて
両側から景色を見ることができます。
そしてその景色がこちら!
高層ビルが立ち並ぶエリアは少ないですがかなり遠くまで建物がびっしりあって市域の広さがわかります。
反対側はまだこれから開発中といった感じ。
そしてちょうど夕暮れ時に来たので段々と夜になり明かりが灯っていく様子がよく見えます。
砂漠の国サウジアラビアで夜景を見るとは
なかなかない経験ができました。
またバスで戻ってきて宿の近くで夕食。
またもアラブではなくパキスタンで食べた気がするレバー炒め。
いや味に間違いはないんですけどね。笑
12リアル(360円)とやはり労働者価格になっている様子。
******2020.2.10******
翌日。
滞在日数が嵩むと家計をかなり圧迫するのでリヤドを離れ
紅海沿岸のまちジェッダへ移動することに。
ダンマームからのバスが到着した郊外のSAPTCOターミナルへ行きます。
リヤドに到着した日は夜でバスが捕まりにくかったですが
今日は昼間なので路線図を見て9番のバスで向かいます。
この路線は終点がバスターミナルで目の前に止まるという優秀ぶり。
ジェッダまでは12時間かかるので夜行バスに。
チケットは185リアル(5550円)
ぐ,た,高い・・・
まぁ1000km近くあるので仕方ないですが。。
イランのバスとかを経験してしまうとどうも割高感が拭えません笑
出発までターミナルで日記を書いたり調べものをしたり。
20時に出発。
このバスさすが値段だけあって
席も広々,コンセント,wifi,そしてトイレ付きというハイスペックぶり。
しっかり駆使させてもらい眠りに付きました。