【トルクメニスタン・アシガバート②】リアルシムシティ!独創的な白亜の大都市を巡る。2019.11.27
トランジットビザ4/5日目。
1日動き回れるのは実質今日が最後なので
アシガバート市内を回ってみようと思います!
アシガバートには大統領の好みでシムシティ張りにやりたい放題つくったまちで奇抜な建築がたくさんあります。
それぞれのスポットが離れているのでタクシーをチャーターして回るのが効率良いのですが
まちも歩きたいのでバスを使いながら回ってみます。
まずはおなじみバスターミナルへ。
16番のバスでベルゼンギというエリアへ。
まちなかは緑の屋根が特徴的な住居が目立ちましたが
オフィスビルもデパートも街灯もガードレールもバス停も電話ボックスも
アシガバートのまちは「白」で統一されています。
さらにベルゼンギは大理石で出来たビルが立ち並ぶインパクト抜群のエリア。
バス停下りた瞬間にこの景色です。
目がチカチカする・・笑
それからこのマンションが立ち並ぶ通りの反対側に巨大な独立記念公園があり
その中に「独立記念碑」があります。
もうちょっと見えてますが。
これは時の大統領でしょうか,いやー,誇らしげですね。
これが独立記念碑。
デザインがなんというか。。。
別角度から。
新たに3人の偉人を発見しました。
記念碑の前では兵士が行進の訓練をしていました。
写真撮ると注意されたのですぐ立ち退きましたが・・
記念碑も撮影するなとのこと。
観光客はガイド付けないと回らせないという国なのでこういう対応も当然といえば当然か。
逆にトランジットビザを5日間も認めているのが奇跡に思えます。
お次は6kmほど西にある「中立のアーチ」へ。
バス停からバス(42番)に乗り2kmほど距離を縮めてそこから徒歩。
バスの路線が分からないので基本的に大きな分岐点がない直線移動のみバスを使います。
しかし街灯から電話ボックスまで見事に悪趣・・もとい独創的なデザインで見事に統一されています。
こんな感じで手作業で日々メンテナンスしているんですね。。
途中に通った大きな交差点には全ての角に巨大なビル(ホテル?)が立っている珍しい造り。
この交差点を南に進んでいくとまたまた独創的なモニュメントが現れます。
これが「中立のアーチ」
誰も利用していませんでしたが足のところにエレベーターも備えられてます。
トルクメニスタンが永世中立国であることを記念したこのモニュメント。
最初はまちの中心部にあったらしいんですが10kmほど南の現在の場所に移転させたらしいです。
こんなデカいのを造った上に移転させるとは・・・
「んー,やっぱこれこっちに動かそっと」
というリアルシムシティプレイヤーの大統領の声が聞こえてきそうです。
ちなみに永世中立国といえばスイスなどが浮かびますが
国連で正式に認められているのはトルクメニスタンだけ。
昔から地図が好きだったので国名も位置も知ってはいましたが
スタンが付く国はどこも似たり寄ったりだと思っていたイメージは中央アジアに入って徐々に崩れこの国で完全にぶち壊されました。
さて,続いては「Ferris Wheel」
中立のアーチからは直線距離でバスがないので3kmほど歩いてバス停へ。
途中でまた謎のモニュメントを発見しましたが段々モニュメント疲れしてきてサラっと流します。笑
2kmほどバスで横移動して到着。
これが「Ferris Wheel」
これなんと・・
世界最大の屋内観覧車!!
・・・もはや理解不能です。
遊園地にあってカップルやファミリーに人気の定番観覧車。
ですがここは見た感じ人の気配もなく(どのスポットにもいえますが)異質な雰囲気です。
しかもこの辺りは官公庁が集まるエリアで
オフィスビルが立ち並ぶ通りにこの観覧車だけがポツンとあって立地も意味不明。
一度大統領の解説付きでまち歩きしてみたいですね。。。
最後は「Wedding Palace」
ここの移動が一番読めなかったところですが57番バスがうまく目的地近くの道を通ってくれました。
丘の上に向かって歩きます。
そして目的のスポット「Wedding Palace」がこちら。
これは名前そのままに結婚式場。
この建物は八芳星が特徴的で
なんと世界最大のハ芳星の建造物らしいです。
トルクメニスタンが誇る世界最大シリーズは他に誰もやろうと思わないから成り立つんじゃないか?
と身も蓋もない言葉が浮かんでしまいますが
無事に出国したいので軽々しく口に出すことは控えます。
さて,そろそろ奇抜なモニュメント疲れがピークに達しつつありますが
この結婚式場がある丘は眺めが抜群。
砂漠の国の白亜の大都市をパノラマビューで堪能できます。
いやー大満足ですね!笑
これでアシガバート巡りは終了。
バス停へ戻りターミナルへ。
この白亜の都市を歩くのが99%民族衣装に身を包んだ女性たちという一見ミスマッチな絵面。
広範囲をバスと徒歩だけで回ったので時間がかかり
バスターミナルに戻ると夕方に。
一度行ったロシアンバザールの地下にある食堂で夕飯にします。
地下には何軒か食堂が並んでいるのでそんなに長居出来ない国ですがその気になれば毎食色々試せそうです。
ロシア語とトルクメン語のメニュー。
難解極まりないですが読み取れるラグマン(45円)とシャシリク(90円)を。
トルクメンのラグマンはなんと細麺に。
コシのある太麺じゃなくなった。。。
中央アジア最後のラグマンでしたがこれはショッキング。
もう1回来なさいってことか。。
シャシリクは相変わらず激うまでした。
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これまで後発国だった国でも急速に近代化が進み
金太郎飴のように均一な都市が増えている世界にあって
なかなか見られない強烈な個性を放つ都市・アシガバート。
その方向性にシンパシーを感じるかどうかは別にして(笑)
大統領の発想とそれを実現させてしまう強力なリーダーシップには脱帽です。
それでは,最後は夕暮れ間際にチラ見したアシガハートモニュメントでお別れです。
もうしばらくモニュメントいらない。