【トルクメニスタン~イラン】経済制裁下のあの国へ。アシガバート~マシュハド 2019.11.28
トランジットビザ最終日。
今日はアシガバートからイランへ陸路で国境を越えます!
まずは何度も行ったバスターミナルへ。
★9:15
バスターミナルから16番バス(ベルゼンギ行き)に乗って出発
★9:55
市街地を抜けまわりに何もないバス停で下車
道端にシェアタクシーが待機してるのでイランに行きたいと伝えて国境まで乗せてもらいます。
言い値20マナト→手持ちの15マナトで決着
6kmしかないのに異常に高いです。
★10:00
ひとつ目の国境到着
トルクメ人の行列が出来てますが外国人は優先的にゲートを通してくれてパスポートチェックされて待機。
★10:30
イミグレのある国境まで30km移動するバス到着
ここも先にゲートを抜けていたので1番にバスに乗れます。
その後トルクメ人が大勢乗ってきて乗車率200%に。
★10:35
イミグレ行きバス出発
イランとトルクメニスタンの間には山脈があり,ひたすら山道を進んでいきます。
★11:20
イミグレ到着
バスは無料と聞いていましたが10マナト必要で手持ちのマナトを使い切ったのでドル払い汗
公定レートなので2ドル取られました。。
イミグレは大混雑ですが優先的に税関申告書も職員が代わりに書いてくれます。
聞かれたのは手持ちの現金(ドル,マナト)のみ。
スムーズに出国スタンプをもらいイランイミグレへ。
審査官が来るまで少し待ちます。
トルクメ人はみんなカウンターにパスポートを並べていき
審査官も置かれた順に審査していくので早めにパスポートを置いておくと早いです。
質疑応答もなく一瞬で入国スタンプゲット。
その後荷物検査(X線のみ),手の指紋を紙に取られ終了。
さて,ここからは230km離れたマシュハドという街を目指します。
イミグレを出るとタクシーが待ち構えていますが1人だと20ドルとかかなり割高になると聞いていたため
近くの町まで移動してそこからバスを探そうと思いましたが・・・
タクシーの客引きだけじゃなくトルクメのおばちゃんたちに聞いてもマシュハドまではタクシーしかないとのこと。
そこでちょうどマシュハドまで行くというトルクメ人親子が
「シェアする?」
と提案してくれたので乗っかることに。1人6ドル。
イミグレの建物にタクシーのオフィスがあり,ここでパスポートを渡して料金支払い。
両替も出来て闇レートで1ドル=110000リエルでした。
イランの闇レートも公定レートとかなり開きがあって変動も激しいようです。
ちなみに
またイランではVISAやMASTERのクレカが使えないのでATMでのキャッシングは不可。
事前に必要なドルを準備して少しずつ両替していくスタイルです。
★イラン時間11:00(トルクメ-1.5時間)
シェアタクシー出発
広い大地を爆走します。
途中でティーブレイク。
出た!ペルシア文字です。
キリル文字は慣れてくるといくらか解読できるようになりましたが
このミミズ文字には1ミリも可能性を感じません。笑
ちなみに同じミミズで有名なアラビア文字とは違うらしいです。
・・・どこが違うんだろう。
タクシーをシェアした親子はトルクメニスタンのマリから旅行でマシュハドへ行くところなんだとか。
トルクメニスタンは閉ざされた国というイメージでしたが国外に旅行に出かけたりできるんですね。
息子のマルグ君が英語を勉強中ということでGoogle翻訳も使いながらおしゃべり。
将来は弁護士になりたいそうで勉強熱心なのが伝わってきます。
★15:30
マシュハド市内到着
ここでそれぞれのホテルに送ってもらおうとしましたが
ドライバーが
「目的地は一箇所だ。2箇所行くなら追加で50000トマン(約5ドル)だ」
と仰天発言。
ここまでで6ドルなのにホテルに送ってもらうのにもう5ドルって、、、
あり得ない!と言ってると40000,30000とちょっとずつ値を下げてきますが
性根が気に入らなかったので親子が泊まるホテルで一緒に下りて別のタクシーをつかまえることにします。
タクシーを下りるとお母さんが
「ホテルのオーナーにタクシーのこと聞いてあげるからおいで」
と言ってくれたので付いていきオーナーの息子さんがホテルまで送ってくれることに。
なんて優しいんだ。。。
さらにまぁ座りなさいと親子が泊まる部屋に招かれチャイをご馳走に。
さらにどこからともなく親子の親戚が現れ大家族の団らんに混ぜていただきます。
牛肉が入ったトルクメスタイルのナン
鶏のソーセージ
煮込んだ牛肉を脂で固めたやつ
どれもトルクメで口にしてなかったものばかりで美味い!
日本に行きたいと言ってくれたマルグ君とは連絡先を交換してお別れ。
まさかイランでトルクメニスタン人のおもてなしを受けるとは。
なかなか貴重な体験になりました。
その後ホテルまで送ってくれたオーナーの息子さんはトルクメ系イラン人。
見た目は完全にイラン人だけどトルクメ家族と流暢なトルクメン語で会話してたのはそういうことか。
宿はvallis homestay
ドミトリー朝食付き10ドルとウズベク並みですが安宿が少ないイランではリーズナブルな料金。
オーナーのバリさんは英語がペラペラで質問すると色んな現地情報を丁寧に教えてくれてsimカードの調達にも同行してくれました。
simカードは10GBで83000トマン(820円)
実はイランでは経済制裁の影響から最近ガソリンが3倍に値上げされ
それに反発した一部の民衆が反政府デモ(という名の暴動)を起こしたばかり。
その影響もあってインターネットが全て遮断されているという情報があり覚悟はしていましたが
今は復旧しているようでひと安心です。