みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【アゼルバイジャン・バクー①】コーカサス随一の大都会へ 2019.12.24

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AM6:40

夜行バスはアゼルバイジャン国境のまち・アスタラに到着。

路上で下ろされます。

 

外は薄暗くテヘランよりさらに寒い。

 

ここから国境までは少し距離があるのでタクシーを拾おうとしていると

同じバスに乗っていたアゼル人パッカー2人組がこれから首都バクーに帰るというのでタクシーをシェア!

 

しかも

国境に車があるから乗せていってあげるよ!」

と言ってくれてラッキー!!!

 

このアスタラ→バクー間の移動は情報が少なくバスや電車もあるとかないとか

タクシーが確実だけどかなりふっかけられるとか

不安なところだったんですが地元民の車に乗れるなんてこれほど安心なことはない!

 

ありがたやありがたや。

 

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そしてイミグレの建物に入ったのは6:50。

この国境は人の往来が激しく並ばない行列ができてバーゲンセール状態になるらしく

アゼルパッカーも早めに行かないとやばいと急ぎ足。

 

窓口には早々と着いたものの審査官がまだ現れず7時過ぎに審査官が登場。

すると待っていた人が一斉に審査官の前に押し寄せます。

特におばちゃんたちが凄くて横入りは当たり前。

まだ人が20人くらいしかいなかったから良かったけど確かにバーゲンセール。

 

審査自体はアゼル側でスタンプもらうのに少し手間取ったものの割とスムーズ。

 

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国境は川で橋を越えて。

 

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アゼルバイジャン入国!

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そこから2人の車に同乗させてもらいます。

 

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途中でティータイム。

 

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アゼルは茶の栽培が盛んで特に国境のアスタラ辺りは有名らしいです。

ただアスタラのは高級なのでアゼル人は普段飲まないようですが。。

 

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アスタラーバクー間の道のりは今年新しいハイウェイができて快適。

それまでは片側1車線の荒い道だったらしいです。

後で調べるとロシアとイランの間での交易を円滑にする目的があるようで両国の支援が入っているそうです。

 

車内で話していると2人は友人でありビジネスパートナー。

1ヶ月前に共同でバクー市内にマウンテンショップをオープンさせたんだとか。

アゼルバイジャンコーカサスの山々をはじめとする豊かな自然が魅力で国内の登山熱も高まっているらしいんですが

アイテムを買える店がほとんどなくみんなオンラインで購入するそう。

でもオンラインだと届くまでに1ヶ月2ヶ月かかることもあるらしくそこに目を付けて今回実店舗を構えることにしたんだとか。

 

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てことでバクーに到着すると彼らのショップを見せてもらいます。

 

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スタートアップしたばかりでかなりこじんまりとしていますが

試験的に始めているので様子を見ながらスペースや品揃えの拡大を検討する予定だそうです。

ショップを運営しつつ元々の会社でも働いていたり生き方がしなやか

 

その後今日予約している宿がすぐ近くだったので歩いて宿へ。

彼らは宿まで案内してくれてバクーの情報も色々教えてくれて

めっちゃいい男たちに出会えました。

 

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今日の宿はAmsterdam hostel。

 

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ドミトリー1泊2.7ドル(300円)

洗濯機が無料なのとwifiが速いのが嬉しい。

 

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ちなみにアゼルバイジャンの通貨はマナト。

現在1マナト=64円です。

 

身の回りの整理をしてから外へ。 

どこかで打つ必要があるA型肝炎の予防接種(2回目)を受けようと市内の総合病院へ向かいます。

 

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宿のある中心部はもはやヨーロッパの街並みですが

 

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同じ中心部でも少しエリアが外れると年季の入った建物や路地が現れ雰囲気が変わります。

 

そして病院に着くと今日はワクチンの在庫がないので明日再度問い合わせてほしいと言われ出直し。

 

それからちょうど夕暮れ時になったので病院の近くにあったバクー中心部が一望できるhighland parkへ。

 

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イスラムシーア派が主流と言われる国らしく立派なモスクがあります。

 

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弓形のカスピ海沿岸に建物が密集するバクーの街並み。

スモッグなのか霞んでいて遠くまでは見えません。

 

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そしてここからカスピ海と反対側にはバクーのシンボルflame towerが見えます。

 

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アゼルバイジャン「火の国」という意味でイランでも触れたゾロアスター教が盛んだった地域らしく

このタワーもゾロアスター教で神聖なものとされる炎をイメージしたデザインになっていて

夜になると炎や国旗など色んな表情を見せてくれます。

 

なかなか見応えがありますがこの公園高台にあって風が強くかなり冷えこむので麓へ下りることに。

 

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まちなかに戻ってくるとこちらもライトアップされた完全にヨーロッパ調の美しい街並みが広がっています。

 

そしてこの日はクリスマスイブ。

 

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イスラム教国と聞いてましたがイランとはだいぶ事情が違うようでクリスマスツリーもサンタもバンバン見かけます。

 

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公園ではクリスマスマーケットも!

 

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まぁ日本も仏教国といいながらクリスマスは盛大に祝うし人のことは言えないです。

 

が,ここアゼルのクリスマス。

実は根本的に認識が大きく間違っていたことが分かるんですがそれは翌日の話。

 

とりあえず1人でまちを歩くには華やかすぎるのでアゼルパッカーに教えてもらったビアパブに逃げ込みます。笑

 

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長くイランに居たのでほぼ1ヶ月ぶりのビール!!!

 

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劇的に美味すぎて泣きそうです。

 

アゼル産ビールは2種類。

オーソドックスなラガーのXIRDARAN

フルーティーさもあるピルスナーのSTARAPLRAGA

 

どちらもドラフトで1.7マナト(110円)と激安です。

 

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つまみにソーセージとフレンチフライ4マナト(260円)を頼んで安さにかまけてビールもおかわり。

 

久々のビールにすっかり満足して宿に帰りほろ酔い気分でグッスリ寝れました。