【イラン】ヒッチハイクで出会いの連続!チャバハール~ザラバード 2019.12.18
今日はチャバハールを離れて650kmほど西にある港湾都市バンダル・アッバースを目指します!
この間は電車やバスがなく
また途中に寄りたいスポットもあったのでヒッチハイクで刻んで行くことに。
まずはチャバハールから西へ向かう車を捕まえるためタクシーで郊外のショッピングモールエリアまで行きます。
それからどこでヒッチハイクをしようかとのこのこ歩いていると
ものの1分もしない内に1台の車が止まり乗せてくれることに!
幸先良いスタート!
快調に飛ばして行きます。(これは別の車)
ただその車は50kmほど進んだコナラクというまちに住む方で
これはまたすぐヒッチ再開だなと思っていると「うちでメシ食っていきな」
と自宅に招待してくれました。
本当イラン人のみなさんのホスピタリティの高さには毎回驚愕です。
ありがとうございます!
コナラクもまた海沿いのまち。
幼稚園に通う息子さんを迎えに行くというお父さんのバイクに乗せてもらいまちを走ります。
海岸へ行くと漁師のみなさんが網にかかった魚を取っていました。
どうやらカニが獲れるようですね。
船がその辺に転がってたりなかなかフリーダムな雰囲気。
その後息子さんを連れて帰宅。
ランチはお母さんお手製のビリヤニと焼き魚。
めちゃくちゃ美味い!!!
イランてレストランよりも家庭料理の方がなんかめちゃくちゃ美味しいんです。
元気いっぱいの子どもたちとも戯れて充電完了!
ありがとうございましたー!
さて,ここからさらに西を目指します!
お父さんがここでヒッチしたらいいよ!
と交通量の多い大きな通りまで連れて行ってくれてヒッチ再開。
バンダル・アッバースまで600km。
と
15分ほどすると1台の車が止まってくれ
仕事帰りだというおじさん2人のトラックの荷台に乗せてもらいます!
そばにいた運転免許講習の帰りだという3人の若者も一緒に乗って出発。
車は快調に飛ばしていき
3人が順番に下りていくと荷台で横になって爆睡。
イランの片田舎でトラックの荷台に乗って移動する日が来るとは
小さい頃の自分は想像もしてなかったけど,人生は面白いもんです。
ちなみにこのとき残金2500トマン(25円)
水1本がギリギリ買える程度の小銭しか持たず田舎でヒッチハイク。
なかなか神経図太くなってきました。笑
ただ快調に飛ばしていた車ですが
途中でエンジントラブルがあったりして徐々にスピードが落ちていき
コナラクから130km進んだザラバードという町に着いたところで夕方になってしまいました。
ただ,ここは途中で立ち寄りたかったスポットのすぐ近く。
ここまで来れただけでも良しとしよう
と思っていると
ドライバーのおじさんが
「今日はもう遅い。すぐそこに俺が住んでる家があるから泊まっていきなよ。この町にはホテルはないから」
と言ってくれました!
え?!いいんですか?!
今晩の寝床も確保できて
明日は行きたかったスポットにすぐアクセスできる!
というか最寄りの町に住んでるドライバーの車に拾ってもらえるなんて奇跡だ。。
おまけに食べろ食べろと露店の焼き鳥をご馳走してくれました。。
それから彼が暮らすアパートの1室へ。
彼は他のまちから出稼ぎに来ていて
この部屋は同じように出稼ぎで来ている男たちが暮らす男子寮みたいになっているところでした。
伝統の楽器を弾いて歌い出す男。
増える。笑
働く男たちの陽気な姿にこっちも楽しくなります。
夜は豆のスープに大盛りライスで完全に男子飯。
さっきケバブを食べさせてもらったばかりですが
ここでも「遠慮するな!食え食え!」
と腹はち切れるくらい食べさせてもらいました。
人との出会いで前に進んでいく旅路。
インターネットがなかったかつての旅人たちはきっと毎日こんな感じで旅していたんだろうなぁ。
しばし古き良き時代の旅を満喫することにして
明日は立ち寄りたかったスポットへ。
そして目的地のバンダル・アッバースを目指します!