【イラン・チャバハール②】絶景ロードにハプニング続きのキャンプ 2019.12.15~16
******2019.12.15******
今日は昨日出会ったカウチメンバーとキャンプに出かけます!
向かうのはチャバハールから東のパキスタン国境に向かうエリア。
この辺りは絶景ポイントがたくさんあるみたいです。
みんなでレンタカーを借りて乗り込んでまず立ち寄ったのは
海岸線が望める丘。
このあたりの海岸線はこのとおり断崖絶壁が何キロも続く大迫力の景色。
これだけでもうなかなかのものです。
続いては森の中へ入っていってこの大木。
野生の動物も顔を覗かせてくれます。
かと思ったら今度は草木も生えない白い岩と大地。
Martian Mountains(火星の山)と呼ばれているらしいです。
途中にはお土産屋なんかもあって
この辺りの女性が着ている民族衣装。
お母さんが撮っていいっていうので撮らせてもらったけど
ちょっと怖がらせちゃったかな。。
実に表情豊かな自然が広がるこのエリアですが
本日一番のハイライトはここ。
一見何もなさそうですが進んでいくと・・・
この景色!!!
ここはべリス(Beris)という港。
絶壁に囲まれた湾の中に無数の船が浮かぶこの景観はなかなかのものです。
また水の色もなかなか見ない色でめちゃくちゃ綺麗です。
足をプルプルさせながら頑張って記念撮影。
というのも分かりにくいですが
かなーーりの断崖絶壁なんです。
結婚式の前撮りをするカップルの姿も。
壮大な世界観。。
それからさらに進み
海を渡ればパキスタンという東の果てまでやってきました。
ここではみんなでボートに乗ってイルカウォッチング。
なかなかカメラに収めるのは難しいですが結構見れて盛り上がり
マングローブが広がるエリアもあって貝殻のビーチを見たり飛び跳ねる魚を見たり。
岸に戻ると漁師さんたちが魚を水揚げしていて見せてもらうと
日本でもお馴染みのタチウオ。
マングローブとイルカの海にタチウオがいるんだ。笑
そこから少し戻ってパサ・バンダルという港へ。
ここの魚市場で本日の夕食を仕入れます。
なんだか特徴のない魚が多かったですが
それよりも廃棄される魚が多すぎることに僕とヴォルガンはびっくりしました。
たしかに傷が入ったり一部欠けてるところもありますが
食用としては全然いけそうなのに。。。
ここで謎の魚を入手して今夜のキャンプ地へ移動。
そこは今日立ち寄った白い大地が広がるスポットでした。
ここは火を焚く設備があるので魚を焼いたり他の料理をつくったり。
といってもアミンハウスのメンバーが全てやってくれてるんですが。笑
イラン料理の勝手を知らない外国人が手伝っても足手まといになるだけなので
ここは有り難く甘えさせてもらい
夕日が綺麗に見えたので近くを散歩。
ちょうど食事中のラクダに出会いました。
海がすぐそこなのに砂漠のど真ん中にいるかのような不思議な景色です。
キャンプ地へ戻ると夕飯が出来上がり
定番のゴルメサブズィ!
と
焼き魚!!
料理はいたってシンプルなものですがキャンプで食べるご飯てなんでこんなに美味しいんだろう。
そして何回でもお礼させてもらいますが
イラン人のみなさんありがとうございます。
さて,たらふく食べさせてもらい今夜はここでおやすみなさい、、、
といきたかったんですが
ここで地元のおじいさんが登場して
「ここは危険だからキャンプするな」
と忠告。
メンバーによると
これは単にここに居ついてるおじいさんが他の人を泊まらせたくないだけらしいんですが
結構しつこく言ってくるので移動することに。
といっても実は今日借りていたレンタカーはすでに返却済み。
移動手段がないのでヒッチハイクをすることに。
回りには白い大地と海しかなさそうですが夜にこんなところを通る車があるのか…?
とひとり不安になりながら大通り沿いに出てみんなで立っていると
10分くらいして現れた1台目の車が即乗せてくれることに!!
ミラクルすぎる笑
今は6人いますが荷台が広いので全員乗れます。
ただ,みんな魚用の水槽の中に座ることになりましたが笑
そして車は夜の海沿いの道を爆走!
猛烈な風とGで気分はジェットコースター
みんな無駄にテンションがあがって叫びまくります笑
ふと海の方を見ると昼間は見えなかったたくさんの船の灯りがチカチカと海面を照らしていて
まるで星空を見ているような素敵な景色でした。
それから目指すビーチの近くの漁港で下ろしてもらいます。
が、漁港を管理する詰所の人に
「この辺りは危ないからキャンプするな」
と言われます。
あれ?もしかしたらさっきのおじいさんも善意の警告だったのか?
実はこのチャバハールがあるバルチスタン州は
外務省の安全情報で危険度3で治安が良くないとされているエリア。(チャバハール市内はレベル2)
特にパキスタンとの国境近くには武装勢力がいるらしくこの辺りも夜間は特に危ないそうです。
ということでタクシーを呼んでもらいチャバハール市内へ戻り
もはや定番となった例のビーチへ。
今日も人がたくさんいます。
ここまで帰ってきたらもはや家に帰ればいいんじゃないかとも思いますが
今夜のキャンプ地はこのビーチで決定!笑
テントを張ってのんびり散歩したり音楽をきいて空を見上げたり。
これはこれで良い時間でした。
******2019.12.16******
翌朝。
今日も快晴です。
気持ち良いので海岸を散歩。
釣りをするおじさんや
おじさんが釣る魚を待つ猫。
いつも瀬戸内海を見ている僕からすると波が荒く感じるオマーン湾ですが
海沿いにはのどかな時間が流れています。
全員起きるとテントをたたんでアミンハウスへ。
ここで朝食タイム。
何度でも言います。
イラン人のみなさま、本当にありがとうございます。
それから連日屋外で遅くまで遊びっぱなしで疲れたのか僕もヴォルガンも爆睡。
気付いたら夕方近くになっていたので
とりあえずアミンハウスを出てぶらぶら。
アイスクリーム屋に寄ったり。
これはピスタチオサフラン。
イランの特産品を詰め込んだ美味しいアイスでした。
それから部屋を借りさせてもらっているホストのアクラムに会いに行って
帰りにパン屋で買い出し。
こんなドデカいパンが20円です。
根城に戻ってブログ書いたりしていると
夜10時ごろにアミンハウスメンバーから連絡が入り
また例のビーチへ行くことに。
どんだけ好きなの笑
ビーチの近くにはテント張りの巨大なマーケットがあって色んな屋台がずらり。
イランのお家は広くて大きな家具を置きまくります。
いや,これはさすがに・・笑
イランの自慢の特産ザクロのジュース
日本でもありそうな型の電球カバーがたくさん。
絨毯も健在。
これだけ単価がやばそう。
お菓子もたくさんあって
これはラバシャックという羊羹みたいなお菓子。
酸味がかなり強くて僕には口に合いませんでした。
これはバスロというきなこ餅のような柔らかい食感のお菓子。
これでもかと砂糖を使ってます。
名前を忘れましたが豆餅みたいなお菓子。
これが1番しっくりきました。笑
それから海辺を散歩したりチャイハナに行ったりして帰宅。
帰るときも大雨が降ってきたから帰ろうとなっただけで
何もなければ朝までいってたんじゃないかと思うほどイラン人のアウトドア好きは筋金入りです。笑