みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【パキスタン・カラシュバレー①】少数民族が暮らす山奥の村へ 2019.10.6

f:id:mizuno1221:20191109182729j:plain

朝7時。

 
予定より早くチトラルのバスターミナルへ到着。


山岳地帯に来たからか一気に冷え込みます。

前日に待合所でサンダルはやばいと思って履き替えようとしたら

「OK OK!ノープロブレム!」

とローカルピーポーが言ってきたのでそのままにしてたけど

どこがノープロブレムだ!!笑

 

f:id:mizuno1221:20191109183449j:plain

とりあえずここからカラシュバレーに行くミニバンがあるはずなので早速探します。

 
すると

「10時に出るから待ってな」

とのこと。

 

f:id:mizuno1221:20191109183512j:plain

そうすると3時間近くあるので

そばのチャイ屋さんで待たせてもらうことに。

 

f:id:mizuno1221:20191109182855j:plain

チャイとデカパン。

このパンがモチモチで何も付いてないんだけどなんか食べれる。

 

f:id:mizuno1221:20191109182943j:plain

f:id:mizuno1221:20191109182945j:plain

暇なのでチャイ屋さんを撮影。

朝の落ち着いた時間。

良いですね。

 

f:id:mizuno1221:20191109183039j:plain

マスター。

ちょっとお疲れ気味?笑


のんびり待っていると

「出発時間は決まってない。人が集まったら出発だ」

という情報が。


その前にそもそもカラシュバレー行きのミニバンそのものが見当たらないので

まわりの人に聞いてみると

「そのうち来る」

的な適当な雰囲気。

 
うーん。怪しい。

 

この辺りでは

人が集まったら出発する乗合バンをpassnger

チャータータクシーをspecialと呼んでいて

カラシュバレーまでだと

passngerは200ルピー

specialは2000〜3000ルピーとのこと。

 

・・・


passnger待ちます。

 


で,さらにしばらく待ってると

「ここからはカラシュ行きは出ないぞ。あっちだ!」

と同じターミナルの端の方を指差される。

 

おーい!場所違うんかい!爆

 

f:id:mizuno1221:20191109183548j:plain

f:id:mizuno1221:20191109183938j:plain

慌てて移動すると

そこは1階が食堂,2階が待合として使われてる広間になってる建物で

ここの前にカラシュバレー行きのミニバンが来るらしい。

 
このとき時刻は9時

ここからさらに待ち続け

 

f:id:mizuno1221:20191109183639j:plain

また腹が減ったので牛煮込みとパンを。

 
またしばらくすると若い青年がやってきて

「カラシュバレーに行くの?宿は決まってる?うち宿やってるんだ」

とゲストハウスの息子からの勧誘。

 
聞くとsaifullah jan guesthouseという宿で

ツインルーム1泊800ルピー(560円)とのこと。

 
話をしていると実はパキスタン情報で度々出てくるユルゲンが泊まった宿らしく

彼もユルゲンとFacebookで繋がっていた!

これも何かの縁ということで彼の宿にお願いすることに。

 
彼いわく12時半まで待ったらバンが来るから

というのでそこからまた待ちます。

 

f:id:mizuno1221:20191109184014j:plain

で,結局カラシュバレー行きの車が来たのは13時過ぎ

 
他の乗客や荷物も積んで13時半頃出発。

 

いやー待ったなぁ。。

 

f:id:mizuno1221:20191109184017j:plain

そこから幹線道路を1時間くらい走るとAyunという村が見えて来ます。

 

f:id:mizuno1221:20191109184109j:plain

f:id:mizuno1221:20191109184205j:plain

川を越えてAyunの村へ。

 

f:id:mizuno1221:20191109184149j:plain

村では追加の物資を積んだりするのでしばらく停車

 

f:id:mizuno1221:20191109184325j:plain

このおじさんは通りがかりの村人

 

f:id:mizuno1221:20191109184227j:plain

この村ものんびりした雰囲気で良さそうです。

 

f:id:mizuno1221:20191109184443j:plain

Ayunから先はカラシュバレーへの道となっていき極端に道が悪くなります。

デッコボコで横は絶壁。

落ちたらお陀仏。

もう慣れたけどね。 

 

f:id:mizuno1221:20191109184536j:plain

f:id:mizuno1221:20191109184955j:plain

途中の橋を渡ったところでカラシュバレーへの入域料600ルピーを徴収されます。


カラシュバレーには

ルンブール

ブンブレット

ビリール

という3つの村がありこの橋の先から道が分かれています。

 
その中で今回はルンブールへ行くことに。

 

f:id:mizuno1221:20191109185049j:plain

橋を渡った分岐から1時間ほど走って村へ到着。

 

f:id:mizuno1221:20191109185051j:plain

saifullah guest houseの前で降ろしてもらいチェックイン。

 

f:id:mizuno1221:20191109185147j:plain

部屋はこんな感じでトイレ,シャワー(蛇口・水オンリー)は別。

 
宿ではカラーシャ語の研究のために来ているという言語学者の日本人の方に出会いました。

カラーシャ族は文字を持たないので音しか情報がなくなかなか難しいんだとか。

 

その方は1日3食付きで3000ルピー(泊)らしく

僕の方は食事は付いてなくて

f:id:mizuno1221:20191109193847j:plain

1箇所だけ食堂(らしきところ)があると案内してもらって夕食を頼むことに。

 
夕食ができるまで村をぶらぶら。

村の若い衆に声をかけられあるお宅へ。

 

f:id:mizuno1221:20191109185320j:plain

若い衆は写真撮ってくれとかFacebookやってる?とかイマドキの感じで

他のパキスタン人と変わらない感じ。

 

f:id:mizuno1221:20191109185556j:plain

カラーシャオリジナルの酒だというtaraを飲ませてもらったり。

ワインと言ってたけど果実感が薄くてアルコール感が強い蒸留酒でした。

 
カラーシャ族は女性のカラフルな民族衣装が素敵なんですが

なかなか写真NGな人が多く

 

f:id:mizuno1221:20191109185716j:plain

f:id:mizuno1221:20191109185718j:plain

帰り際に少女たちがいいよ〜と言ってくれたので撮らせてもらい。

薄暗くてカメラの調節がうまくできずあんまり綺麗に撮れなかった苦

 

f:id:mizuno1221:20191109185753j:plain

夕食はチキンカレーとライスとパン。

パキスタン料理と変わらない感じ。

長年パキスタンで暮らしてきて食文化はパキスタン化したのかな。

 

いかんせんみなさんカラーシャ語で話しかけてきて

英語はほぼNGなので詳しいことが聞けない。。苦笑

 
ちぐはぐな会話の中で

アウー=eat

パッティ=rice

という単語だけ覚えました。笑

 


深い谷にあって暗くなるのは本当に早く

夜は静かな時間が流れています。

しばらく外の椅子に腰かけのんびりして寝床に着きました。