みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【パキスタン・ラホール】最高にフレンドリーな人たちと過ごした1日 2019.10.4

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やっとたどり着いたラホール。

今日は1日たっぷりまちを歩きます!

 

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昨日は雨模様でしたが今日は雨も止んで空も明るくなってきてます。 

 

まずはタジキスタンで出会ったユルゲンが教えてくれたオススメスポットのひとつ

Darbar Shrineへ。

 

ユルゲンは5か月パキスタンを旅していたことがあって

パキスタンに行くというとたくさんメモを書いてくれてとっても有難かったんですが

ゴリ推しするけど結構うろ覚えで何がオススメポイントなのかメモからいまいち読み取れないところがユルくてなんか良い。笑

 

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メトロでは上手く行けそうになかったので宿の近くのバス停へ。

するとバスではなく乗合のトゥクトゥクが横付け。

 

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行先を言うと連れてってくれてすんなり到着。

 

料金は50ルピー(35円)だったけど

僕が乗ってすぐに他の人たちが続々と下りていってほぼ1人で乗っていて

運ちゃんが

「1人だと本当は100ルピー(70円)になるから次から覚えといてね」

と優しく教えてくれ

たぶんよく分かっていない僕に配慮してくれたんだなぁとまた感動。

 

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Darbar Shrineイスラム教のモスクで

今日は金曜ということもあって朝からたくさんの人が礼拝に来ています。(金曜日は礼拝の日)

 

カバンの持ち込み禁止だったので入口の警備員に預かってもらい中へ。

カメラもNGと言われたんですがスマホはOKでした。

 

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中にはタイル張りの広場があって奥にモスクがある様。

 

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入口近くにいた青年がなぜか案内役になってくれて奥へ。

 

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青年がしきりに「サラームサラーム」と言っていた行列をなしていた場所。

ムスリムの挨拶「アッサラーム」と関係があるんだろうか。

 

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モスクのそばには巨大なピンク色のシートがかけられています。

 

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全員揃ってお祈り。

 

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モスクには地下があって大量に蛇口が取り付けられた円形の台があったり

 

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多くの人が一斉に礼拝できる場所があったり

 

こうして回っていると色々クエスチョンが浮かんで来るんですが

青年はほぼウルドゥー語しかしゃべれないので詳しいことは聞けず。

こういうところは自分でちゃんと勉強してこないとダメですね。。汗

 

ただ身なりも仕草も完全に異教徒の自分が

神聖な場所をウロチョロしていても

疎ましい目で見られたり避けられたり注意されたりということが一切なく

むしろすれ違う人が

「よく来たな」「ゆっくり見て行けよ」という感じで接してくれるので

とっても居心地が良かったです。

 

サウジアラビアとかもっと厳格なイスラム教の国に行くと事情は変わるのか

この後色んなイスラム諸国へ行くのが楽しみです。

 

モスクの次は旧市街エリアへ。

 

ラホールの歴史は古く神話の時代にまでさかのぼるらしいですが

最も栄えたのはムガル帝国時代で

その頃に築かれた世界遺産のラホール城や城壁に囲まれた巨大な迷路のような旧市街の街並みがいまだに残っているそうです。

 

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旧市街のそばの道路。

交通量がもちろんスピードがハンパなくて危なっかしいですが

横断歩道なんてないので(あっても歩道を信頼したら即死です)

車の間を縫って道を渡ります。

この辺りの術はインドで身に付けたと思ってましたが

パキスタンもインドに負けず劣らず運転荒すぎ。

 

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デコトラ

苦労して稼いだ給料の大半をつぎ込んだ魂の傑作です。

カッコイイ。。

・・・家族は何も言わないんでしょうか。笑

 

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まだ旧市街に入ってないですが

10m歩くごとに声をかけられ

「どこから来たんだ?」

「何しに来たんだ?」

「仕事は何してるんだ?」

「1人か?」

「結婚してないのか?」

と質問攻めにあいます。

 

 

そして

「セルフィー!」

 

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若者たちとも

 

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おじいちゃんとも

(なんか流れでスカーフもらった)

 

 

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昔の城壁と思われる門をくぐって旧市街へ。

 

 

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ここでとある青年に声をかけられ

ラホールのシンボルであるラホール城へ行くことに。

 

実際見たのはBadshahi Mosqueというラホール城の色んな建築の一部を為すモスク

ですが

ローカルの人たちはまとめて「シャヒー・キラー」という愛称を使っているそうです。

 

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広大な広場にどっしりと構える巨大なモスク。

 

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近くで見ると圧巻です。

 

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今日は金曜日なので礼拝用の敷物と仮設の屋根が付けられています。

 

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最後に案内してくれた青年が撮ってくれというので。

セルフィーもそうだけどパキスタン人は本当に写真が?自分が?大好き。笑

 

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再び旧市街の中へ。

迷路のような路地の中に色んな商店や飲食店がひしめき合っています。

 

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看板を見ても分からないし異国民にとっては本当にカオスなんですが

 

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例えば,子ども向けおもちゃのエリア

とかちゃんとジャンルで分かれてるようです。

 

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じゃれるドンキー。

ハチマキみたいなのがかわいい。

 

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働く兄ちゃんとサボる兄ちゃん
 

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肉屋さん。

 

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頭も内臓もゴミみたいに積んでありますが売り物です。

 

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足の指で包丁を挟んで内臓を切る。

危なっかいけど大量の内臓を手際よく捌いていきます。

 

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ここでもう一つユルゲンに教えてもらったモスクへ。

 

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Wazir Khan Mosque。

 

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ここは壁面のデザインが特徴的で美しいです。

 

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モスクの外は人でごった返してるのに

このモスクは人が多いわけではなく穏やかな時間が流れていて

なんだかほっとします。

 

 

そしてこういうスポット巡りよりも多くの時間を過ごしたのが

地元の人たちとの出会い。

 

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会話の始まりはただいたい

「写真撮ってくれよ!」

 

偶像崇拝禁止=写真NG

という昔から聞いていたイスラム教徒の観念は変わったんでしょうか。笑
 

カメラを向けるとみんな生き生きとした表情を見せてくれます。

 

イスラム国家かつ過激派が活発なアフガニスタンが隣ということもあって

テロや暴動など怖いイメージが多いパキスタンですが

パキスタンの本来の姿はこちら側にあるんじゃないかと。

 

実際パキスタンが危ないと思われていることを気にしている人も多くて

パキスタンはどうだ?平和だろう?日本の友達にも言ってやってくれよな」

と言われることも。

 

もちろんテロの可能性は除外できないし

たった数日の滞在で「パキスタンは安全です」

とか無責任なことは言えませんが

 

実際まちを歩いていて身の危険や物騒だと感じることは皆無

これなら夜の歌舞伎町の方がよっぽど危ないと思います。笑

 

 

そんな路地散策を満喫して大通りへ出ると

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車と人とモノと時々馬ともうカオス。

 

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カオスすぎて何か当たり前の風景なのか分からなくなってきます。笑

 

そろそろ暗くなってきたので宿へ帰りながら夕飯探し。

 

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道端でLovely Burgerという自称ラホールで超有名らしいバーガー屋さんに遭遇。

 

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他の人が頼んでいた卵のホットドッグをテイクアウト。1個60ルピー(40円)

スパイスと卵の甘さがいい感じで美味。

 

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これはラドゥーという見た目コロッケみたいなやつ。1個30ルピー(20円)

カレーをかけて食べるのでカレーコロッケみたいな感じかと思いましたが

中身が全くコロッケじゃなくパサパサの味のないやつで正直微妙でした。苦笑

 

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ということで口直しにアイスクリーム屋へ。

イスラムの国は酒が飲めない代わりに甘いものが充実してると聞いたことがありますが

夜におっさんがひしめいているのを見る限り間違いなさそうです。

 

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アイスクリーム屋のおっちゃんノリノリ。

 

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味も色んなのがあります。

スモールカップ80ルピー(55円)で2つの味を楽しめるので調子に乗っておかわり笑

マンゴーが美味でした。

 

 

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今日まち歩きをして一番印象に残ったのやっぱり地元の人たちとの交流

 

パキスタンの観光と言えば?と聞かれたら

 

「人」

 

と答えます。

 

もちろん2億人近い人口がいる国だから色んな人がいると思うけど

少なくとも僕が出会ったのは

明るく人懐っこくみんな少年のような純粋な心を持ったパキスタン人。

 

1人でまちを歩いていてこんなにたくさんの人と出会い握手し話し笑ったのは初めてで

忘れられない1日になりました。