【パキスタン】中国国境の町ススト~フンザの入口ギルギットへ 2019.10.1
Evisa申請から国境越えまで
想定外のことだらけだったパキスタンですがなんとか入国して
これからは南下して当初行く予定だったラホールまで行こうと思います。
5000~6000m以上の山に囲まれた谷に村が点在しています。
かつては「桃源郷」といわれ
「風の谷のナウシカ」のモデルになった場所とも言われています。
また同じルートで中国へ行こうと思うので
一旦ラホールまで行って戻りながら気になるところへ立ち寄りたいと思います。
そこでラホールまで行くためにはまずフンザへの入口となる交通の拠点
ギルギットまで移動して
そこから長距離バスで首都のイスラマバードへ
そしてラホールへと進んでいきます。
ということで今日はまずギルギットへ行く乗合バンを探します。
と,その前に腹が減っては何もできないので朝食。
宿の近くで売っていたパラータをいただきます。
2枚で100ルピー(70円)
パラータは南インドでも見かけましたがあちらはカレーと一緒に食べるスタイル。
一方,パキスタンのはこれ単体で食べるようで
味が物足りないんじゃないかと思いましたが
表面に何かの油が塗ってあってこれだけで十分味が出ています。
それからまずパスポートとビザのコピーを10枚ほど用意します。
パキスタンでは長距離バスなどで移動する際に軍や警察のチェックポイントがたくさんあり
外国人に対してはそこでパスポートチェックをされるので
コピーを大量に用意してすぐ渡せるようにしておくのが鉄則だそうです。
宿に戻るとアレンもギルギット方面に行くというのでチェックアウトして一緒にバン探し。
そしてガソリンスタンドの横の辺りで乗合バンの予約を受け付けているおじさんを発見。ギルギットまで650ルピー(450円)
本日のバンはこちら。
そしてこれがまたパンパンに人を乗せてスタート時点で21人。
確実に定員の2倍は乗ってます。
2時間ほどでアリアバードというフンザの交通の拠点の町へ。
ここで一旦乗客が降ろされ
荷物や人を入れ替えて再出発します。
発着場所はJUBILEE HOTELという建物が目印。
時間があるのでふらふら歩きアイスクリーム屋を発見。
朝晩は冷えますが日差しが出ると体感は結構暑いのでついつい手が出てしまいます。
パキスタンに来たのを実感します。
そしてアリアバードからまた2時間ほど走ると
ギルギットの町が見えてきました。
ギルギットでは町の中心部から離れたバスターミナルで降ろされます。
バンを降りるとイスラマバード行きのバスの客引きがブワっと寄ってきますが
そこまで安くない上にボロボロのミニバスとかなのでバス。
ここからイスラマバードまでの道は長距離の上に悪路で有名。
ここは多少お金を積んでも良いバスにしたいところ。
そこで政府系のNATCOというバス会社が間違いないとの情報を得たので
バスターミナルにあるオフィスへ。
ここからイスラマバードまでの便を尋ねると
①AM9:00発 ⇒ 翌AM2:00着(17時間)
2500ルピー(1750円)
②PM1:00発 ⇒ 翌AM7:00着(18時間)
2150ルピー(1500円)
の2本。
自分のバス選びのポイントとして
到着時間が真夜中になるよりは朝着いてそのまま動ける方が良いので
②の便をチョイス。
事前情報通りパスポートとビザのコピー10部持って来いと言われたけど
その前にチケットの個人情報タイピングミスしまくってたけどそれはいいのか。笑
まぁ関係ないんでしょうね。
チケットが確保できたので次は寝床。
パキスタンでは外国人が宿泊できるホテルが限られていて
ギルギットも泊まれないホテルが結構あると聞き
ここは間違いないというMadina Hoselという宿へ行くことに。
Madina Hotelがある中心市街地までは距離があるので車で移動します。
そこで便利なのが軽トラの荷台を改造して客席を付けたスズキという乗合タクシー。
スズキって日本語っぽいけどパキスタンの言葉で何か意味があるのかと思いましたが
ネーミングの理由はいたってシンプル。
SUZUKIの車を使ってるから。笑
トヨタもそうですが日本車の普及度合いは半端ないです。
ちなみに料金は30ルピー(21円)と激安。
自分の都合の良いところで降りることができて
降りたいときは運転席につながる小窓をノックすると止まってくれます。
ポイントはバンバン手荒に叩くんじゃなくて優しくコツンとノックすること。
なぜかは分からないけどみんなソフトでした。笑
スズキで30分ほど走ってMadina Hotelへ到着。。
シングルルーム1500ルピーと言われ
ドミトリーとかもっと安い部屋はない?と尋ねると
いきなり1000ルピー(700円)になったのでこの部屋で決定。
スタッフは陽気な若い兄ちゃんでウェルカムドリンクでグリーンティー出してくれました。
ひと息着いたら夕飯探しがてら外へ。
ホテルがメインストリートに近いというのもありますが
フンザののんびりした雰囲気に比べてゴチャゴチャした印象。
中心部にはショッピングコンプレックスや市場が充実しています。
国が変わるごとに宿命ではありますが
ウルドゥー文字まったく分かりません。笑
町の中心部にはギルギット川が流れていて
たくさんの人や車が行き交っています。
橋の上で写真を撮ってると話しかけてくれたフレンドリーなおじさん。
そういえばパキスタンの人たちが結構着ているこの服
「サルワール・カミーズ」という衣装で
サルワールが上のシャツ,カミーズが下のパンツのことらしいです。
帽子も渋くていいですね。
夜は近所の食堂で
牛のハンバーグみたいなのとキチンカレーにナン。
300ルピー(210円)
特にカレーは辛すぎずナンとの相性抜群で美味かった。
明日は首都イスラマバードへ向けて大移動です!