【ジョージア・カズベギ】快晴で絶景の天国に一番近い教会! 2020.1.8~9
******2020.1.8******
クリスマスを終えたトビリシ。
この後は西へ進んでいきトルコを目指しますが
その前にトビリシから行っておきたい場所があります。
それはカズベギ。
「天国に一番近い教会」と言われているゲルゲティ三位一体教会がある村です。
観光客もたくさん来ているスポットですが
ジョージアに来たならば一度は行っておきたいところ。
くしくも昨日飲んだあやかさん,井上さんと一緒に行けることになり
朝9時に宿を出発します。
まずはメトロでDidube駅へ。
駅からすぐのターミナルからカズベギ行きのマルシュートカとタクシーが出ています。
料金はマルシュートカの方が安いですが
カズベギに行く途中にいくつか見どころがありマルシュだとそこには寄ってくれません。
そこで今日は3人いるのでタクシーをチャーターすることに。
運ちゃんと交渉し言い値100ラリ(3800円)のところ80ラリ(3000円)にしてもらい出発!
カズベギはトビリシから北へ150km,ロシア国境も近い山の中にあり
旧ソ連時代に作られた軍用道路を通って行きます。
そしてその途中にも見どころが。
まずはこの湖から。
トビリシに居たのでは分からないですがジョージアはコーカサス山脈の麓に位置する自然豊かな国。
少し街を離れるとこんな景色が見られます。
湖から少し進んだところにあるアナヌリ教会。
要塞の中にあるというのが特徴で
この前行ったアルメニア同様,他民族による侵略から守るためにこういう造りにしたようです。
ここは内部のフレスコ画が圧巻。
剥がれ落ちているところもありますが細やかなデザインの画が壁一面に描かれています。
ここにもワンコ。
相変わらず戦闘意識ゼロで可愛いです。
この後はいくつものヘアピンカーブを通りどんどん山を登って行きます。
次のスポットはロシア・グルジア友好記念碑。
深い渓谷の切り立った崖の上にあります。
左がジョージア,右がロシア。
ひとつひとつの絵に意味があるんでしょうね。
友好のモニュメントにも関わらず武器を取り戦いを表している部分も多く,解説が欲しいところです。
この記念碑からの景色も圧巻!
今日は最高に天気が良くてコーカサス山脈の雄大な景色を思う存分拝むことができます。
そこからさらに車を走らせ出発から3時間半後の13時ごろにカズベギに到着。
ここから山の上にある教会を目指します。
タクシーをチャーターして行くのが一般的ですが
今日は天気も良いので歩いて登ることに。
頂上の教会まで約7kmの道のりです。
季節柄,道が凍っているところが結構あって足を滑らせながら少しずつ進んでいきます。
少しずつ景色も開けていきます。
それにしても本当に良い天気。
実は僕は根っからの雨男なんですが
一緒に来ている井上さんが超晴れ男だったので今日は助かりました。
maps.meを見ながら行くと途中でショートカットできる道がありましたが
雪がたんまり積もっていて道もはっきり分からないので断念。
終盤に階段付きの分かりやすいショートカットがあったのでここを通って山頂へ。
麓から1時間半,最後の階段を登りきると・・・
この景色!!!
山の上にポツンと佇む教会と背後に巨大な山が迫るこの景色は圧巻です。
本当よくこんなところに教会を建てたなぁ・・・
教会の中もまさにジョージア正教という厳かで神聖な空間で見応え抜群でした。
かつて他民族からの攻撃,侵略を受けた際に
この立地を頼りに正教に関する重要な宝物などをこの教会に移していたこともあるそうです。
そして
教会の外からは麓のカズベギ村がこんなに綺麗に見えます。
ここは本当に来て良かった!
しかも歩いて登ってきたので達成感も感動も倍増です。
ただ麓に下りるのはさすがに車を捕まえよう,という話になり
他の旅行者を乗せて来た車に交渉して麓まで一人10ラリ(380円)で連れて行ってもらいます。
そして無事カズベギ村へ帰還。
ちなみにさっきからガズベギと言ってますが
この村の名前はステパンツミンダ。
教会の背後に聳えるカズベギ山からそう呼んでいるのか
よく分からないですがとりあえずカズベギの方が良いやすいのでそっちで。
今日はここに1泊しますがまだ宿を取ってなかったので宿探し。
色々聞いて回って1泊素泊まり20ラリ(760円)のGUEST HOUSE ANANOという宿へ。
とっても綺麗で屋根裏部屋のような4ベッドの部屋を3人で貸し切り。
良い宿が見つかったところで夕飯(晩酌)に出掛けます。
選んだのはKAZUBEGI GOOD FOOD
ここも場末も酒場感漂う素敵なお店でオーナーのおじさんは英語も話せます。
ではいきましょう。
カズベギビール!
運動の後のビールはまた格別です!
シュクメルリ
バドリジャーニ
ペリメニ(これはロシア料理の餃子のようなもの)
酒好きメンバー3人集まれば当然酒が進む進む。
ワインのデキャンタも入れて爆裂トーク。
あやかさん,井上さんも人生経験豊富でとっても話が面白く
その後商店で買い出しをして宿でも酒盛り。
優しい優しい宿のお母さんから「静かにしてね」と注意されるくらい盛り上がりました。笑
お母さんごめんなさい。
******2020.1.9******
翌朝。
宿のテラスからはカズベギ山と教会が良く見えます。
カズベギでの目的は果たしたので今日は早めにトビリシに戻ることに。
実は昨日の行きのタクシードライバーと帰りのチャーターも約束していて
朝9時に村の中心にある広場へ,ということだったので来てみましたが
いない。
お金はまだ払っていないし僕たちもまぁこんなものか,と思い他の手段を探します。
するとちょうどトビリシ行きのマルシュが出るところだったのでこれに飛び乗ります。
1人10ラリ(380円)
トビリシ行きのマルシュは下手すると2~3時間待たされることもあると聞いていたので
これはラッキー。
しかもドライバーがかなり飛ばしたようで2時間半でトビリシに到着。
お昼には宿に到着してニコタリさんからも
「こんなに早くカズベギから帰って来た人たち初めて」
と言われるくらいスピーディーな帰還でした。
その後は買い物に出掛けたりして
夕方にまた例の酒場へ繰り出します。笑
あやかさんがロシア語が出来るのもあって
他の客ともちょくちょく会話することができ
イカはとっても優しい青年でこの後友だちと会うから一緒に来なよ,と誘ってくれて
もはや定番のCHULIへ。
行ってみると大量に積まれたヒンカリを食べていました。笑
そしてこの緑の液体。
明らかに体に悪そうな色していますがこれもウォッカのような度数の高いお酒。
結局なんなのか分からずじまいだったけど美味しくいただきました。
帰り道にイカと。
中央アジアからずっとロシア語を聞いていたのもあって
ロシア語まったく勉強していないのになんとなく相手の言っていることが分かる特殊能力が身に付いてきました。笑