【ミャンマー・ニャウンシェ】インレー湖に暮らす人々 2019.6.20
前日にベッドで横になれて大分体力回復。
さすがのバオバベッドクオリティでした。
ミャンマー国内の系列宿コンプリート。
どんだけ好きなん。笑
他にも良い宿あるんでしょうけど,結構宿って事前にレビュー見ていても行ってみないと分からない感があって(それも楽しいんですけど)
ここにしとけばとりあえず間違いないっていう安心感があるのはありがたい。
ちなみにここは屋上にジャグジー付き。
屋上から見ると結構栄えてる感あります。
バガンを見てるから栄えてるハードルが大分下がってるかも。笑
さて,目的のInle lake(インレー湖)を巡るにはボートをチャーターしないといけなくて,人集めや交渉が大変そうだったので,てっとり早く宿のツアーに申し込みました。
宿のチャーターボートは1隻21,000チャット(1500円)
最大5人まで乗れるので人が多い方が安く済みます。
この日はアメリカから来たシャンと自分の2人。
シャンすごい優しいコなんだけど,英語がゴリゴリネイティブイングリッシュで早すぎて聞き取れない汗
ごめんね,英語勉強します。。。
船着き場を出ると湖につながる川を進んでいきます。
水牛が入浴中
今日の船頭の兄ちゃん。
名前聞くの忘れた汗
湖に出ると漁師がいます!
インレー湖に暮らすのはインダー族(Intha)という民族。
片足で舟を漕ぐ独特の文化があります。
一説によるとインレー湖はアシなどの浮草が多く生えていて,座って漕ぐと草が邪魔で遠くが見えないので,立ったまま操縦できるように片足漕ぎを編み出したといわれています。
これはその邪魔なアシを取り除いているのか,食用なのか。笑
この両側にある浮草地帯は畑でトマトやキュウリなどの野菜を栽培しているらしいです。
農家さんかな
スクリューに浮草が絡まっちゃった。
こういうの見ると,地上で暮らす自分たちからしたら不便でしかない気がしてしまいます。
湖の南側に行くとインダー族が暮らす水上集落が現れます。
カンボジアのトンレサップ湖にも水上集落がありますが,こっちの方がつくりがしっかりしてる印象。
水上集落の中にある銀の加工場へ。
銀にバーナーで熱を加え,変形させています。
これはお米を入れる器。パカっと半分に開きます。
ネックレスや指輪などシルバーアクセサリーもたくさん作ってました。
お昼はよさげなレストランへ。
屋台メシばっか食べてるとメニュー表の値段に立ちくらみしそうだったので,安めなヌードル系に。
シャンヌードル3800チャット(270円)。
担々麺みたいな感じで日本人好みの味。
午後は蓮糸の織物工房へ。
蓮の茎を切って中の繊維を取り出し使います。
ストールひとつ作るのでも何千本も茎を切らないといけないらしいです。
すごいの一言。。。
織機の現場。
職人のおばちゃんたちが黙々と作業しています。
次は葉巻の工房へ。
原料にタバコの葉を巻き付け,トウモロコシの皮でフィルターをします。
使う原料によってバナナやミントなど色んな味になります。
葉に直接火を付けるので普通のタバコより毒性が高いらしいです。
ここのおばちゃんたちはめっちゃ明るくて笑いの絶えない作業場でした。
だいぶ天気が良くなってきました。
水上集落の真ん中にあるパゴダをのぞいたところで,
湖から別の川を下ったところに無数のパゴダが立ち並ぶスポットがあるというので行ってみます!
子どもたちが元気に泳いでます。
橋の建設中。やはりすべて木なんですよね。
作業している人たちのバランス感覚がすごい。
途中何か所か堰があって,中央にちょうどボート1隻分のスペースが空いているんですが
これがギリッギリ。
ちょっと角度や位置がずれたら激突です。
すずしい顔で爆走する船頭の兄ちゃん。
さすがです。
橋ゲタに群がる男たちを発見。
どうやら川底に橋ゲタを打とうとしているみたい。
左右に揺らしながら打ち込んでます。
なんて原始的な。。。
パゴダの大群スポットがある村へ到着。
ながーーーい参道を20分くらい歩くと
ありました!
1000以上のパゴダが並ぶIn Dein Stupas(インディン遺跡)です。
名前がついているパゴダの案内板もあって,ひとつひとつ,こういうデザインにも意味があるんでしょうね。
暮らしの一部分であることを感じられる景色もありました。
そして最後に,ニャウンシェに戻る途中,首長族として有名なカレン族の方々が働く織物工房へ。
首輪を見せてもらいました。
年齢を重ねるごとに増やしていき,最大22個まで増やすそうです。
せっかくなので写真を撮らせてもらいました。
このあとちょっと試着させてもらったんですが,重いし首が固定されて回らないので,不便この上なかったです。
でもこれも文化。便利かどうかじゃないんですよね。
最近はこうして織物をするため山を下りてくる人たちも多いようです。
自給自足のイメージが強いけど,外貨を獲得する必要が出てきて仕事を求めて町へ出てきたのか。。。
農業,漁業,シルバーアクセサリーに織物,葉巻・・・
産業がたくさんあるなぁと思ったけど,魚や野菜は家で食べる分くらいしか取れないらしく,ハンドクラフトがメインなのか。
カレン族も山から下りてきたり,いろんな時代背景がありそう。
この土地の人たちの仕事や暮らしもこれから変わっていくんだろうか。
ヤンゴンもそうだったけど今まさに変化のときを迎えているミャンマー。
また来たい国の一つになりました。
日も傾いてきたのでニャウンシェの町へ戻ります。
川で洗濯するお母さん
釣りを楽しむ青年たち
夕暮れ時は日常の暮らしが垣間見られてほっこりします。
て,,,
まだやっとった!!!!
人力でやるのは大変ですよね。。。
今日のサンセットは雲が多くて断念。
日が暮れると涼しくて気持ちいいです。
ニャウンシェの町に到着するとナイトマーケットが開かれてました。
マーケットの横のローカルレストランで夕食。
やっぱりミャンマーカレー(キチン)2500チャット180円。
ここのはちょっとマイルドで油少なめ。
スープカレーぽかったけど今日もおいしくいただきました。