【バングラデシュ・ダッカ③】川の向こう側 2019.7.3
今日は川の対岸にも行ってみたいので,もう一度オールドダッカへ。
もう走るバスに飛び乗るのも慣れてきました。
今日も2時間揺られてオールドダッカへ。
途中で隣のバスとぶつかってガラスが割れました。
みんな一瞬で沸騰して「なにしとんじゃわれコラぁ!!」て感じで10人くらい席を立って叫んだときはちょっとビクッとしました。
あの優しいバングラデシュ人が・・・
しかし交通マナーはほんと最悪です。
当てられたら当て返しに行ったりします
おかげでバスの車体は傷だらけで塗装も剥げまくってます。
手とか顔とか窓から出してたらリアルにもってかれる可能性ありですね。。
そんな危なっかしい場面もありましたが,今日はオールドダッカの少し北のダッカ大学周辺から歩いていきます。
バスの話からいきなりゆったりした景色。
大学を囲む歩道上には花屋さんがびっしりです。
ダッカ大学の中へ。
英国統治時代の建物がそのまま大学の講義棟として使われている「カーゾン・ホール」
学生たちが芝生でのんびりしたり談笑したりしている光景はとっても和みます。
この目と鼻の先にあのオールドダッカがあるとは思えません。
独立記念碑。
右の女性はたまたま一緒に写った方です。笑
大学周辺はオールドダッカとまた全然雰囲気が違って良いですね。
途中気になった何かの果実のジュース
ライム?みたいな柑橘系でめっちゃうまい!
歩いていると雨季なのでやっぱり一日1回は雨が降ってきます。
大体PM2時~4時くらいが多い。
今日もオールドダッカの中へ。
パイナップル。
水水しくてめっちゃ美味い!!果物ほんと美味いです。
オールドダッカの中でも特に人通りの多いゾーンに。
これはモスク・・・?
何日いても通りきれないくらい細い路地がたくさんあります。
少しブレイク。
こちらのアニキ,ちょいコワモテですがめっちゃフレンドリー。
こういう人に会うとよくわかんないけど買いたくなるんですよね。
ということでよく分からないスナックを購入。
なんといったらいいんでしょう。
粉物を膨らませて上にスパイシーなソースをかけて食らうもの。
なんなんでしょうね。笑
味は上にかけるソースの味が強くて,どれも結構辛いけど粉物が甘いのでちょうど良い感じです。
屋台でオーダーして待ってるとすぐ10人くらい寄ってくる。
誰かが英語で話しかけてきて会話がスタートするとどこからともなく人が現れ囲まれる。
そもそも観光客が少なく、日本人は珍しいので気になってるんでしょうね。
まちを歩いてると無数の視線を感じる。笑
高架下。びっしりベンガル文字が書かれた柱すごい。
途中,トイレに行きたくなってショッピングセンターへ。
バングラデシュは公衆便所はほぼ皆無なので,こういう大きい施設で借りるのがベスト。
今日もショドルガットへ。
今通過しているオレンジ色の船は,「ロケットスチーマー」という80年以上前に作られて今も現役の外輪船です。
あれに乗ると26時間かけて西部の町クルナへ行くこともできて船旅が好きな旅行者から人気があるそうです。(ボロいので欠航が多いみたいですが)
今日は対岸に渡りたくて,渡し舟に地元の人たちと一緒に乗ろうとしますが何人かに聞いても100タカと言われる。
この船はシェアすれば1人8タカとかで渡れるんですよね。
なかなか地元価格で乗せてくれません。。
そこで,その辺にいた青年に1人で乗ると適当な値段はいくらか聞くと20タカだという。
そのくらいならいけるか,と思い20タカで小舟を貸し切って交渉して対岸へ。
1人でいくとなかなか地元の人たちと同額っていうのは難しい感じがしました。
対岸の船着場。
ボロボロの船が並んでます。
犬かと思ったらヤギ。
通りの雰囲気もちょっと変わって薬品のような臭いもすごい。
これは・・・
船の解体現場ですね。
実はバングラデシュでは世界の船の7割が解体されるらしく,船の墓場と言われているらしいです。
一番大きな解体所は南東部のチッタゴンにありますが,ダッカにも2番目に規模が大きいところがあると聞いていました。
たまたま到着するとは・・・
その後通りがかった広場では大勢の子供たちがクリケットをやっています。
少し覗くとヨソモノの存在に気付いた子供たちが一斉に寄ってきます。
「セルフィー!セルフィー!」といって笑顔で寄ってくる子供たち。
せっかくなのでみんなでセルフィー!
お調子者のリーダー格の青年。
ひと通り騒いだら子供たちが
「キャンディー!キャンディー!」と言ってきます。
ごめんね,キャンディー持ってないんだ・・・
するとシュンとしてはけていく子供たち。
その姿を見ていると
ただふらっと寄って写真撮って帰っていくのがやるせなくなって,
気付くと近くの商店でキャンディーの袋を買って子供たちにあげていました。
獲物に襲い掛かる猛獣のようにキャンディーに群がる子供たち。
ものの数秒でなくなりました。
取れなかった子が寄ってきてもっとちょうだいとせがんできます。
気付くと広場の入口に大人たちが集まっています。
広場を出ようとするとおじさんたちに囲まれ「レディー!レディー!」と女性たちにもなにかあげるよう言ってきます。
こうなっちゃうんだ。。。
最後は人々の制止を振り切って足早にその場を後にして船着場へ向かいました。
オールドダッカ側へ。
雨季にも関わらず綺麗な夕日。
この船頭さんは20タカでというと,ふっかけもチップの要求もせず,黙々と船を漕ぎ,対岸へ渡してくれました。
帰り道。
さっきの出来事が頭の中を巡る。
さっきキャンディを買ってあげたのは良かったのか・・・?
ふらっと立ち寄った旅行者がモノやお金をあげてはいけない?
キャンディで一瞬でも彼らの欲求が満たされたんだからいいんじゃない?
彼らの生活領域に立ち入るわけだから最初からお菓子やお金を渡すべき?
そもそも貧困層が暮らすエリアに行くべきではない?
世界の中でも豊かな国に生まれた人間として「貧困」にどう向き合ってどう行動していけばいいんだろう。
今日の出来事に何かひっかかりを感じて,モヤモヤしたまま宿へ帰りました。
宿はオフシーズンだからか人がぱったりだったんですが,
今日は世界一周経験者でマイナーや国や地域に行ってるおもしろい旅人こうきさんがチェックイン。
旅の話を色々していると,世界一周中にこの宿でスタッフになったさくらちゃんが焼酎を持って現れ,みんなで乾杯。
久しぶりの日本の酒。
こんなに美味かったけ?ていうくらい染み渡る。
このメンバーも全然接点ないかと思いきや地元が近くだったり,
全国的にはまだマイナーな自分の地元福山に友達がいて遊びにきたことがあるとか,
不思議と何かつながってておもしろい。
旅の話や今後のことやしょーもない話まで,気付いたら朝方になってました。