【インド】バラナシ~デリー~マナリ~レーへ移動 2019.7.9~12
******2019.7.9******
今日はバラナシから首都デリーへ夜行列車で向かい,そこからさらに北のLadakh(ラダック)という地方を目指して移動します。
が,その夜行列車のチケット
まだ取れていない。汗
なんでもバラナシからデリーはインドの中でも特にチケットが取りにくいらしい。。
ネット予約でもWAITLIST入りするしかなく,当日になってもまだ繰り上がりを待つ状況。
随時ネットをチェックしながら,宿でゴソゴソPC作業・・・
そして夕方。
WAITLISTから動かず。
前回シリグリ~コルカタ間で直前に繰り上がってコンファームされたので余裕かましてたところもあったんですが,そんなに甘くなかった。。。
しかし
だれかのブログで「WAITLISTのまま電車に乗ったら途中で降りた人の席に通してくれた」という記事を見たのでとりあえず目当ての電車に乗ってみることに。
バラナシには周辺に何か所か駅があり,今回はManduadih(正確な読み方が分からない) という駅へオートリキシャで移動(150ルピー)。
乗りたかったPM10:30発の寝台3Aクラスの車両に乗り込む。
デリーまでは約14時間。
乗車後,しばらく乗車口付近で突っ立っていると乗務員に「席は?」「チケットは?」と話しかけられる。
「ウェイティングなんだけど・・・」と予約サイトの画面を見せると
「コンダクターが来るから待っていなさい」といわれ待機。
なんとかなりそうな気がする。
しばらくしてコンダクターと呼ばれる恰幅の良いおっさん登場。
同じようにネット画面を見せると
「あなたの席はウェイティングリストだ。コンファームされていない。」
以上。
え?!
いやいやそれはそうなんですけど,なんとかなんないですかコンダクターさん!!
しかし。スタスタ去っていくコンダクターさん。
まわりの乗務員も哀れみの目で見てくる。
いやー,困った。。。
すると困った感じが伝わったのか,
乗務員の1人が「次の駅でコンダクターが変わるから相談してみなさい」とアドバイス。
なるほど,人が変わるんですね!
優しいコンダクターさんであることを願う。
次の駅へ到着し,新しいコンダクターさん登場。
同じように状況を説明すると
紙をペンを取り出しメモし出す。
そして
「あなたは新たに切符を買う必要がある。デリーまで2480ルピーだ。」
なぬー!!!
2480るぴぃ。。。
日本円で4000円弱。
コンダクターのメモ書きを見るとどうやら距離計算でデリーまでの料金を積み上げていた。
めちゃめちゃ高いけど,現在自分は予約なしの無賃乗車犯なので為すすべなく支払い。
ちなみにこの後,朝方に途中下車した乗客の席に案内してもらえたんですが
それまでの寝床がこちら。
乗車口付近にある乗務員用ベッド。
でも寝床があるだけありがたいです。
今回の教訓。
列車のチケットはきちんと取る。
当たり前ですけどね。苦笑
******2019.7.10******
そして列車はほぼ定刻のAM12:00過ぎにニューデリー駅へ到着。
首都の中心駅だというのに,なんとなく駅前が整然としすぎてる感じがします。
今日はこのままマナリ行きの夜行バスに乗り込むため,ここから数キロ離れたところにあるバスターミナルへ移動します。
オートリキシャで15分ほど走ってI.S.B.Tという巨大なバスターミナルへ。
ここでマナリ行きバスを探しているとおっちゃんが話しかけてきて
「マナリか?それならこっちだ」
と連れていかれたのはターミナルの外にあるこちら。
簡易的すぎる。笑
民間のバス会社(会社の体をなしていない気もしますが)みたいです。
料金を聞いてみると1500ルピー(約2800円)
相場が1000~1500と聞いていたのでここでチケット確保。
夕方のバスを待つ間,涼しさとwifiを求めてターミナル近くのマックへ。
フロートで4時間粘ります。
夕方,近くの屋台でターリー30ルピーを食す。
最近ターリーばっかり食べていて,コスパが良いのもありますが,
本当にインドの庶民食が自分に合っていて全然飽きません。
見知らぬ兄ちゃんがなぜかおごってくれたハンバーガー。
中身は牛ミンチなんかないのでキチンでしたが美味かった。
指定された場所で待っていると,バスが来るかと思いきやミニバンに乗れとのこと。
どうやらバス乗り場は別のところみたい。
着いたところもバス乗り場というかただの道端。
ちゃんと長距離バスが来るのか若干不安でしたが無事バス到着。
PM7:00頃出発です。
******2019.7.11******
翌朝。
休憩を挟みながら山奥へ。どんどん気温が下がっていきます。
翌AM11:00。
マナリのバスターミナル(広場)へ到着。
すぐにホテルの客引きのおっちゃんが寄ってきて,レー行きのバスの手配とレストルームを案内されます。
移動疲れもあって他の客引きと交渉するのが面倒だったので最初の客引きについていきます。
10分ほどオートリキシャで走ってManuというホテルへ到着。
部屋は1日500ルピーで広くて割と清潔です。
レー行きのバスチケットは2500ルピー(約3800円)。
かなり割高な感じがしますが,道がかなり悪く転落事故もあると聞くので,ドライバーの危険手当的なのも込みなのかも。
翌AM2:00発という鬼畜なスケジュールなのでホテルで休息を取りつつ,
ふらっとまちを歩きます。
マナリはオールドマナリとニューマナリという2つのエリアがあり
僕が来たオールドマナリは坂道沿いに土産物とかのショップやレストランが立ち並ぶ感じ。
川にかかるこの橋がオールドマナリの入口で目印になります。
川では家族連れがジップラインを楽しんでいたり
ラフティングや釣りなどのアウトドア系のアクティビティが人気みたいです。
wifiが使えるレストランへ。
マサラチーズカレー240ルピー。
観光地価格でローカル食堂とかよりはお高めですが,安定の美味さ。
翌日に備え,早めに宿に帰って休みます。
******2019.7.12******
AM2:00。
野犬がキャンキャン吠えまくる丑三つ時に宿を出てピックアップポイントへ。
普通のバスではなくて,10人~15人くらい乗れそうなVOLVOで出発。
到着は18時間後の予定。苦笑
ソッコーで未舗装のガタガタ道に入り,ろくに寝れないまま進んでいきます。
パスポートチェックも多く,2時間おきくらいに停まります。
噂通りの過酷な道のりですが
夜が明けてくると周りの眺望がものすごいことに気付きます。
朝日に照らされる山々と点在する家々。
こんな眺望のガソリンスタンド見たことない。。
インドの他の地域と違ってカラッと快晴。
途中のパスポートチェックや休憩ポイントで飲むチャイは格別です。
雪を抱く山を見ながら行くトイレも格別。
徐々に移り変わる景色。
道というかもはや川になってて行き交う車が苦戦して渋滞しているところも。
荒野をかけるデコトラや
チャリダーも。なんて強者・・・
マナリ~レー間の道路の最高地点・標高5300m超の峠は大雪。
凍えて立ち往生したバイカーもいて麓まで乗せてあげていました。
そりゃそうなるよ。。。
普通に転落して放置された車も。
おお,こわ・・・
と思っていたら
なんと
うちの車
横転しました。
突然のことでなんで横転したのかいまいち分からなかったですが,
谷側じゃなく山側の法面に乗り上げて倒れたのと
対向車や後続車がいなかったので多重事故にもならず
ほぼ全員無傷で車から脱出できました。
噂には聞いていたマナリ~レー間の道のり。
まさか自分の身にも事故という形でアクシデントがあるとは。。。
でもとりあえず命があって良かった。
まだここで死ぬ運命ではないということですね。
このあと,乗客は後続のトラックやVOLVOに分かれて乗せてもらって各自レーを目指すことに。
僕はインド軍のバスに乗せてもらい,オールインド軍兵士に囲まれて輸送。
なんか悪いことした気分でドキドキする。
インド軍のバスはレーから30~40km手前の駐屯地があるKaru(カルー)というまちまでだったので,タクシーをつかまえてレーまで行くことに。
インド軍の兵士は知り合いに言ってタクシーを手配してくれたり
怪我を気にかけて励ましてくれたり
とにかく優しくて感動。
丁寧にお礼を言ってタクシーに乗ってレーへ。
結局PM10:00頃,レーの宿に到着。
Himalayan Edelweiss Houseという宿へ。
ここではタイのチェンマイで出会った世界2周目のマサキくんとその友達のネパ(ネパール人ぽいかららしい)と合流。
長距離移動と事故も重なって疲れはピークでしたが
日本人と笑顔で旅の話をしてほっこりしました。
そんなこんなでバラナシからの移動完了。
明日からラダックを満喫します!!!