【インド・ハンピ】奇岩群に囲まれたのどかな村 2019.7.25〜26
******2019.7.25******
寝台バスに一晩揺られ朝7時。
バスはハンピの手前のHosapete(ホスペット)という町のターミナルへ。
ここでバスを降りるよう言われる。
ん?なぜ?
「乗客あと君1人しかいないからバスはここまで。トゥクトゥク拾ってハンピまで行ってね♡」
ちょっとまてええええ!!
こっちはハンピまでのチケット買ってんだぞおおおお!!
という魂の叫びを英語となぜか日本語でまくしたてる。
するとめんどくさそうにハンピまで行く別のローカルバスを案内される。
もちろん料金は無料。
けどその旨をローカルバスの乗務員に伝えてもらうと「マジかよ〜引くわ〜」という目で見られる。
なんでだ!?
そしてほかの乗客にもジトっとした目で見られる。。
え?ちゃんと事情伝わってる??
インドだと非常識なのか?
ここはまったく理解不能。。。
なんやかんやで8時半ごろハンピに到着。
バススタンドというより広場みたいなところで降ろされ村の方へ。
ハンピのシンボルでもあるヴィルヴァークシャ寺院が見えます。
オフシーズンで朝なのもあってか通りはガランとしてます。
とりあえず荷物を置きたいので宿へ。
ハンピでは安いと聞いた日本人宿のカルヤンゲストハウス。
個室とドミがありますが
ドミはなんと1泊100ルピー(150円)
倉庫にベッド置いてあるみたいな感じでそれ相応な感じですが
電源や扇風機,wifi,蚊帳,ひと通り揃ってるのでドミにします。
ドミといいつつ貸切だし。笑
日本人宿でありながら今泊まってるのはフランス人のみ。
荷物を降ろして朝飯食べに近くの屋台へ。
分かりやすい広場っぽいところにあって地元の人も続々来てます。
南インドの定番料理ドーサ。
外はカリッと中は甘みのあるクレープみたいなやつで
これをサンバルという酸味のあるスープとチャツネというココナッツのペーストにディップしていただきます。
これが
うまーーーい!!!
個人的にインド来て一番ハマったかも。
即おかわり。
チャイもつけて80ルピー(120円)
大満足!
続いて
ハンピには2日いる予定で
明日の夜行バスで次のまちバンガロールへ移動するため
バスチケットを買いに代理店へ。
エアコンなし寝台で1100ルピー(1600円)です。
ハンピは世界遺産のあるまちですがほんとに小さな村で
ほぼ全ての村人が宿やレストランや土産屋とかの観光業で暮らしてるような印象。
かといって観光地っぽいガチャガチャした感じはなくて
のどかな村の雰囲気があります。
ハンピの奇岩群,遺跡は広範囲にあるのでトゥクトゥクをチャーターして回ってもらう方法がありますが
やっぱり自分で自由に巡りたいので
朝飯の屋台の向かいにある村唯一のレンタルバイク屋でバイクをGET。
ガソリン込みで1日600ルピー(900円)
最初にハンピで1番眺めが良いというMATHANGA HILLS(マータンガーの丘)へ。
石段は結構急で思ったよりきつい。。
高所恐怖症の人にはつらそうな石段も。。
こんな道を10分くらい登っていくと頂上へ。
頂上には歴史ありそうな白の遺跡。
よくこんな岩山の上につくったな。。
見渡すと
木々の緑と茶色の奇岩の絶景!!!
その荒々しい景色の中に遺跡が立ってい光景もなかなかすごい。
朝見えたヴィルヴァークシャ寺院とハンピの村が小さく見える。
ハンピは14世紀ごろに南インドで栄えたヒンドゥー王朝のヴィジャヤナガル王国の都市で,イスラム勢力に都市が破壊されてから廃墟になったらしい。
それでもかつての王国を偲ばせる壮大な景色は一見の価値ありです。
なかなか他にはない景色を堪能して下山していると
後ろから青年が!
国を聞かれたので
ジャパン!
と答えると
まさかの日本人!
見た目が日本人ぽくないからビックリしたけど、
ハーフの子でインドへ学生インターンで来てるマシュー。
なんと次に向かうバンガロールにいてハンピに1dayトリップ中らしい!
これは飯でも行こう!と意気投合して
マシューと一緒に来ていたルワンダからのインターン生のジーンも一緒に3人でめぐることに!
とりあえず昼になったのでランチへ。
村のレストラン。
ターリーをオーダー。
ここはミールスじゃなくてターリーだった。
200ルピーくらいだったかな。
マシューが頼んだパンケーキ。
想像の斜め上を行くビジュアル。笑
さすがインド。
ハンピ村のそばには川があって
遺跡が多く観光でよく巡るのは村のある南側ですが
川を渡った北側が素朴な感じでめっちゃ良い!!
と評判を聞いていたので川を渡ってみることに。
川には渡し船があって
橋もあるんですが10km以上離れたとこにあるので
渡し船に乗るしかないという誰かの陰謀を感じる交通事情。笑
向こう岸めっちゃ近いんですけどね。
昔行ったラオスの人たちにつくってもらったら1日で木造の橋出来ると思う。笑
そんな渡し船乗り場に向かうと
めちゃめちゃフレンドリーなおっちゃんたち。
原付2台,チャリ1台積み込みます。
が,乗り場は向こうの岩の先。
原付運ぶの難しそう、、、
と困ってると優しいアニキが手を差し伸べてくれる。
浅瀬を原付で進んでいく。
すげえ……
さあ来いよ!と合図されるけど無理っす。笑
もう1台お願いします。
人もキュウキュウの小舟に原付とチャリを積んで対岸へ。
乗船時間,約1分。笑
これで80ルピーくらい。
良い商売だなぁ。苦笑
対岸はさらにのどかで走るのが気持ちいい!
こっち側でも景色が良いスポットがあって
猿が多いので通称モンキーテンプルと言われてるお寺へ向かいます。
お寺がある岩山へ到着!
お寺の参道ということで靴を脱ぎ石段を登っていきます。
これがまた結構きつい。。
しかも階段がボコボコでずっと足ツボ状態。
途中にいましたモンキー。
575段あるんですって。
息があがりながら頂上へ到達。
すごい!!
マータンガーよりも高さもあるからかパノラマ感が半端ない!!
遺跡というよりはこのハンピの奇岩が作り出す独特の景観を楽しむ感じ。
絶景とモンキー。
絶景とモンキー②。
ちなみにこの子たち
めっちゃ気性荒いです。
持ってるもの取るし威嚇してくるしマシューは牙をむかれてましたね。
頂上にも奇岩が広がっていて
落ちたら即あの世行きな岩の際に立って
アブねー!とかいいながらみんなでセルフィー!!
絶景はだれかと見るのが感動を分かちあえていいなぁ。
このあと頂上にしばらくいると
黒い雨雲がやって来るのが見えたので下山。
案の定大雨が来てしばらく待機。
雨が止んで,よし帰ろう!
と原付置き場にいくと
がっつり水没ううううう
しかも雨に吹きさらされてエンジンつかない…
がここでも心優しき村人が助けてくれる。
やっぱローカルはいいなぁ。
帰りの船が17:15最終だったみたいでギリギリ乗り込んでセーフ。
岸に着くとまた大雨が降りだしたので急いでバイクを返しそのまま宿へ。
やっぱり内陸でも雨降るんだなー。
そして夜,あたりが暗くなったころ雨が止んだので夕食を食べに外へ。
この時期は大半のレストランが休んでて
開いてるレストランも観光客向けで高いよ。
と宿のオーナーに教えてもらったので
ローカルプライスで食べられるという屋台へ。
屋台は朝見た大きな門の前の通り近くに出てます。
ここでオススメされて食べたゴビライスというのがめちゃ美味い!!!
ゴビというのはカリフラワーのことで
米は炒飯みたいな感じなんですが
味付けが絶妙でゴビもカリッと揚げてあってガツガツ食べられます。
満腹になって宿へ。
夜は意外と暑くなくぐっすり。
******2019.7.26******
この日も朝は昨日の屋台へ。
これも南インドでみんなよく食べてるプーリー。
とサンバルとダルカレーを合わせます。
最高。
もう毎朝ドーサとプーリーで良い。
食べてるとコテコテのインドっぽい装飾で着飾ったおっさん2人がセルフィー!言ってきてパシャリ。
フレンドリーだなと思ってたらドネーションおじさんでした。
この日は遺跡中心にいってみようとチャリを100ルピーでレンタル。
レンタル屋の兄ちゃんが「イッツグッドワン!」とかいって自信満々に送り出してきたこやつですが
段なしで以上にペダルが重い。苦笑
オフロードもあるので,ゴリゴリのマウンテンバイクとかで走り回ったら楽しそうだなーなんて考えつつ,重いペダルを必死に漕ぐ。
チャリを走らせるとヤシとバナナの木と岩山が広がる景色のそこかしこに遺跡があります。
綺麗な壁の彫刻が残っている遺跡も。
貴族の住居
王妃の浴場
これも王宮の遺跡
とにかく広大で当時の王国の繁栄が感じられます。
そして世界遺産にも関わらず無料で自由に見られる遺跡が多い。
観光客普通に遺跡に登ってセルフィーしてるなんて
もしアンコールワットやマチュピチュでやったら火あぶりの刑ですよね。
途中で買った小ぶりのバナナ。
甘くて美味い。
この辺のはこのサイズのバナナがメインらしい。
そして
昨日渡ったのと別の渡し船乗り場に建設中の橋がある!
てことでいってみましたが
土砂と工事車両があるのみで全然橋の気配はありません。
やはり渡しふ…誰かの陰謀を感じます。笑
ぐるぐる回ってるとまた雨が降り出したので早めに宿へ帰還。
個人的にはハンピの良さは奇岩と遺跡が生み出す絶景と世界遺産の町らしからぬのどかな村の雰囲気。
長期滞在する人もいるっていうのも頷けます。
ただ,オフシーズンはやはりオフシーズン。
雨宿りするところもほぼない雨季のハンピは中々つらいものが。苦笑
宿で荷支度を済ませ夜行バスの前に夕食へ。
バス乗り場のそばにも屋台があったのでそっちで食べてみました。
2夜連続のゴビライス。
同じ味でやはり美味い。
味付けは大体一緒なのかな。
腹ごしらえをしたら夜行バスに乗り込み
田舎の村からインド有数の大都市ベンガルールへ!