【スリランカ・ダンブッラ】シギリヤロックと石窟寺院 2019.8.8
今いるダンブッラは世界遺産のひとつ「ダンブッラ石窟寺院」を有するまちで
かつ「シギリヤロック」にも近い!
ということで今日はこの2つを巡ります。
まずは早朝,シギリヤロックから。
意気揚々と岩に登りたいところですが
ここは外国人に対して入場料30ドルと強気な料金設定をしています。
たしかに登れば途中にフレスコ画やライオンロックという特徴的な岩
頂上からはかつての狂気の王が見ていたのと同じ景色を眺めることができます。
ただ,観光スポットにポンポン何十ドルも払っていくのは正直キツイ・・・
そんな中,近くにシギリヤロックが綺麗に見えてリーズナブルに登れる岩があるらしい!
それが
ピドゥランガラロック。
シギリヤロックから2kmほど奥に行ったところにある岩山で
500ルピーで登れます!
特に欧米人に人気でシギリヤに登らずにピドゥランガラだけ登る旅人も結構いるらしい。
そしてピドゥランガラを選ぶ旅人が言うのが
「シギリヤ登ったらシギリヤロック見えないじゃん!」
そうだ!その通りだ!!
と半ば自分に言い聞かせて(笑)
今回ピドゥランガラに行ってみることにします。
とりあえずはシギリヤロックを目指していくので
ダンブッラの中心部から出ているシギリヤ行きの路線バスに乗ります。
宿から中心部はちょっと離れてるので流しのトゥクトゥクを捕まえて10分ほど移動。150ルピー
バス停でシギリヤ行きのバスを待ちます。
シギリヤの方は割と田舎で本数が少ないみたいで20分ほど待ちました。
40分ほどでシギリヤロック入口のバス停へ。
バス停っていっても何もないですが。笑
ここからシギリヤロックのメインの入口をかすめて3kmほど行ったところにピドゥランガラがあります。
ここから歩いていくのもありですが
てっとり早く行くならバスを降りたとこら辺にトゥクトゥクが待機してるので捕まえます。
今日は宿のチェックアウトが昼までなので
あまり移動に時間をかけすぎてもと思いトゥクトゥク使います。200ルピー
ちなみに森しかないピドゥランガラまでの道
野生のゾウが出るらしいです。
けど
「えー!会えたらいいなー!」
なんて呑気なこと言ってたら踏み潰されるらしいです。
実際野生のゾウは危険で
世界のゾウの生息地では毎年ゾウに襲われて亡くなる人もいるとか。
思えばあんまデカイ生き物がのしのし歩いてたら
もうジュラシックパークですよね。
正直トゥクトゥクでも勝ち目なさそうなんでちょっと不安でしたが
ゾウさんには出くわさず。
ピドゥランガラの入口に到着。
まず入口にはお寺があります。
ここでチケット(500ルピー)を購入。
そこから登山の要領で石段を登っていきます。
山に慣れてる人はそうでもないと思いますが
結構急で足元もデコボコしてるので
最低でも歩きやすい靴で来るとか準備はした方が良さそう。
そして頂上手前のところはもう道らしい道はなくて
岩が転がってるだけなので気をつけないと危ないです。
それを越えたら頂上!
森の中にそびえ立つシギリヤロック!!!
こうしてみるとひと際目立ちますね。
このシギリヤロックがなぜそんなに有名かというと
頂上に宮殿の跡が見つかり,そこにとんだ逸話があったから。
『5世紀ごろにカーシャパという王子がいた。
彼の母は平民の血筋,腹違いの弟の母は王族の血筋だった。
彼は王族の血を引く弟が王位に就くのを恐れ
当時の王だった実の父から強引に王位を剥奪して王位に就いた上に父を殺してしまう。
そして,弟の復讐を恐れたカーシャパは
このシギリヤロックの頂上に宮殿を建造して自分の玉座をそこに置いた。
だが,最終的には弟に破れ,彼は自ら命を絶った。』
というもの。
その話だけでもとんだ王がいたものだなと思いますが
この景色を見ると
ほんと狂気の沙汰だなと思います。
ここに来たぞという証に
バックショット取ってもらいました。(with 犬)
拡大してみると百鬼夜行のようにゾロゾロと登っていく人たちが見えます。
まだ朝9時なんですけどね。すごい人気。
そして今立っているピドゥランガラロックもすごい。
頂上は大きな大きな岩の上で、そこからの360度の眺望。
みんな座ってシギリヤロックを見たり寝転がったり
ここに座っているだけですぐ時間が経ってしまいます。
2時間くらい頂上からの景色を満喫して下山。
バスでダンブッラへ。
宿に戻ると
「お寺行ってきてランチ食べてからチェックアウトしたらいいよ」
と言ってもらえたので
お言葉に甘えてダンブッラ石窟寺院へ!
※行きの図
まずメインロードから最初に通るのがゴールデンテンプルという謎のお寺。
外観からまぁまぁ気になるスポットではあるんですが世界遺産が待っているのでとりあえずスルー。
ゴールデンテンプルの横を抜けると急な階段(もはや岩だけのところも)を登っていきます。
で,さらに階段を登るのか・・と思ったら「チケットはあっち」の看板を見つけます。
せっかく登ってきたのにかなり下ります。。。
その先にチケットオフィス。
チケットは1500ルピー(900円)
で,ここからまた石段が続くというアップダウンを繰り返します。
これがなかなかきつい。
入口へ到着。
おおおーーー!!
巨大な岩にはめ込まれたみたいに立つ寺院。
この中に第1~5窟まであるそうです。
一番手前にある第1窟。
ここは中が一番狭いんですが,一番古く歴史のある石窟だそうです。
中にはダンブッラ最大の涅槃像が。
足の裏が赤いのはスリランカの仏像の特徴ではるか昔にインドにやってきた王の手の平が真っ赤だったからと言われているらしい。
涅槃像のすぐそばに立像。
壁には仏僧の絵。
ここから天井の壁画と何体もの仏像を見ることができます。
この石窟感が伝わるでしょうか。笑
特に壁画は,壁自体が天然のものなので当然平らじゃないのに
どうやってこんな繊細な絵が描けるのかほんと驚きです。
昔の王様・・?
1人だけ仏像じゃなかったので撮りました。
ちなみにここは宗教遺跡には珍しくオール写真OK。
なのでバシバシ取れます。
が,やはり実際にそこに立ってみると
迫りくるような壁画と仏像のインパクトはすごい!!
ここも来れてよかった。
石窟寺院を満喫したので
宿に戻ってランチを食べることに。
ところが
昨日と同じやん!!笑
ここはライス&カリーしかないのか。
これが彼のいうスリランカンスタイルなのか。笑
もうせっかくなので中身を紹介します。
チキンカリー
オクラ
サラダチキンみたいな鶏と何かの和え物
グニャっとした果実。甘い。
がほとんどタネで実は少ない。笑
フルーツかと思いきやイモ。笑
そぼろ。
豆。
インゲンとニンジン炒め。
いいんですよ。
味は悪くないし,ライスもおかわり自由。
ただ,いくら食べても飽きないインドカレーと違い
自分の中でスリランカカレーは飽きる。
やっぱり,具材は別々にして食べた方が・・笑
今日はこれからスリランカ第2の都・キャンディへ移動します。
ダンブッラからキャンディはバスで2時間。
ちょうど宿の前を通るバスがあったので飛び乗る。
バスはパンパン。
キャンディに着くとなぜかガソスタで降ろされるも
今日の宿がそこから徒歩圏内だったので結果オーライ。
このビルの中にある「Kandy City Stay」
ドミトリー1泊1300ルピー(780円)。
ホットシャワー,冷房,wifiサクサクです。
今日はランチのライス&カリーが効きすぎて
まったく腹が減らないのでこのまま就寝。
明日はキャンディでアジア三大祭りのひとつといわれるエサラ・ペラヘラに行ってみます!