【インド・ラダック④ 】レー~カルギル~秘境ザンスカールへ 2019.7.18~19
******2019.7.18******
AM4:30。
まだ夜も明けないうちに荷支度をして宿を出発。
今日からラダック最奥の秘境Zanskar(ザンスカール)を目指して移動します。
まずは中継地のKalgil(カルギル)までバスで8時間の移動。
昨日チケットを買いに来たPolo Grand(ポロ・グランド)。
このバスで向かいます。
車内はすぐにいっぱいになり出発。
どうやらカルギルの人たちがレーに仕事や通学で来ていてその帰りっぽいですね。
明るくなって途中の休憩地。
相変わらず景色が良い。
舗装状態の良い幹線道路を進むので割とスムーズに進み,予定より1時間ほど早くお昼ごろにカルギルへ到着。
ザンスカールはここからオフロードで12時間くらいかかるので今日はもう便が出ないとのこと。
なので明日の早朝出発の予約を入れます。
シートの位置で料金が変わってきて,バックシートが狭いので一番安く1300ルピー(約2000円)
この兄ちゃんが担当のドライバーみたい。
車と一緒に写真撮っとけと言われ撮影。
とりあえずカルギルで1泊確定なのでジープ乗り場から近いところで宿を探していると,現地人とおぼしき人が「一番乗り場から近いここにしとけ」とアドバイスをくれる。
知り合いのところへの斡旋かなとも思いましたが
確かにロケーションは良くて料金をきくと600ルピー(900円)とそこまでぼったくり感はないのでここ「HASHIMI GUEST HOUSE」に決定。
この建物の2階から上がホテル。
カルギルは本当に中継地のスタンスで来たので,今日は調べものや記録整理などするため,wifiを探して街を歩きます。
カルギルのメインストリート
カルギルはパキスタンとの停戦ライン(実質国境)まで約4kmの町なのでイスラム色が濃くなってきます。
至るところにモスクがあって,表記もアラビア文字系のウルドゥー文字(パキスタンの使用文字)が併記されています。
メインストリート沿いに「TRAVEL CAFE」というのがありました。
wifiのマークもあるので入ってみると
大当たりでした!
本当に旅行者向けのスペースみたいで上階にはこんな落ち着いたスペースが。
ここは無料で使えてwifiもサクサク。
ドリンクやフードメニューもあります。
まさかこんな辺境のまちでこんな使い勝手良い場所が見つかるとは。
結局夕方まで居座って
夕飯を食べるため外へ。
近くに賑やかな市場があったので行ってみます。
屋台がある!
これはもういただきますですね!
これはマトンの串焼き。
肉は硬めですがタレが効いてて味がしっかりしてます。
これは韓国のトッポギみたいな感じでモチモチした米由来の食べ物かな?
ただ味はあんまりしなくて一緒について来た濃い味の漬物と合わせて食べました。
これはチベット料理のモモ(餃子)ですね!
これが一番間違いなく美味いやつかも。
屋台メシで腹を膨らませて明日に備えて就寝。
******2019.7.19******
2日連続のAM4:30に宿出発。
いい加減眠い。笑
予約したシェアジープ乗り場へ。
定刻発で意気揚々と進む,かと思いきや他の乗客を拾うのにめっちゃ時間かかる。
それぞれ家の近くまで迎えに行くんですが,寝坊してるのかピックアップの場所に全然いなくてドライバーが鬼電する事態が続発。
ラダックタイムなんでしょうか,このゆるゆるした感じ。笑
結局2時間くらいしてやっとカルギルの町を出発。
出発してしばらくは舗装された道が続き
あれ?これ思ったよりいけるんじゃないか?
と思ってましたが
しっかり崖っぷちオフロードに入りました♪
途中には氷河もあったり,この辺はレー周辺よりも万年雪を抱いた山が多い印象です。
そして乗り合わせた中でやたらよくしゃべるテンションの高いおじさんが。
彼の名はターシー。
ヒンドゥー語,ウルドゥー語,ラダック語,英語,フランス語を操り,ヨーロッパなど海外で仕事していたこともあるらしい。
彼曰く同じインド人でも言語が全然違うから言ってることがあ分からないことはままあると。
そういえば乗客のムンバイから来た女の子は別の地元ガールとそこまで会話してないな。
昔の話もしてくれて
「子どものころ,自分の家から学校まで歩いて200kmあったんだ!」
「今はこんな道でも車が通れるんだからラッキーだよ!」
とハイテンションで語るターシー。
本当にとんでもない秘境なんだな。。
ただそんな秘境で彼は1974年に初めて日本人を見たらしい。
調べると1974年というのはラダックが外国人に開放された年。
本当に初の日本人旅行者だったのかも。
だいぶ昔だから名前も憶えてないけど,珍しかったからそのときのことははっきり覚えているらしい。
当時はまだ外国人が未踏の地が世界中にあったんだろうな。
なんか歴史を感じる。
途中,乗客の女の子たちが道端で取ってきたアルシー(と聞こえた)という野草。
茎部分の皮を剥いて食べるみたいで強制トライ。
味は甘みがあって悪くない。
て横見たら
ターシーキノコ採ってきとる!!
いつの間に・・・笑
そして出発から12時間,やっとザンスカールの入口あたりへ。
ここらへんに来ると今度は羊の群れに足止めを食らってなかなか進めない。苦笑
結局15時間かけてザンスカールの中心地Padum(パドゥム)へ到着。
あたりは真っ暗で早く宿を探したいと思っていると,ターシーがここに聞いてみろとまちなかの宿を紹介してくれました。
「KAILASH HOTEL&RESTAURANT」
中庭付きで部屋も綺麗。
料金は1室1200ルピーでしたが
ジープで乗り合わせた同じ一人旅のインド人とシェアすることになり,600ルピーで泊まれることに。
宿にはレストランも併設されていたので
そこでThentuk(トゥントゥク)という煮込みうどんの平麺バージョンみたいなチベット料理をオーダー。
スープもトロッとして麺もモチっとして優しい一品。
とりあえず,無事2日がかりでザンスカールへ到達!!!