【インド・ラダック⑥】レーに帰還→最後はスローな1日 2019.7.22~23
******2019.7.22******
朝4時。
今日はザンスカールからレーに戻るため,
昨日宿のスタッフに手配してもらったシェアジープのピックアップを待ちます。
ルートは来た道しかないので中継地カルギルまで戻る予定。
料金はバックシートで1,000ルピー。
が,待てど暮らせどジープが来ない。。。
すると昨日ストンデの祭りに一緒に行ったハチさんに遭遇。
ハチさんも今日レーに向けて帰るそうで
20時間かけてレーまで直通で行くジープを抑えたんだとか。
ただ,合計3台で行くらしいのですが,
まだ来ていない乗客がいる
あとそもそも1台まだ来ていないとのこと。
もしかしてその来てない1台なのかな。
が,しばらくするとハチさんのジープは出るということで行ってしまった。
困った。。。
時すでに6時半。
宿のスタッフも心配してちょくちょく見に来てくれるものの一向に来ず。
ドバイバーに連絡とればいいんじゃないかと思いですが
そもそもここザンスカール
電話通じないのでみんな携帯持ってません。
だからみんな道端で会ったら話し込むわけだ。
世間はAIだのIoTだのキャッシュレス決済だのというワードが飛び交ってますが
まだ地球上には美しきアナログな世界が残されてますよ。
ただ,こういうときには思いますね。
携帯さえあれば・・・
その後しばらくして1台のジープが現れる。
お,これか?!
と期待して近づくと中からハチさんが。
どうやらまだ来ていない乗客の村へ確認しに行ってたらしい。
どんだけアナログなの!!
で,結局僕が乗るのはハチさんと同じこのジープでした。
このジープはレーに直通ですが,カルギルまでで予約した僕は途中まで乗せてもらうって感じみたい。
とりあえず乗れて良かった。。。
帰りもスーパーオフロードを通って帰ります。
行きよりも天気がかなり良くて絶景が堪能できます。
ちなみに
こんな湿地帯みたいなところがあるんですが
この辺り野生のマーモットがいます。
走る姿とか特徴的で愛嬌があってかわいいので写真撮ろうとするんですが
いかんせんジープが爆速激揺れのためなかなか捉えられない。
苦戦しながらやっとの思いで撮影できたのがこちら。
尻尾のみ。笑
写真はなかなか難しいかもしれませんが,
絶景に飽きたらマーモットを探してみると良いかも。
ドライバーの兄ちゃんが大分飛ばし屋だったのもあってか
行きは15時間かかった道を9時間ほどでカルギルに到着。
時刻はまだまだ日が高い午後4時。
ここで降りる予定でしたが
このジープはこのままレーに行くので
このペースなら今日中にレーに着いて明日1日ゆっくりできると思い
ドライバーにレーまで乗せてもらうようお願い。
西日に染まる山や村を眺めながら進みます。
結局レーには23時前に到着。
まだ宿を決めていなかったので,同乗していたハチさんがいつも泊まるという宿にご一緒させてもらうことに。
向かったのはメインバザールから徒歩5分くらいのところにある「HALDUPA GUEST HOUSE」
部屋も空いていたので1泊600ルピーで泊めてもらえることに。
ラダックは移動が多く空気も薄いから
知らず知らず疲れがたまりやすいのかすぐに爆睡。
******2019.7.23******
明日にはラダックを発つので今日が最後の1日。
レーのまちは今日も快晴。
宿の外観。
中庭付きで静か。
やたら売ってたミルクを朝シャワー後に一気飲み。
こっちのミルクは甘くてうまい。
午前中はハチさんと近所のカフェにコーヒーを飲みにいくことに。
この宿がある通りは「Upper Tukcha Road」 といって中心部のメインバザールから近くゲストハウスが軒を連ねる通りだそうです。
そんな通り沿いにある「But coffee Firs」
オシャレでwifiも使えてコーヒーも美味しいです。
何より抜けるような青空と涼しい風が気持ちいい。
おそらくレーの過ごし方はこういうのが正解なのかも。
長期滞在する人が多いのも頷けます。
その後は洗濯したりまちをぷらぷら。
まだ行ってなかったレーのシンボル,レー王宮にも行ってみます。
レーの街並みがよく見える。
ただ,入場料300ルピーかかります。
中は生前としていて遺跡感があるわけでもなかったので眺望を見るなら王宮からさらに上にある「Themo Gompa」に行った方が良いかもしれません。
王宮の下に広がるオールド・レーのまちなみ。
ハチさんがここ2,3年で新しい店がどんどんできてると言ってたけど
ここオールド・レーでもホテルの建設が進んでいて
観光需要はうなぎのぼりみたいです。
あとやたら配管工事が多い。
まちなかにはや細い路地に商店が並び
やたらヘアサロンが集まってるところも
いかつい。笑
公園や
ローカルのマーケットも
一番人通りが多いメインバザール
ショップやレストランが立ち並ぶ前で野菜を売ってるおばちゃんたちがいるっていう
洗練された中にもどこかのどかな感じがあるのもなんか良かった。
レーのまちは観光客向けの店や宿がたくさんあって
今もどんどん増え続けていて
その分物価もかなり上がってるみたいだけど
何でも揃ってて便利だし
インドの他のまちのように汚い,うるさい,臭いみたいなこともなく。
素敵な自然や文化が広がるラダックを巡る拠点としても良いまちだと思います。
夜はハチさんと夕食。
「GESMO RESTAURANT」といういつも多くの人で賑わっているというレストランへ。
Chicken Masala Paneel(鶏・マサラ・チーズ)のカレーを注文。
普通に美味しかったですが240ルピーとそこまで安いわけじゃないので
値段相応だねと結論付けました。笑
ハチさんとのお話で
世界一周旅行者は色んな国を通過して
一度行くと満足して旅をやめる人が多い。
またその一度きりの経験で
「この国はこうだった」
と発信しているのをよく見る。
それは悪いことではないけれど,
何回も訪れるとまた違った側面が見えるからもったいないなと思う。
旅先で日本人と絡むのもいいけど,ローカルの人と仲良くなると
現地の文化や価値観を深く知ることができて圧倒的に面白さが違う。
というお話。
本当にそうだなと思って
ハチさんの話を聞いているとローカルの人とどんどん仲良くなって
結婚式に呼ばれたり
ローカルの人しか知らないスポットを知ることができたり
考え方や価値観についてもそこら辺のガイドブックじゃ拾いきれないディープなところまで入っていってるのが伝わってくる。
自分も「世界の人たちの暮らしが見たい」
というのは旅の大きな目的だから,もっともっとローカルの人と関わっていきたいなぁ。
さて,そんなこんなで2週間近く滞在したラダックを離れ,一気に南インドへ移動します!