【タジキスタン・ワハーン回廊②】ガラムチャシマ～イシュコシム～トゥゴズ村へ 2019.9.23
今日はワハーン回廊を進んでさらに先の村を目指します。
朝7時。
今日は月曜てことでシェアジープがあると聞いて温泉の前の広場へ向かいます。
お世話になったおっちゃんと。
ホテル並の設備やサービスを求める人はダメだけど
おっちゃんが明るくて優しいめちゃめちゃ良い人で立地とコスパ抜群なんで
多くを求めない旅人にはオススメです！
広場に向かうと
おっいるいる！！
で早速乗り込もうと思ったら
ホーログ行きばかり。
寒いからか車がボロいからか
エンジンがかからないのでみんなで押す図。笑
イシュコシム！と連呼してたら1人のドライバーらしき人(メッシに似てる)がここで待ってろとジェスチャー。
そして誰もいなくなった広場で1時間近く待ちぼうけ。
本当に来るのか疑心暗鬼になり始めたころにメッシ登場！
メッシの愛車。
上流の村からイシュコシムに行く人を集めてきてたようで車はパンパン。
運良く助手席をあてがってもらって快適。
今日も村や人や牛までハッキリ見えるアフガンの景色を横目に
ガタガタのオフロードを進むタフなサイクリストにエールを送り
時折ヒツジに行く手を阻まれながら
2時間半でワハーンで1番大きな町・イシュコシムに到着。
ここで泊まるのもアリですが
人や物資が集まる交通の要衝という感じで
ホーログと同じような雰囲気を感じたので
さらに先に進むことに。
東へ向かうジープを探します。
どうやら連れてってくれるみたいですがシェアジープなので人が集まるまで待つとのこと。
自分の他には誰もいなくて時間がかかりそうなのでランチへ。
ドライバーに教えてもらい近くの看板もない食堂へ。
何が食べられるか聞いてできてたのは
ケバブ。
26ソモニ(290円)
これ味付けが日本でもありそうな激ウマ炒めでした！
イシュコシムはパンジ川に向かう緩やかな山の斜面に広がるまち。
こんな辺境にありながら割と規模は大きいです。
とはいえ日中はあまり移動する人がいないようで
東西を貫く幹線道路沿いも人はまばら。
ジープもなかなか人が集まらず
30分で1人，1時間でもう1人と少しずつ増えていき
イシュコシム到着から3時間半後の14時にやっと出発。
ワハーンの移動は朝がメインで日中長距離を移動する人はあまりいないみたいです。
途中寄ったガソリンスタンドは無駄なものがほとんどそぎ落とされたスタイリッシュな設備でした。笑
例によって乗客のじゃない荷物もたくさん積んで
途中色んな村に寄りながらゆっくりと進んでいきます。
そして2時間後
目的のトゥゴズという村へ到着。
看板はこの村の近くにある
ヤムチュンフォートという城砦と
ビビファティマという温泉の表示
ここではこの城砦と温泉に行ってみようと思います。
そして
ここから先のエリアはホテルやゲストハウスがないので
ホームステイさせてもらえる家を探します。
村の入口にある商店にいた2人組の姉妹が英語を話せたので尋ねてみると6軒ホームステイ可能な家があるみたいで道案内してくれることに。
トゥゴズ村はイシュコシムよりも急な山の斜面に張り付くように家々が点在していて村の道もほぼ坂道。
荷物フル装備で登山並の道を進んでいくのはきつく
1軒目のホームステイ先にたどり着くまでにガソリン切れ。
聞いてみるとこの辺りのホームステイは1泊2食付きで15ドル(150ソモニ)の定額らしく
それなら料金交渉もないので近場の1軒目に決定。
ここはAKIM HOMESTAY という一応maps.meにも出てくるところでした。
電気と電源があるワンルームに布団を敷いて寝るタイプ。
昨日のガラムチャシマのおっちゃんとことほぼ変わらんような。笑
トイレは離れでポットン。
浴室も離れにあるにはありましたが水が出ないっぽい。
やっぱり昨日のガラムチャシマのおっちゃんとこと変わらんような。笑
宿のお母さんからチャイを飲みなさい
と広々としたリビングに案内されて一服。
ここで他に泊まっていた台湾人サイクリストの女の子に出会います。
タジキスタンは観光大国ではないものの
パミール高原，ワハーン回廊は世界中のサイクリストにとって有名な聖地。
基本的に人や車をあまり見かけないワハーン回廊でもサイクリストは割と見かけます。
彼女の名前はYOGA。
大学卒業して就職するまでの間で海外に走りに来てるらしく
彼女のプランはキルギスから入って中央アジアを通りトルコのイスタンブールまで行くシルクロードの旅。
めちゃめちゃカッコイイな！！
ただ台湾は中国との関係で国家として承認されていない国もあって
キルギスも入国が空路に限定されてたり
色々と大変みたいで
日本人はほんとに羨ましいと言われました。
たしかに自分たちは当たり前に思ってるけど
世界でこれほど自由に色んな国にいけるのって実はかなり珍しいこと。
ビザなしで入国できる国の数は日本が世界一。
旅をしていても色んな場面で日本の信用力は高いなぁと感じます。
またサイクリストにとって日本もメッカらしく
彼女も箱根・伊豆に走りに来たことがあるとか。
次は四国に行ってみたいらしく
それならしまなみ海道を通って
地元福山にも来てねと推しておきました。笑
そして今回の彼女の旅の中で砂漠地帯であるトルクメニスタンだけは自転車で抜けられないので
車をチャーターして自転車を積んで移動する予定らしく
人数が多い方が割安になるので
時期があえば一緒にトルクメニスタンを抜けようと約束。
実現するかどうかは別にして
お互いのルートを思い描きながら今後どこかで会えたらっていう話をするのはワクワクする！
本当は外を出歩こうと思ってたけど話が盛り上がってそのまま夕食を食べて就寝。
現地の人ともそうだけどどこに行っても旅人と出会い話す時間は楽しいです。
