【キルギス・ビシュケク③】3度目の入国。サッカーW杯予選観戦!! 2019.11.12~14
******2019.11.12******
の予定でしたが
え?
なんで?
あんなにビザ申請に苦しんでやっと出れたのに?
実はちょっと前にさくらゲストハウスのタケモトさんから連絡が入って
「11/14にビシュケクで行われるサッカーW杯アジア2次予選日本vsキルギス戦のチケットが取れますよ」
なにぃ!!!
これは行くしかない!!!
となったわけです。
もともとサッカーは好きでヨーロッパでは絶対観に行こうと思ってたんですが
日本代表の試合,しかもアウェー戦を見る機会なんか中々ないと思うので
この旅3度目のキルギス入国です。笑
昼にホテルをチェックアウトして昨日も行ったサマルバスターミナルへ。
ターミナルの入口から見て左奥の建物へ。
チケットカウンターがいくつかありますが1番左の総合窓口?的なところの人が英語を話せるのでそっちに繋がれます。
18:30発で2500テンゲ(700円)
時間があるのでターミナル内の食堂で腹ごしらえ。
今日はラグマン。ナン付きで720テンゲ(200円)
ここのナンはカリカリモチモチで結構好きです。
夕方まで待合で時間を潰してほぼ定刻どおりに出発。
大型のバスですが乗客は3分の1くらいで割とガラガラでした。
車体は古いものの乗り心地自体はそんなに悪くないんですが
運ちゃんがなぜか窓をちょっと開けていて隙間風が入ってくるのがきつい。(窓が閉まらないのかもしれませんが笑)
******2019.11.13******
途中2回ほど休憩を挟んで午前2時前に国境へ到着。
バスを降りてイミグレへ。
毎度のことながら中央アジアのイミグレはゆるゆる。
カザフ側では日本と分かるとパスポートをじっーと見ながら
「ヤクザか?」
とジョークをかましてきて
キルギス側はほぼ何もチェックせず地元民並みの早さでパスポートを返され
思わず不安になってスタンプを押されたか確認しました。笑
イミグレを通過すると両替所もあって余ったテンゲをキルギスソムへ両替。レートは良いです。
トイレもあって30テンゲor5ソムで行けます。
寝ていたところで外に出され死ぬほど寒くてトイレが近くなったので助かりました。
バスのイミグレ通過を待って出発。
そして
午前4時にビシュケクの西バスターミナルへ到着。
中途半端な時間に着いてしまったのでターミナル内の喫茶店みたいなところで朝食。
そのまま3時間ほど過ごしてバスが動き出してからさくらゲストハウスへ移動。
ドミトリーに割と人が居るなぁと思ったら日本から遥々やってきたサポーターの方々でした。
昨日一昨日は代表選手が宿の近くのグラウンドで公開練習をしていたらしく
日本じゃあり得ないくらい近距離で練習を見れたり
選手や監督とも普通に写真を撮ってもらったりできたようで羨ましい。。
今日はとりあえず試合のチケットを手配してもらったJICA事務所にチケット引き渡しに行きます。
日本大使館のすぐそばのビルでした。
チケットは500ソム(780円)
FIFA公式戦,W杯予選の試合がこの値段で見れるとは・・・
これもキルギスでするからこその恩恵かも。
******2019.11.14******
試合当日。
宿を出るのは14時ごろで良さそうということで午前中はのんびり過ごしてましたが
ドミトリーにいたサポーターの方々は全く違って
イヤホンで何か聴いたりしながら集中力を高めていて
前日とは違うオーラを身に纏っています。
段々気持ちを高めて試合にピークを持ってくる準備の仕方は完全にプロフェッショナル。
本田圭佑も言ってました。
「サッカーは準備が8割」
だと。
日本での試合やW杯本戦ならもっとライトなにわかファンとかも大勢居そうですが
アジア予選のしかもアウェー戦に来るとなればこれは間違いなく本物。
試合よりもこの過程を見れたのが一番貴重だったかも。
試合が行われるスタジアムは宿から3kmほどで徒歩圏内。
当日は交通規制がかかったりするのでなるべく徒歩で来るようにとの通達もあったので歩いて行くことに。
今回,日本側サポーターは全員スタジアム外のゴーリキー広場というところに一度集合して
キルギスサッカー協会の職員の誘導で会場入りすることになっています。
集合場所に行くと日本人サポーターがずらり。
タケモトさんもキルギスでこんなに日本人を見たことなんてない、という珍しい光景。
さくらに泊まっているサムライも仕上げて来てます!
協会の職員に付いてスタジアムへ。
中はこんな感じでサッカー専用ではないようです。
日本側の観客席はここ。
屋根付きで少し暗いですがピッチは近いです。
最前列はキルギス警官が陣取っていてしかも普通に座って観客と化してます。笑
スタジアムに来るときからものすごい数の警官がまちに溢れていて
日本から来た人たちはこういうもんなのかなと思うかもしれませんが
しばらくキルギスにいる人間から見ると異常。笑
実は前節のキルギスvsミャンマー戦でキルギスサポーターがピッチに乱入したらしく
今日は無観客試合になる可能性もあったくらいらしいので仕方ないとは思いますが。
キルギス側も人が集まってきました。
コアサポーターと呼ばれる方々が太鼓を鳴らしたりしながらニッポンコールで応援。
今日はDFの吉田麻也選手が100試合出場ということでエールを送る場面も。
鳴り物や応援グッズ,サムライの衣装なども国によっては持ち込みを拒否されたりルールが全然違って対応が大変らしいです。
そして
選手入場
17:15キックオフ!
今日の日本はミスが目立ってなかなか相手を崩せず
逆にキルギスの方が落ち着いて展開している印象。
パスやロングフィードもなかなか繋がらないので
さくらのメンバーの間で
「実はピッチがいつもより小さくて距離感掴めないんじゃない?」
とか冗談言ってましたが
試合の2日前にスタジアムのペンキ塗ったりしている国なのであり得ると思います。笑
そんな日本にとっては苦しい展開でしたが
PKで先制できたのとFKで中押し点が取れたこと
キルギスのフィニッシュの精度がいまいちだったことに助けられ
なんとか2-0で勝利!!
セットプレーでしか点が取れなかったように相手を崩して攻め込む場面がなくて思った以上に苦しい試合だったんじゃないかと。
ちなみに試合前にサポーターの方に今日のスコアを聞いたら
「2-0でしょうね」
と言われててドンピシャ。
さすがすぎる。。。
キルギスが思った以上に健闘していたのと
キルギス側のスタンドの盛り上がりが凄くて途中からキルギスを応援したくなりました。笑
キルギス代表はドイツ系やアフリカ系の選手を多く起用していて、チーム編成もFCドルドイというクラブチームの監督と選手が中心。
普段から一緒にプレーしているので代表でもスムーズな連携ができるんでしょうね。
今年のアジアカップでも優勝候補のチームを延長戦まで追い詰めたらしく今後の成長が楽しみです。
んー,世界一周にしては長く滞在している国なのでだいぶキルギスに愛着が湧いてますね。笑
今回キルギスという国でのサッカー観戦は日本トップクラスのガチサポーターの方々との出会いもあってかなり貴重な経験になりました。
サポーターの方いわくW杯の本戦よりも予選の方が緊張感が半端なくて面白いんだとか。
今の日本はW杯に出るのが当たり前になっているのでアジア予選は文字通り「絶対に負けられない戦い」になってるようです。
やっぱり「日本」という国をかけての戦いは奮い立つ!
色んなことがあったキルギスの締め括りにふさわしい貴重な経験になりました^ ^