みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【ウズベキスタン】”もう一つの国”カラカルパクスタン共和国。ヒヴァ~ヌクスへ移動。 2019.11.21

1日ヒヴァを散策して夕方。

これから次のまちへ移動するため宿から荷物を引き上げます。

次はさらに西へ進みヌクスというまちへ。

 

f:id:mizuno1221:20200128155706j:plain

実はウズベキスタン西部には自治共和国としてもう一つの国カラカルパクスタン共和国」があり,その”首都”がヌクス です。

 

といっても,通貨も公用語も同じでイミグレがあるわけでもない(検問のみ)ので旅する分にはウズベキスタンとなんら変わりはありません。

 

f:id:mizuno1221:20200128160418j:plain

さて,まずはヌクス行きシェアタクシーが出ているウルゲンチへ行きます。

 

移動手段としては料金が高い順に

タクシー▶マルシュートカ▶トロリーバスがあって

まぁ安い方が良いんですがバスだと時間がかかり過ぎるという話を聞いたので

マルシュートカで行くことに。

 

f:id:mizuno1221:20200128160921j:plain

f:id:mizuno1221:20200128160707j:plain

イチャン・カラの外側の北東の位置から出ています。

3000スム(35円)

 

 

16:30

マルシュートカ出発

 

f:id:mizuno1221:20200128161019j:plain

17:25

ウルゲンチバスターミナル到着

 

f:id:mizuno1221:20200128162501j:plain

ここから2kmほど歩いたスタジアムそばの通りからシェアタクシーに乗れるらしいので歩いて向かいます。

 

f:id:mizuno1221:20200128161122j:plain

f:id:mizuno1221:20200128161125j:plain

ウルゲンチ中心部。

交通量が多く遊園地があったりヒヴァに比べるとかなり大きなまちという印象。

 

f:id:mizuno1221:20200128161250j:plain

ここがそのシェアタクシー発着所。

完全にただの道端です。

 

そして時間帯が遅かったからか人も車もほとんどおらず

唯一停まっていたおっちゃんも

「今日はもうシェアタクシーはないぞ。人が集まらないからな。1人で行くなら50ドルで行ってやるぞ」

とハナからシェアの気なし。

シェアタクシーの10倍の料金なのでこれは無理。

 

今日は諦めてここでもう1泊か?

 

と考えてると後ろにもう1台車がやってきました。

その運ちゃんに聞いてみると

 

「これはヌクス行きだ。乗りな。」

 

ビンゴ!!!

土壇場でなんとかなりそう。

料金は相場の50000スム(570円)

 

ただしばらく待っても他の客が乗って来ず。

始めからヌクス行きだというから他の乗客ある程度確定してんのかと思ったけど

これだとまた50ドルになるのか。。。

 

そう思ってるとおっちゃん急に発進。

「待って待って!1人だと高いんでしょ!」

と言うと

「50000スムでOKだ」

と返答。

 

え?大丈夫?

50ドルはまだしも1人50000スムで1台貸し切りなら4人分の料金になるのが普通。

それすら提示してこないなんて。

 

ただおっちゃんが言ってることが本当ならラッキー。

たぶんこの車を逃すと今日はチャンスなさそうだし,おっちゃんに身を任せることに。

 

その後,車はヌクス方面に快調に飛ばして行きます。

 

ただふと冷静になって考えると

とりあえずヌクスに向かってくれてて

運ちゃんは良い人だと思い込んで乗ってるけど実際は分からないな,と。

 

いきなり銃や凶器を突きつけられ

荷物を奪われて何もない氷点下の砂漠に放り出されたら

 

仲間が車に乗り込んできて身ぐるみ剥がされたら

 

色んなケースが考えられるけど

乗った以上は自分の責任。

 

居眠りもせず

運ちゃんの動きが見える斜め後ろに座り

iPhoneで現在地を確認しながら過ごします。

 

運転もご多分に漏れず荒い。

舗装されてるけど割と剥がれて放置されてボコボコのところもあって

街灯はなく

片側1車線の道を100kmで走行しながらガンガン対向車線に出て追い越ししていきます。

 

途中から見ても焦るだけだと思い見ないことにしました。

前を見てても見てなくても当たったら確実に即死。

 

あと暖房を付けている車内でも足元に冷気が刺さります。

外の気温は何度なんだろう。。

ウルゲンチ市内でもー5℃だったけどそれどころじゃない。

 

そして

2/3ほど進んだ小さな町の道端で男3人が乗ってきます。

この男たちはタクシーを探していてヒッチハイクの要領で拾った様子なのでこれはシロっぽい。

 

ここまで細かに書き出したのは

半年あまりの旅の中で夜間の単独タクシー長距離移動はほぼ初めてで

(一度中国でもあったけど公安の目が光ってて検問だらけでそういう事が起きる可能性はほぼなかった)

極力取るべきじゃない移動手段なので緊張感があったからです。

 

とダラダラと不安な心情を書きましたが

結局,無事にヌクスへ到着。

予約したホテルまで送ってくれて料金も50000スムでOK。

めっちゃ良いドライバーでした。

 

いや,でもあまりこういうことはしないでおこう。

 

f:id:mizuno1221:20200128161922j:plain

f:id:mizuno1221:20200128161924j:plain

今日の宿はBESGALA

ドミトリー朝食付き1泊10ドル。

ここは全体的に超清潔でドミ部屋も荷物置きやテーブル,イス,セーフティボックスと充実。

アメニティもバスタオルにシャンプー,ボディソープもフリー。ドライヤーも有。

これはかなり快適。

wifiウズベキスタンクオリティですがそこは国家レベルの問題だと思うので致し方なし。

明日はヌクスから北へ足を伸ばしてムイナクという町へ行きます!