【アゼルバイジャン・ゴブスタン】古代の岩絵と泥火山 2019.12.26
今日はバクーから足を伸ばして数十キロ離れたところにあるスポットへ。
1つははるか昔,旧石器時代の人類が描いた岩絵(ペトログリフ)があるゴブスタンというところ。
もう1つは火山が多いアゼルバイジャンで見られる泥火山(マッドボルケーノ)
バクー市内から日帰りツアーも出ていますがアゼルパッカーに聞いてバスとタクシーを乗り継いで行くことに。
アゼル中心部を走るバスは現金不可でメトロとセットになった専用のプリペイドカードが必要。
カードはメトロの駅で入手できるということでさっそく駅へ。
1〜4回までの回数券もありますが何回使うか分からないので通常のプリペイドを購入。
カード本体が2マナト(130円)でそこからチャージ。
1回いくらか分からなかったんですが使ってみると
バスは0.4マナト(25円)
メトロは0.3マナト(20円)
でした。
バスに乗る前にケバブ屋で腹ごしらえ。
1つ1.5マナト(100円)
ケバブはリーズナブルでまちのどこにでもあります。
まず中心部からバクー郊外のターミナルまで125番のバスに乗って移動します。
途中には油田施設とおぼしき建物も見えます。
ターミナルへ到着すると195番のバスへ乗り換え。
こっちのバスはプリペイドカードなんてハイテクなものはなく現金オンリー。0.8マナト(50円)
車体も年季が入ってます。
ちなみにここでゴブスタンに住んでいるという人が自家用車で連れていくよと行ってくれたんですが
よく話をすると見所を回って帰りのゴブスタンのバス停まで60マナト(約4000円)くれととんでもない額を言い出すのでスルー。
善良な一般人のフリして近付いてくるのである意味タクシーよりタチが悪いです。
40分ほどバスで走ってゴブスタンへ到着。
ここからタクシーとの交渉です。
岩絵まで6マナトで行けると聞いてましたが最初のドライバーは50マナトとかまたまたふっかけてきます。
その後色々話して5マナト(320円)で行ってもらうことに。
岩絵がある山の麓の博物館の横で入場チケットを買います。
外国人は10マナト(640円)
タクシードライバーはこの後泥火山も回ろうと言ってくれたんですが
またまたふっかけてきたので若干腹が立ってキッパリ断って帰ってもらいました。
そしていざゴブスタン内部へ!
こんな感じで踊る人たちがいたり
動物が描かれていたり
絵は絵なんだけど何かいまいち分からないものもありますが笑
まだ文字もないはるか昔の祖先が描いた絵をいま見られるというのはロマン溢れます。
広大な岩山の中には遊歩道が整備されてるんですが
パッと見にはどこに絵があるのかわかりにくいところもあって
自力で探すも発掘調査みたいで面白いです。
蛇出るらしいですが汗
こういうペトログリフ,東南アジアや南アジアではそんなに聞かないですが
中央アジア周辺ではよく耳にします。
この辺り知識のある人に解説してほしいところ。。
さて,さっきタクシー帰らせたのでここから麓までは歩いて下ります。
ゴブスタンのまちとカスピ海がうっすら見えます。
頂上が平らで特徴的な形をした山。
なかなか特徴的な形,と思っていたらあれが泥火山だったというのを後から知りました。
麓まで2kmほど歩いて下りてくると1台の車がやって来たので交渉し
泥火山へ行って帰りのバス停までで10マナト(640円)で行ってもらうことに。
泥火山への道はオフロードで旧ソ連のセダンはエンストしまくりながら
「ノープロブレム!」とドライバーが笑い飛ばしながら
10kmほど離れた山のテッペンへ。
頂上には盛り上がった小山のようなのがたくさんあります。
近寄ってみると
ポコポコと泥が湧き出ています!
これなんか割と大きくて活発で
近寄ってカメラ構えていたら
うおおおお!!!
そのまま噴火するんじゃないかというのもたまに来てちょっとビビります。笑
この泥、人体に害はなくむしろ肌に良いとかで地元の人は泥パックするんだとか。
観光客の中には水着で来て全身泥に浸かる人もいるみたいです。笑
この泥火山は周辺にもいくつもあって
実はアゼルバイジャン,北海道くらいの国土に世界の泥火山の半数近くが集まる超火山大国らしいです。
ここに来るまでそんなこと全く知らなくて
歴史や地理は勉強したつもりでもまだまだ知らないことばかりで面白いです。
それから帰りのバス停まで戻ります。
ドバイバーの兄ちゃんボクシングやってるらしい。
料金交渉とかで激モメしなくてよかった。。
帰る前に近くの店でケバブをつまみます。
飲むヨーグルト付きで2マナト(130円)
ほぼケバブしか食べてないけど安定の美味しさ。
帰りのバスはなかなか来ず先に来たシェアタクシーでバクー郊外のターミナルへ。
2マナト(130円)
125番のバスで市内に戻りますがカードの残金不足でチャージもできず、、
困っているとそばにいたおじさんが払ってくれて乗りなと。優しい。。ありがとうございます!
市内に戻るとすっかり夜になっていたのでアゼルパッカーに教えてもらったレストランXazarへ。
中心部のレストランはどこも高いけどここはリーズナブルだよと教えてくれました。
メニューは肉やポテトを使った炒め物が多く
1番ページを割いていたのはやはりケバブ。笑
アゼル人に聞いてもケバブだと言ってたのでラムのケバブをオーダー。
適当に頼んだらレバーでなかなか新鮮。
生ビールも合わせて9.4マナト(600円)
だったんですがこの時現金の持ち合わせがなく
カードも使えなかったのでATMで下ろして来ると言って1回店を出て戻ってくると
「もう来たの?明日で良かったのに〜ありがとう!」
とめちゃくちゃ寛大。
バクーの都会の喧騒は若干日本みたいでせかせかしてる雰囲気も感じてましたがほっこりしました。