【レバノン・バールベック】古代ローマへタイムスリップ!中東三大遺跡のひとつへ。2020.2.2
今日はベイルートから80kmほど離れたところにあるバールベックという古代ローマの遺跡があるまちへ!
バールベックは先日トリポリからのアクセスを探って無理だったまち。(青ルートNG)
まずは宿の朝食から。
20ドル以上する宿だけあって朝食のバリエーションとボリュームはさすが!
バールベックにはベイルート南にあるCola(コーラ)というバスターミナルからセルビスが出ているらしいですが
そこまで微妙に数キロ距離があります。
幹線道路沿いでセルビス捕まえたらいいよと宿の人に言われ幹線道路に出るも全然セルビスが止まらず。
仕方なくタクシーを捕まえてColaまでというとHamlaという地区のCola行きセルビスの停留所へ。
ここまでで2000ポンド
そこから12番のバスでColaへ。1000ポンド
話には聞いてたけど移動が思うように行かない・・
なんとかCola到着。
バールベック行きのセルビスを案内してもらいます。
セルビス撮ろうとしたんだけど。
やっぱり写真大好きレバノン人。笑
10時すぎに乗り込んだもののなかなか出発せず結局11時半に出発。
12時すぎにchtouraという町に着いたところでセルビスを乗り換えろとのこと。
バールベック直通じゃなかったみたいです。
ここまでで5000ポンド。
手前の白いセルビスでバールベックへ。
ちなみにここは隣国シリアへ向かう分岐点。
聞いてみると今はここからシリア国境へ向かうセルビスも普通に出ているようで
シリアの首都・ダマスカスもそう遠くない位置にあります。
セルビスは12:30ごろ出発。
東を見ると雪を被った山脈が。
あの向こうはもうシリア領土だそう。
車内でもシリア土産のお菓子をいただいたりしました。
1時間でバールベックの遺跡近くに到着です。
3000ポンド
入口はこんな感じ。
チケットは15000ポンド(780円)
中に入るとまず大きな石柱が。
階段を登ると広場のようなスペースへ。
かつて立っていたであろう柱や建物などが崩れてそこかしこに転がっています。
これらもよく見ると装飾がかなり繊細。
広場を抜けると階段があり
これ登れます。
上から見た広場はこんな感じ。
そして
登った先にあるのが
ジュピター神殿!!
この巨大な石柱の迫力,伝わるでしょうか。
現在,残っているのはこの石柱のみですがまずその大きさに圧倒。
デザインも古代ローマを連想させる豪華なもの。
一部の石柱だけでこの迫力なので
当時の神殿といったらケタ違いの規模の建造物だったことが想像できます。
さらに
ジュピター神殿の石柱のそばにあるのが
バッカス神殿!!
こっちはめちゃくちゃ保存状態が良く
外側の石柱や装飾まで綺麗に残っています。
外側の石柱も上を見上げれば細やかな装飾。
遺跡って写真や文献を見れば大抵の部分は見れちゃいますが
実際にその場所に行って自分の目で見たときの印象が写真と全然違う
というのが遺跡の素晴らしさだと思います。
遺跡と言われるものは長い年月をかけて少なからず風化劣化しているもので完璧に残っているものは少ないわけですf
その中でありし日の姿を想像し
当時の繁栄に,都市の暮らしに思いを馳せる。
これが歴史ロマンをくすぐります。
このバッカス神殿は中に入ることができます。
神殿の入口。
門の内側の天井にもこんなに繊細で美しい装飾が。
中の壁や柱もかなり凝ったデザインです。
そしてこのバールベック遺跡,何が良いって
ほとんど柵や進入禁止のエリアがないんですよね。
この規模でこんなに自由に探検できる遺跡ってかなり珍しい。
ということでここは特に自分の足を運んで見る価値あり!
と感じた遺跡でした!
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それからベイルートに帰る前にバールベックの中心部を歩き
小腹がすいたのでケバブをGET!2000ポンド
ケバブ屋のおっちゃんに向かいのスイーツ屋のおっちゃんを紹介され行ってみると
「まぁ座って食ってけよ!」
と休憩させてくれました。
おっちゃんたち仲良し。
それから遺跡近くに止まっていたセルビスに乗車。
約2時間でベイルート市内へ。
しかし行くときに出たColaターミナルよりもさらに離れたところで下ろされます。
ここまでで6000ポンド
すると同じ車に乗っていた英語ができる女の子が
「ホテルはどこ?」
「分かった!一緒に付いてきて」
とホテルの近くに向かうセルビスに案内してくれました。
そして4番のセルビスに乗り換え移動。1000ポンド
着いた先でも同じセルビスに乗っていたおじさんが
「君のホテルはこっちだよ」
と途中まで道案内してくれました。
いや本当こういう優しさってすごい心に染みますね。。
ありがとうございます。
その後は昨日も行ったMakhlouf restaurantへ。
シーフードのサンドイッチと
昨日と違うブランドのレバノンビールで晩酌。
ビールもおかわりして15000ポンド(800円)
昨日はいなかったですがここのオーナーさん少し挨拶程度の日本語が話せます。
日本人の友達もいるみたいで
壁に飾ってある世界各国の紙幣の中にあった千円札がその友達からなんだとか。
僕もここは日本人の旅人の方から聞きましたが
サンドイッチは美味しいしお酒はあるし(ビール以外も色々あります)
長居もできる居心地の良いお店。
ちなみにwifiも爆速です。
そしてこの店の周辺,ホテル周辺は若者や多少生活に余裕のある人たちが集う店も多く治安は悪くないと感じました。
というわけで,この日はほろ酔い気分で散歩しながら宿に帰還しました。