【エチオピア・アクスム】第二のエルサレム?謎に包まれた古代王国の都を歩く。2020.3.13
今日は1日アクスムのまちを歩きます。
まずは腹ごしらえから。
メインストリートにはオープンカフェやレストランが並んでいます。
結構客入りが良かったカフェで現地人が食べているメニューを注文。
ボールに入って出てきたのがこれ。
上に乗ってるのは卵やトマトで
メインのオレンジ色の物体はパン!
焼いたパンを小さく刻んでソースに絡めて味を付けていてこれがウマい!!
これはリピートしたい一品。
それからやってきたのはステッレというアクスム王国の遺跡のひとつ。
ステッレはエジプトの遺跡にもあったオベリスクのこと。
倒壊しているものもありますがアクスム王国が最も栄えたのは7世紀頃らしいので1400年以上も前のものが今も立ってるんですね。
そのステッレの近くにあるのがシオンのマリア教会。
アクスムはかつて「第二のエルサレム」にしようという計画があり
その中心に据えられたのがこの教会。
ということで宗教的にとても重要な場所で
エジプト・シナイ山でも登場した「モーセの十戒」が刻まれた石板が納められているんだとか。
(あまりに神聖過ぎるので我々異教徒が拝むことはできないらしいですが)
教会の敷地内は公園のようになっていて
たくさんのエチオピア正教の信徒の姿が見られます。
ちなみに淡い紫が映えるこの花は
ジャガランダというブラジル原産の花。
初夏がシーズンらしく過ごしやすい今の時期ならでは。
井戸に向かって祈る人
信徒の多くは白いスカーフを被っています。
最初に見た教会は近年になって建てられた新教会で
近くにあるこっちが元々あった旧教会。
中に入ると讃美歌が歌われているところでした。
外のエリアは女性の信徒が多かったんですが
一転教会内は男性だらけ。
何か宗教上の理由がありそうです。。
正面にはカーテンが掛けられていましたが
管理人と思われる方が案内してくれ
カーテンをめくって見せてくれました。
そこにはたくさんの宗教画
中央には聖母マリアとキリストの画が。
小さな教会ですが歴史の長さを感じる渋い教会でした。
次は新教会も見てみようと思ったのですが
正午からミサが始まって信徒以外は入れないというので一旦他のところをぶらぶらすることに。
教会から北に歩いて行くと旧約聖書にも登場するシバ女王の浴場というのがあります。
宗教的意味合いはあるんだろうけど見た感じはため池。
地元の人が水を汲みに来たりしていて
聖地というよりは生活の中に溶け込んでいる感じです。
路地歩き。
アクスムはそんなに大きな町ではないので
のどかな田舎町の空気が流れています。
中心部には市場も。
女性が良く働いている印象です。
いくつかの通りが交わる広場にはこんな大木があって
その下ではコーヒー屋さんが。
もうすっかりコーヒーにハマっちゃって
ここでも一杯。
スーダンではステンレスのやかん?でしたが
こちらでは陶器がポピュラー。
優しいお姉さんが手際よくコーヒーを淹れてくれます。
1杯5ポンド(16円)
ほのかに豆が香ばしい。
のんびりコーヒーを飲んでいると
靴磨きや物売りの子どもたちが来たり
地元のヤンキーが突然殴り合いの喧嘩を始めたり汗
ずっと居ても飽きない面白い場所でした。
それからまた来なさいと言われた15時に再び教会へ。
すると何かの儀式でしょうか
新教会のまわりを歩いて回るたくさんの信徒の姿が。
勝手ながらアフリカで宗教というのは自分の中で結び付いてなかったんですが
こうしてみるとエチオピアに関しては信仰心に厚いお国柄なのかも。
儀式が終わると新教会の中へ。
中はドーム状の天井まで全て吹き抜けで
旧教会とは全く雰囲気の違う開放感のある空間でした。
それから
翌日移動するためのバス情報を手に入れるためバスターミナルへ。
その行き帰りで分かったのが
東西を貫く大通りから1本南の通り。
ここはコーヒー屋と酒場が並ぶストリートでした。
陽気にビールを飲む兄ちゃんたちに誘われて少し早めの晩酌!
ゴンダールでも飲んだダシェンと
CASTLEというビールを。
1本30ポンド(100円)
やっぱり基本暑い気候だからか東南アジアに近いスッキリした味のビールが多くてグビグビ飲んじゃいます。
ほろ酔いになったところで夕飯探し。
昨日おあずけをくらった肉料理を食べたかったんですが
またしても断食の影響で肉料理は出さないという店ばかり。。
そしてたどり着いたのは・・
はい,きました。
過去最大級のボリュームで気合で乗り切りました。笑
明日こそは,明日こそは肉を!!!!