【エチオピア】ゴンダールからアクスムへローカルバスで14時間 2020.3.12
今日はゴンダールから北へ350km
アクスムという町を目指して移動します!
アクスムへは直通バスがなく
まず手前のシレという町へ行きます。
これは事前にバスステーションでチケットを買うことが出来て前日に買いに行きました。
ぼったくり大国エチオピアですが
この路線はなんちゃらpublic transportという会社がやっている公共バスで
料金125ブル(400円)とやっとローカルプライスだと思える価格に出会えました。
このバスは朝6時発の1日1本のみ。
5時半に乗り場集合で夜間の治安が良くないと踏んだゴンダールでは歩くのはやめて宿にトゥクトゥクのピックアップを頼みました。
歩いている人もいますが明かりはなく真っ暗。
これは雰囲気的によろしくありません。。
乗り場に到着すると
今日乗るバスに続々と人が。
これ、席が早いもの勝ちなんですよね。
幸い30分前に着いたのでまだ席があってなんとか座れましたが最終的に通路に立ちが出てました。
何時間も移動するのに立ちはきつい。。
早く着いて良かったとほっとひと息。
6時に出発したバスは序盤順調に進み途中で1度休憩。
エチオピアのバスにはファーストとセカンドという2つのクラスがあるみたいで
手前がファースト,奥が乗ってきたセカンド。
正直,見た目にはどっちも同じオンボロバスにしか見えません。笑
その後,山道に入って行くと順調だった状況は一変。
アップダウンと曲がりくねった道で
定員オーバーの人と荷物が乗ったオンボロバスはスピードが出ない。
そして過剰にも思える数の検問。
毎回バスを降りて外で待機。
外国人には緩くてパスポートすら見られないんですが現地人には身分証明,手荷物検査となかなか厳しく時間がかかります。
さらにきついのが小腹が空いた時に食べられるファストフード的なものがほとんどないんですよね。
この日はコーラとお菓子
焼きとうもろこしで凌ぎます。
唯一の癒しは国立公園にもなっている山岳地帯の雄大な景色。
奥に見える切り立った岩のような山々は
ツアーも組まれるこの辺りのハイライト的景観。
17:30 シレ到着
出発から11時間半、ようやくシレのバスステーションに到着。
疲れたー!
けど今日はこれからもうひと移動。
アクスム行きのミニバンに乗り込みます。
ミニバンに案内してくれたやつが言うに運賃は100ブル。
ん?
ここまで300kmの道のりが125ブルでアクスムまでの60kmで100ブルはおかしい。
隣の地元学生に聞くと正規料金は35ブルらしい。
やっぱりー。
スタッフの兄ちゃんに35ブル払おうとすると
「上に載せた荷物代は別で40ブルだ」
待て!なんで荷物の方が人より高いんだ!!
これは納得できないのでギャーギャー言ってると15ブルに。
まぁそもそも荷物代なんてないはずだけど。
で,100ブル札しかなかったから渡すと
今度は隣の学生がどさくさに紛れて自分の運賃も乗せて来ようとする。
ちょっと待てえええ!!
なんで何もしてないのに他人から平気で金を貰おうとするのか。。。
所得格差があるのは確かだし
日本人にとって100円200円とか端金じゃないかと言われればそうなんだけど
金額の問題じゃなくその精神が受け入れられない。
お世話になったり良いサービスを受ければ100円でも1000円でも気持ちよく渡すよ。
お金のことでこんなに書くのは
それほど毎回トラブルが起こりエチオピア人の言動に違和感を覚えるからなのです。。
20:00
アクスム到着
中心部で下ろしてもらい近くのAfrica hotelへ。
シングル200ポンド(660円)でホットシャワー,wifi,バスタオル付
がwifiは調子悪いのか全然繋がらず。
あることはあります。
ホテルにレストランが付いていたのでサクッと済ませることに。
メニューもあったから肉料理が食べたい!と注文しようとするも
「今ファスティング中だから肉は出せないんだ」
え?ふぁすてぃんぐ…?
実はエチオピア正教の慣習で断食の期間があるらしく肉を一切食べないらしい。
あんなにそこら中ヒツジや牛がいるのに・・・
で,これならできると言われたのがパスタ。
エチオピアはどこの植民地にもなったことがない国ですが
一時期イタリアに占領されていて
その時にピザがパスタなどイタリア料理が伝わり
今もポピュラーな料理として根付いているんだとか。
じゃあイタリア仕込みのパスタが出てくるわけか!
と待って出てきたのがこれ。
ソースはスパイシーなトマトベースでまぁ美味しいんですが
このパスタの麺がですね
とてもイタリア仕込みとは思えない完全なるソーメンなんです笑
ああ,肉が食べたい・・・
エチオピアで肉食べられるんだろうか。