【エジプト・アスワン】古代遺跡巡りのラストを飾るアブシンベル神殿 2020.3.2
今日はアブシンベル神殿へ!
宿の人に教えてもらったアクセスは
アスワン中心部の北にあるバスステーションへ
↓
8時発アブシンベル行きのローカルバスに乗る
↓
12時前後にアブシンベル到着
↓
15時発アスワン行き最終バスに乗る
というもの。
バスステーションへ行くため7時には宿を出ることにして
ちょうどこの日神殿に行く予定の宿のメンバーみんなで行くことに。
アメリカ,カナダ,イングランド,エジプト,日本から6人で出発。
バスステーションでは色々聞き回って
往復70ポンド(500円)のローカルバスチケットを購入。
最初はぼったくりタクシーの客引きにかかって中々バスに辿り着かず
エジプト人のアリがアラビア語で対抗してくれなかったら厳しかったです。
バスは8時に出発。
人もそんなにおらず座席も快適。
車窓からは昔地理で習ったアスワンハイダムが。
途中の景色はひたすら茶色の荒野。
ダム建設によって出来た人造のナセル湖の周りを走ってますが
ダムが出来たことによって水が周囲に流れないからこんな荒れた土地になってるのかな。。
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12時40分にアブシンベル到着。
バスを降りたところから神殿まで数kmあったのでトゥクトゥクもどきのタクシーで神殿入口へ。40ポンドをみんなで割り勘します。
神殿は入場料255ポンド(1840円)
やっぱりゴリゴリお金を取ってきます。
入口を抜けると殺風景な小山が見えますが
神殿の入口はこの裏手。
ナセル湖を見ながら歩いて行きます。
アブシンベル神殿は今はナセル湖畔にありますが
元々は別の場所にありました。
その元々の場所というのが今のナセル湖の湖底。
かつてアスワンハイダム建設の過程でいくつかの村や遺跡が湖に沈んでしまうことになったのですが
このアブシンベル神殿だけはなんとか守れないか
ということでたくさんの人の努力により移設に至り
これがキッカケで世界遺産が誕生したという歴史があります。
そして裏手に回ると・・・
神殿の入口が見えてきました!
入口には存在感抜群の座像が。
これは強大な権力を持っていたラメセス2世の像。
神官たち
レリーフがずらり!
王家の谷もなかなかでしたがここのレリーフは戦いの様子を描いているものが多いのもあって迫力満点。
これは現在のシリアでのヒッタイトとの戦いを描いているらしいです。
そしてその戦いの後に結ばれた
世界最古の講和条約と言われるヒッタイトとの講和条約のヒエログリフ
こんなのが残ってるとは・・・
入口付近の両側の壁にはシリア人とヌビア人の捕虜が描かれています。
自己顕示欲が相当強かったと言われているラメセス2世。
このレリーフも「俺は勇敢に戦い勝利したぞ」という自分の強さや威厳を見せつけたいがために描かれたのかもしれません。
その証拠に
一番奥の至聖所には神々と並んで神格化したラメセス2世も鎮座しています。
強大な権力を誇ったラメセス2世
ついに神になったんですね。。
アブシンベル神殿にはこの大神殿の横にもう一つ小神殿というのがあります。
小を付く通り規模は小さく大神殿を見た後だとどうしても流す感じになってしまいますが・・
こっちは列柱に髪の長い女性?の顔が彫られているのが特徴的でした。
見応え抜群の神殿。
とナイルを遡りながら古代エジプトをたっぷり堪能させてもらいました。
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ということでアスワンに戻ります。
14:50
帰りもバスを下りたところまで戻りましたが
帰りのバスはもう出ていたので近くのミニバンに乗り込みます。
料金は70ポンド(500円)
まぁこれでも往復140ポンド(1000円)で
ツアーだと300ポンド以上はするのでお安く行けます。
帰りは3時間半でアスワンのまちへ。
夕飯は宿近くのピザ屋でチキンピザ!
ミディアムで40ポンド(290円)
食べ応えあって味も良かったです。
明日は国境を越えスーダンに入ります!