みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【エジプト・カイロ①】オールドカイロ&考古学博物館へ 2020.2.24

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朝5時。

ダハブからの夜行バスはカイロ中心部のバスターミナルに到着。

10時間とも12時間とも聞いていたけど7時間半で到着。

 

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まだあたりは暗く

そしてなかなか寒い。。

 

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てことでバス停で夜が明けるのを待って移動。

 

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宿はこのビルの4階。

 

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アフリカ縦断の情報や行程が同じで何かシェアできる仲間が見つかれば

ということで日本人宿「ベニス細川家」へ。

 

しかし

 

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オフシーズンばかり旅してる自分は安定のドミトリー貸切。笑

 

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1泊110ポンド(800円)で朝食付き。

wifiも速度は悪くないけど途切れやすいのが唯一難点。

 

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宿がある通りの雑多な感じはどこかアジアっぽくて懐かしい。

 

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路地裏はインドっぽいですが宿があるエリアは

イギリス統治時代の建物が残されていてカイロの中ではあか抜けたエリア。

 

そんな街並みを横目に向かうのはオールドカイロと呼ばれる歴史地区。

 

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メトロに乗ってMar girgisという駅へ。

メトロは近郊なら3〜5ポンドで乗れます。

 

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歴史地区だけあって建物や通りの雰囲気が宿のある辺りと全然違います。人もどこか垢抜けない感じ。

 

この地区にはさらに宗教関連の施設が集まっています。

 

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イスラム教のアミル・イブン・アル・アス・モスク。

 

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広大な礼拝スペースが印象的です。

 

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中を見ていたらちょうど礼拝の時間にぶつかったので退散。

 

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モスクは自由に見られるところが多いですが

どこも礼拝の時間だけは異教徒立ち入り不可です。

 

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モスクの近くにはキリスト教コプト教キリスト教の1宗派)の教会や修道院が集まっています。

 

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修道院。この縦に細長い入口の扉は特徴的。

 

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女性であれど「強さ」を前面に出した攻撃的な画が多いのも興味深かったです。

 

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キリスト教会は外はシンプル,中もシンプルで

ヨーロッパのように華美なデザインではなく落ち着いた印象。

 

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コプト教は詳しく勉強してこなかったのが悔やまれますが

これ。下がアラビア文字で上はコプト文字

独自の文字を持っていたとは。

 

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建物は撮影禁止でしたがユダヤ教シナゴーグもありました。

 

アラブの国=イスラム教で括ってしまいがちですが

これだけ様々な宗教施設が見られるということは

ここカイロが昔から多くの民族,文化が交差する土地だったことが分かります。

 

 

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ぶらぶらしていると雨が降ってきたので中心部に退却。

 

 

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雨でも楽しめる考古学博物館へ!

 

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入場料200ポンド(1440円)

 

 

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ここもカイロに来たら外せないスポットで

12万点とも20万点とも言われる古代エジプトの展示品がずらりと並んでいます。

 

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割とショーケース入りじゃなくてそのまま並んでいるものも多くて

かなり近くでじっくり見ることができます。

 

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教科書やテレビで見たようなコテコテの古代エジプト人の像はもちろん

 

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仏教の僧侶を思わせる東洋風の方や

 

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明らかにエジプトの文明ではないギリシアのようなテイストの彫刻も。

 

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動物や人や道具を組み合わせて文字にしていたんですね。

Google翻訳のカメラ機能で変換できたら楽しそう。笑

 

 

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彫刻は王族の暮らしの様子や

 

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強大な権力や武力を示すものが多いのも特徴。

自己顕示欲の強い王様が多かったんですね~。

 

 

このとき館内はがっつり雨漏り。汗

博物館としてはかなりヤバイと思うんですが

よくあることなのかスタッフは全然焦ってませんでした苦笑

 

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ミイラを入れる石棺!

 

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足裏まで・・・細かいところまでびっしり装飾されています。

 

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デザインや色使いも様々。

 

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もはや3段ベッドのドミトリールーム状態。

 

そして

 

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ミイラ!

 

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子ども。。

 

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顔部分だけ肖像画になっているものも。

 

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YuyaThuyaという王族のコーナー

 

 

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ミイラ

これまでで一番リアルなミイラ。

さすが王族,保存状態が良いんでしょうね。。

 

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マスク

 

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使っていたベッドやサンダルも。

今見ても「へー」て感じですが

当時こういうサンダルは一般の人は履けなかったそうで

これだけでも高貴な身分だったことが分かるとか。

 

そして

 

2階の1番奥まで進んでいくとかの有名なツタンカーメンの関連品が登場。

 

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お墓が発見された当時の写真

 

盗掘が多かったこの地で

地中深くにあって別の王の墓の下に隠れていたため盗掘を免れ

あり得ないくらい綺麗な状態で現代まで残っています。

 

そのため今では超有名人ですが

若くして亡くなったのもあって

実際はそこまで権力のある有能な王ではなかったようです。

 

ここにはお墓から一部の品々が展示されていて

 

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歩くツタンカーメン像に

 

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玉座

 

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旅籠のような

上にいるキツネのようなシャープな顔の動物(人の姿をしている場合も)は人の内臓を取り出し食べるということて

ミイラ作りには欠かせない重要な存在だったそうです。

 

3000年以上も前の話なので真実は分かりませんが

内臓の処理が必要だったのは確かなので

この黒キツネはただの空想ネタではなさそう。。

 

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そして極め付けは宝物コーナーに展示されている黄金マスク!!!

 

なんですがこのマスクだけは完全に撮影禁止。

 

黄金という名にふさわしい傷ひとつないピカピカのマスクで他の品々とは別格のクオリティでした。

 

結局3時間くらい滞在。

大満足の博物館でした!!