【エジプト・ダハブ①】 ”モーセの十戒” シナイ山登頂! 2020.2.21~22
******2020.2.21******
ダハブでの宿も決まり
とりあえず夕飯探しに外に出ると
同じ宿に泊まっていた日本人のひろかさんと出会い
「今夜シナイ山登山ツアーに行く」
というので一緒に乗っからせてもらうことに!
シナイ山はしない半島の真ん中あたり
サンライズを目指して深夜に山を登るのが一般的で
周辺には何もなく登るにはガイドの同伴も必須なので
ダハブ発ガイド付きのミニバスツアーが多数出ています。
ということで
ひろかさんと同じ旅行会社で300ポンド(2160円)で申し込み。
22:00に旅行会社に集合です。
その間に夕飯探し。
ダハブはそんなに大きくないまちで
海岸沿いの通りにオーシャンビューのカフェやレストラン,商店,ホテルが軒を連ねています。
まだ来たばかりですが
このまちのなんとのんびりした雰囲気。
バックパッカーの間では沈没地として知られ
ダイビングしなくてもずっと居てしまう旅人も多いと聞いていましたが
その理由も納得です。
夕飯はエジプトの国民食といわれるコシャリ。
ご飯にパスタ,マカロニ,豆を加え,フライドオニオンとトマトソースをかけてごちゃ混ぜにした料理。
1杯25ポンド(180円)
ボリュームがあるのでこれだけでかなり満足感。
22:00に集合して近くの幹線道路に出てピックアップのミニバスに乗り込みます。
必須の持ち物は
・パスポート
警察の検問用
・水
飲み物は現地でも売ってるけど高い
・防寒着
時期にもよるけど2月は氷点下
夏場でも下界よりだいぶ冷え込むらしい
夜通し登るのでこの移動の間に仮眠を取ります。
******2020.2.222******
翌0:40ごろ登山口に到着。
温度は分かりませんがダハブとのギャップがありすぎて
既にかなり寒いです。
ここからガイドと共に登山スタート。
最初は整備された歩道を進みほどなくして岩と砂利の道に。
なかなか勾配があって少し登ると登山口が遥か下に見えます。
(光ってるのが登山口らへん)
登山口から700mほどの高低差を数時間で登るのでどんどん酸素が薄くなり息も切れやすく
ハイキング気分で来るとなかなかキツいかも。
途中何箇所か小屋があって
こまめに休憩を挟みながら進みます。
登ることに集中して写真を撮る時間もパワーもなかったんですが
まわりに灯がないシナイ山の上に広がる星空の綺麗さといったら半端なかったです。
そして山頂まで徒歩5分くらいのところにある小屋で最後の休憩。
そして5:00頃
サンライズを目指してみんな一斉に山頂に登るので良い場所が取られちゃうからということで
うちのガイドが
「行くぞ!」
と号令。
しかし
寒さにやられている我々ツアーメンバーは
「あと10分」
「あと5分」
とごねまくります。笑
それでも後からどんどん登山者が来て
長居している僕らに早く出て欲しいオーラがビンビン来たので
5:30に山頂へ。
遮るものがなく吹き付ける風が猛烈に体に刺さる。
それでも
段々と色が変わっていく空を見ながら夜明けを待つこの時間は格別。
そして6:00。
ついに太陽が!!!!
今日はびっくりするくらいの快晴。
眩しくて目が開けられないくらいの光が山を辺りを照らしてます。
なぜモーセがこんな何もない荒々しい山に導かれたのか
スピリチュアルな力を持ち合わせてるわけじゃないけど
山頂から景色を見ていると何か不思議な力がこの山にはある気がしてきます。
せっかくの絶景なので自分を入れて写真を!
めちゃくちゃ眠いし寒いし凍え死ぬかと思ったけど
来れて良かった!!!!!
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明るくなったのでまわりの様子も景色も良く見えるように。
まわりの景色を楽しみながら山を下っていきます。
実はこの登山道,ラクダで登ることもできるんです。
(ろくな写真がない笑)
大半がツアーで参加していてみんなで歩いて登るけど
これだけラクダが居るってことは乗る人がいるんだろうな。
そして登山口付近には
330年にローマ皇帝コンスタンティヌスの母ヘレナが建てた礼拝堂が元になっていて
「世界最古の修道院」とも言われています。
中はほぼ写真撮影禁止でしたが世界最古といわれるだけあって年季の入った装飾が印象的でした。
夜通し歩き続け寒さにもやられ帰りのバスは爆睡。
昼12時ごろダハブの宿に戻ってきてひと休み。