【エチオピア・バハルダール②】帰国?残留?新型コロナに振り回されながら潜伏生活。2020.3.23~27
ここバハルダールには新型コロナウイルスが終息するまで
ビザ延長できるか手続きの確認をしに来たわけですが・・・
日を追うごとに状況は悪化してきました。
ここ1~2週間での感染拡大によって
各国政府は
・入国制限措置(陸・海・空の国境封鎖,ビザ発給停止など)
・入国後の行動制限措置(14日間隔離など)
・外出制限措置
などにより対応し
都市部ではロックダウン(都市封鎖)という厳しい措置を取るところも。
そしてこういう環境の中でこれから何が怖いかというと
・爆発的に流行した場合,自身の感染リスクは高まり,いざという時に医療崩壊で適切な医療が受けられなくなる恐れがある
・制限措置による経済停滞で失業者が増え,強盗や暴動など治安が悪化する恐れがある
元々旅するのがタフなアフリカで
もし恐れていることが起こったらそれこそ命に関わります。
もちろん
せっかくここまで来たのに・・・
まだまだ旅を続けたいのに・・・
という気持ちもあります。
そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら
ネットで情報収集
悩みに悩んで
一時帰国することにしました。
国際路線の大幅な減便・欠航が相次ぐ世界情勢の中で
なんとか維持している路線をつないで
4/1 羽田着
というスケジュールでチケットをゲット。
あとは無事飛行機が飛ぶのを祈るのみ。
ということで出発までの間はコスパ抜群の快適宿でブログを書いたり
日々ネットで情報収集しながら過ごすことに。
せっかくキッチンもあるので
自炊しようと思い食材を買いにまちの市場にも行ってみました。
摂取不足の野菜を摂るため
タマネギやトマト,キャベツ,ニンニク,卵などを仕入れ。
野菜炒め。
本当は肉も欲しかったんですが
何度も話に上がる断食のため,肉を売っているところがないのです。
すると翌日宿のスタッフから
「ムスリム地区に行けば肉がある」
という有力情報が。
ということで市内中心部の分かりやすーいモスクへ行き
人に聞きながらモスクの裏路地にあるレストランへ。
左手の観音開きの窓がある一角が精肉店になっています。
ここで牛肉を発見!!!
ついに悲願の肉!!!
500gで400円くらい
中々のお値段ですがここは即買い!
これで牛肉の炒め物が出来たり
そんな炒め物にも合うキンキンのボトルビールが1本25ブル(80円)で飲めるのも宿の快適ポイント。
実は市場で仕入れた食材は占めて400円くらいだったんですが
別の日に近所の小さな商店に行くと
タマネギ,トマト,ジャガイモ,卵を仕入れて200円くらいで済みました。
完全に市場はぼったくりでしたね。
という感じで自炊も楽しみつつ出発の時を待つ日々。
ところがそんなある日
ロシアが国際線の全面停止を発表!!
なんと・・・
飛行機の経由先だったのでルート変更しなければいけなくなりました。
そこで
ロシアの前の経由地トルコ・イスタンブールからカタール・ドーハ経由成田行きの便を予約。
ひやっとしたけどこれで大丈夫だろう・・・
と思っていると
今度はトルコが国際線を停止!泣
これはいよいよやばい!
慌てて調べ韓国・仁川経由成田行きを予約
実はこの便が最短ルートなんですが
韓国は帰国後に検疫で引っかかる国(※成田検疫については追ってお伝えします)で避けたかったのです。
そして国際線が減便されていくにつれ高騰する航空券の価格
気付けば7万円のチケットが35万円まで上がっていました。
おいおい,アフリカで何ヶ月暮らせるのよ・・・
とはいえ今の世界情勢を考えると 他の国もまともに旅出来そうにないし
ここは母国に帰って一旦リセットすることに。
ということで2020年3月28日。
新型ウイルスに翻弄される異様な世界情勢の中で日本へと帰ります!