【ミャンマー・パアン】微笑みと仏の国 2019.6.7
AM7:30。
腹が減りすぎて目が覚める。
そういえば昨日ほぼ何も食べてなかったな。。。
宿が朝食付きだったので上階の食堂へ。
たぶんビュッフェ形式なんだと思うんだけど,明らかおひとり様仕様です。
席に着くと待ってましたといわんばかりにスタッフの女の子が音速でホットな米を持ってきてくれました。笑
他の客の気配がまったくしない。
雨季でオフシーズンの国はこんな感じなのかな。
豆ご飯ですね。
もはや味覚えてないですが,腹減りすぎてソッコー完食です。
そして,パン。
こっちも温めたいですね。
スタッフのコにパンを見せながら温めたいと言おうとすると,ニコッと笑って厨房の奥へ。
年季の入ったトースターを持ってきて焼いてくれました。
結局パンはおいしくいただいたんですが,
このスタッフのコの笑顔にやられました。
純朴で思いやりと優しさに満ちた笑顔。
はにかむような表情に人の良さがあふれてます。
微笑みの国ってミャンマーのことなんじゃないか?
出だしで早くも心を掴まれます。
腹を満たしたらATMとSIMカード探しへ。
現地通貨と通信環境を整えます。
宿の手づくりマップ。手書きの感じがなんとも良い。
宿の外観。割と大きめのこのゲストハウスに客1人・・・なのか。
宿の前の道。
民族衣装のロンジー(巻きスカート)や三角の帽子を被った人たちが歩いています。
あとで気づきましたが,ミャンマーは晴れでも雨でも傘をさす人が多いです。
お姉ちゃんが傘をさしてあげる。
まちを歩いていると,元気よく「ハロー!」と挨拶してくれます。
英語は通じないけど,ハローは世界共通なのか。
学校の前。屋台にお菓子や串を買いに子供たちが集まってきます。
昼休みに購買のパン屋に群がるあのノリですね。
パアンの中心部の西側を流れるサルウィン川。
アジアのイメージそのままに茶色く濁った全長2,800kmの大河です。
パアンの中心部にあるカンターヤ湖(Kan Thar Yar)。
湖のほとりで休んでいる人がいたり,まちなかでも自然豊かなのんびりした雰囲気。
1台だけ見つけたATM。
もはやATMすらなさそうな雰囲気だったので感動です。
ミャンマーの通貨はチャット(Kyat)。
1,000チャット=70円くらいで日本円と比べてゼロの数に開きがあります。
最大紙幣が10,000チャット札で200,000チャットおろしました。
富豪になった気分ですが,15,000円もいかないくらいです。
続いてSIMカード。
何社か流通してますが,これが良いよとミャンマー人に薦められた「telenor」
カード自体は1,500チャット(100円ちょっと)で,追加でデータ量を購入するシステムです。
が!
カード入れただけでサクサク通信できちゃいました。
最初からいくらかデータ入ってんのかな。
とりあえずしばらく様子みます。
宿に戻って少しロビーでしているとゲストらしき人がフロントに。
おお!他にゲストがいたのか!!
しかもなんと日本人!!!
まさか雨季のミャンマーの田舎で日本人に会うとは!!
とそのまま言っちゃいました。笑
アジア中心によく旅をされているという,としおさん。
ここで会えたのもご縁なので,昼からバイクを借りてツーリングにいくことに!
タイですっかり味をしめたレンタルバイク。
今日の相棒はこいつだ!
1日8,000チャット(約570円)。相変わらず安い。
パアンのまちはそれほど大きくなくて,郊外に仏教寺院などのスポットが点在しているので,そこを巡ってみようと思います。
バイクを走らせていると,道ゆく人から笑顔で「ハロー!」と声をかけられる。
本当にフレンドリーで愛嬌満点のミャンマー人。
ああ,もうミャンマー大好き。
後ろに同じ旗を掲げた2ケツ集団にも遭遇。
軽く10台はいます。
めちゃくちゃ遅いので暴走族ではないと思われます。笑
まず最初は,ヤテッピャン洞窟(Yathaypyan cave)
切り立った岩山の中腹の洞窟に仏像やパゴダ(仏塔)が立ち並んでいます。
洞窟へ向かう階段から先は土足厳禁。
ミャンマーの仏像は顔が白いんですよね。
仏様といいうか,こちらの方々は信者(修行僧)かな。
祈りのポーズも様々。
洞窟の入口にはたくさんの像が。
タイでも見かけたリラックスお釈迦様。
正式には,釈迦の入滅(死)を表す涅槃仏(ねはんぶつ)。
壁画もありました。手が届かないような洞窟の上層部にあったんですが,どうやって描いたんだろう。
仏像群の奥にはパゴダ。岩の割れ目から差し込む光が神々しい。
盗掘されたのか。。以前いったカンボジア・アンコールワットもかなり盗まれてました。
仏様の眼下にはミャンマー人が暮らす大地が広がる。
洞窟の下ではモンキーたちが闊歩しています。
かわいい。
すみません,すぐ帰りますんで・・・
お次はチャウカラッ・パゴダ(Kyauk Ka Lat Pagoda)
湖の中の小島の奇岩の上にパゴダがあります。
ほんとに当時どうやってつくったんだ。
パゴダへは橋を越えて
橋を渡ったところから土足厳禁。
島全体が聖地なんですね。
清めの水。コップだから最初飲むものなのかとビビった。。
ミャンマーの仏様のそばにはLED電球の装飾をよく見かけます。
明らかにミスマッチだと思ってしまうけど,何かあるんでしょうね。
岩の上にあるパゴダ付近はonly prayerだったので中腹まで。
湖越しにミャンマーの平原と尖がった山々が見えます。
ひときわ大きなのがズウェカビン山(Mount Zwegabin)
この山も仏教の聖地で頂上にパゴダがあるらしい。
そのズウェカビン山の麓にあるのがルンビニ・ガーデン(Lumbini Garden)
1000体以上の仏像が等間隔に並んでいます。
しかもまだ完成していないらしい。
ちょうど青年が土を掘り返していた。ここに建てられるのかな?
まだ他のスポットもあるんですが,未舗装道路が多いみたいなので今回はここまで。
仏教建築ってなぜこんなところに・・・という場所にあるんですよね。
神聖なものなので,俗世から物理的に離す必要があったのか,盗掘から守るためか,その理由ははっきり分かりませんが。。。
おそらく膨大な時間と人手を要し,危険作業で人的犠牲も払ってきたはずです。
地方の小さな町にもこれだけのものがあって,日々参拝者が絶えない仏教国ミャンマー。
早くも信仰心の厚さを感じた1日でした。
パアンの中心街へ戻ります。のどかな風景。
未舗装のボッコボコの道が出現したりしますが,地元のおっちゃんはスピードも落とさず爆走。すげえ・・・
まちなかに戻ると,恒例?のローカル市場へ。
色とりどりの生鮮食材。
大好きな空心菜
姿そのままシリーズ
丸太の上でぶつ切り。
天秤に乗せた石の量で重さを測って値段を決めるんですね。
ウナギとカエル。
このくらいなら焼けば全然おいしく食べれますね。
さて,食材を見てたら腹が減ってきたのでそろそろ夕飯といきます。
評判高いミャンマービールのロゴに惹かれて,カンターヤ湖のほとりにあったこちらのお店に。
モニターには海外サッカーの試合。
スポーツバーみたいな雰囲気で,仕事終わりのサラリーマン?やおっちゃんら地元民100%です。
そして
ミャンマービーーーーーーーール!!!!
うめええええええええええ!!!!!
やっぱり東南アジアなんで薄めのビールなんですが,味もマイルドでうまい。
実は日本のキリンビールが親会社らしいです。
日本人の口に合うわけだ。
こちらフードメニュー。
ほとんどの料理が2000チャット(約140円)以下。
ビールの大瓶も同じ値段です。
金銭感覚がおかしくなりそうです。
豚肉の唐揚げっぽいやつ
エビ天
何かの葉っぱ炒め
練りもの系の揚げたやつ
ほぼ完全にチャーハン
ほぼ完全に焼きそば
いやー,とにかくメシがうまい!!!
タイとかだと辛いしょっぱい系の料理が多いけど,味付けがマイルドかつ濃い味でビールによく合います。
これがミャンマーの伝統的な料理かといえばちがうのかもしれないけど,ベースの味付けが完全にジャパニーズの舌にフィットします。
ここでも隣のテーブルのお兄ちゃんたちが
「日本から来たのか?!俺も東京で働いてたことがあるんだ!」
とフレンドリーに話しかけてくれる。
ミャンマーの人たちは,日本人や日本とのつながりを持つことにすごく好意的だなぁと実感。
初めて来た国だけど,受け入れてくれてる感じが伝わってきてホッとする。
これはミャンマー,長くなるかもしれないな。