みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【インド・ダージリン①】 霧が立ち込める紅茶の産地へ 2019.6.27

今日は2000mを超える山間にある紅茶の産地「Darjeeling(ダージリン)」に行きます!

 

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シリグリからダージリンへは乗合ジーが出ています。

シリグリ周辺には北からシリグリJn駅,シリグリタウン駅,ニュージャリパイグリ.Jn駅という3つの鉄道駅があります。

乗合ジープが一番多く出ているのは,インド各地から列車が乗り入れている南のニュージャリパイグリ.Jn駅です。

今回はホテルの場所の都合で北のシリグリ.Jn駅前でジープを捕まえます。

(本当はホテルがシリグリ.Jn駅前のはずだったんですけど,住所詐欺があったので結果駅から離れちゃってます。)

 

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駅前に着くとすぐに呼び込みがありました。

人が集まったら出発です。

運ちゃんはできるだけ人を集めたいので,3人席に4人詰めたりして,割とキツキツの状態でスタートすることになります。

ダージリンまで150ルピー(235円)

 

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ダージリンは現在雨季のため,山を登っていくと霧が立ち込めてきます。

気温も涼しくなっていきます。

 

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途中の休憩で食べたモカレーまんじゅう(現地名は不明)15ルピー23円

結局カレー味なんですが笑,小腹を満たすのにちょうど良いです。

 

ジープに揺られに揺られて,およそ3時間半でダージリンへ到着。

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ダージリンは山の斜面に多くの建物が張り付くように立ち,狭い路地と坂道が多いまちです。

駅の東側周辺(坂道だらけ)が一番にぎわっている場所で,今日の宿はそんな賑やかな中心部からちょっと離れたところ。

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メイン道路を宿に向かって北へ進みます。

 

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別の町へつながる道路を進んでいき,途中で脇の坂道を登っていくと

 

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今日の宿「SMRYA HOMESTAY」があります。

ここは住民の方の家屋の一室に泊まる文字通りホームステイ型の宿です。

といっても部屋は母屋と出入口が別でつながっていない離れみたいな感じです。

 

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綺麗なワンルーム。1泊650ルピー(約1000円)ですが昨日のホテルより全然良いです。

 

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宿の前の道

 

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花のプランターや手入れされた庭など,インドのイメージとはちょっと違った光景が見られます。

 

まちの中心部に向かって歩いていくと

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乗馬・・・?

 

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広場でベンチに座って談笑

 

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鳩にエサやり

 

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噴水

 

うーんインドには失礼かもしれないですが,

もはやここはインドではない。

 

このあとも

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目抜き通り

 

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郵便局

 

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ビッグ・〇ン・・・・???

 

さすがイギリス兵士の保養地だっただけあってインドに寄せる気ゼロの街並みです。 

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ただ,イギリスまんまかというとそう成りきってないところもまた面白いです。

 

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世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道の発着場所・ダージリン駅。

 

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駅の入口

 

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ホーム

 

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行き交う人々。サリーを見てやっぱりここはインドだなと実感。

 

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駅のホームからダージリンの街並みが展望できます。

霧に覆われているので分かりませんが,ここは標高2000mの山中。

 

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もう少し南に歩いていくと閑静な住宅街といった雰囲気に。

 

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歩いていて気付いたのはインド国旗よりも多く見かけるチベット仏教のしるし。

道行く人もインドっぽい顔の人ももちろんいますが,ネパールやチベット,日本人に近いような顔立ちの人も多く見かけます。

外国の入植がありましたが,ここはチベット,ネパール,ブータンに囲まれた地域。

文化圏的にはそっち寄りなのかもしれません。

 

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道端にはアジサイの花。

日本の梅雨に近い感じでしょうか。

そういえば日本では梅雨が来ない来ないとだれか言ってたな。

 

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30~40分ほど南に行ったところには仏教寺院がありました。

ほぼヒンドゥー教徒であろうインド人観光客もたくさん来てました。

 

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そして,それよりビックリしたのは,日本のお寺があったこと。

 

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フジイさんという方が深く関わっておられるみたいです。

 

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ネパールで開かれた誕生日パーティーの写真が飾られているくらい。

こちらの人たちからも敬愛されていたんでしょうね。

 

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2階にあがると仏像の前に太鼓のセットが置いてあり,リズムに合わせて一緒に叩くよう促されます。

これは日本の仏教でポピュラーなものなんだろうか・・・

ひと通り参加すると氷砂糖がもらえます。

 

 

お寺を見たら,また中心部へもどります。

 

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2018サッカーロシアW杯のときに作ったであろう国旗が並ぶ壁画。

サッカーが盛んでなさそうなこの地域でそんなに盛り上がっていたことにビックリです。笑

 

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日本の形と「日」の棒の位置が謎ですが笑,ちゃんと日本もありました。

 

さて,ここから屋台フードへ!

 

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サモサっぽいやつ

イモほくほくでうまい!

 

f:id:mizuno1221:20190704091240j:plain町の中心部にはスナックの屋台が。

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タンドリーチキン?

スパイシーでジューシーでうまい!

 

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焼きそば!!

ソース味っぽい雰囲気を出しながら最後にスパイスをかけたので,もれなくカレー味です。笑

 

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インド人は甘いものとスナック菓子が大好き。

まちのいたるところにお菓子屋があります。

この辺りはめちゃくちゃ甘そうで手が伸びなかった。笑

 

毎日カレーとお菓子で夜10時頃に夕食をとるので,国民の生活習慣病リスクなどが今激しく懸念されています。

 

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メインストリートにある酒場へ。

鉄格子付きの酒屋に「DRUK」という名のBAR。

名前の付け方よ!

 

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奥まったところにテーブル席が並んでいます。

 

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少し怪しい感じのカウンター

 

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インドブランドのビール「KINGFISHER」
残念ながら温かった・・・

こっちはあんまりキンキンに冷やす習慣がないのか冷蔵庫のスペックの問題なのか・・・他のブランドのもあるらしいので次回飲んでみたいです。

 

まったりビールを入れたら日が暮れる前に宿へ。

犬が多くて夜めちゃくちゃ暗くなるので怖いんですよね。

 

ダージリンのまちは植民地支配の名残と民族の多様性が印象に残った。

けど,今では観光地になってるからか,それらがうまく共存している感じを受けなくて,正直自分にとっては居心地の良い町じゃなかった。

天候に恵まれてヒマラヤの山が見えたりすると印象が変わるのかもしれないけど,たぶんそれは壮大な自然の豊かさに心惹かれるもの。

 

ずっと居たくなるような町の要素ってなんだろう。。。