みずのが世界の片隅で

2019年5月21日から世界一周。できるだけ陸路で。高校の地図帳持って旅してます。

【インド・ダージリン②】世界遺産トイトレイン 2019.6.28

今日は世界遺産ダージリン・ヒマラヤ鉄道」通称トイトレインに乗ります!

 

昨日見に行ったダージリン駅と山麓のシリグリにあるニュージャリパイグリ.Jn駅を結ぶ世界最古の山岳鉄で,1881年に開通,今も当時の蒸気機関車が現役で動いている歴史ある鉄道です。

 

の前に朝起きて散歩してみます。

 

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宿の前から。

もやがかかってますが,朝の空気は気持ちいい。

ほんとにインドとは思えないです。

 

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丸まってるけど,サルです。

インド各地で見かけますが,ダージリンで初めてみた。

 

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I❤シリーズ。ここは観光地なんだなと改めて実感。

 

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まち一番の広場は朝から人が来てます。

 

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広場からこの道を5分ほどあるくと坂道があって

 

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登りきるとチベットの寺院があります。

 

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ものすごい量のタルチョ。

 

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お祈りの場所の存在感もすごいです。

 

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これはマニ車

手で回転させた数だけお経を唱えたのと同じ徳があるとされているらしいです。

 

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よく見たらタルチョにはビッシリと文字が。

お経や願い事など書いてあることは様々らしいです。

 

 

さて,せっかくダージリンに来たので,ダージリンティーを飲みたい。

ミーハーですね。

 

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ということで,目抜き通りにある「Himalayan Java Coffee」というカフェへ。

 

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店内はオシャレな空間。

何回も失礼だけど,ほんとにインドとは思えない。

 

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ダージリンティーとパンケーキを注文。

なかなか日本でもしないスタイルですが,たまにはいいです。

次にこんな朝食を食べるのはいつにことやら。笑

 

 

お腹を満たしたら今日メインの電車に乗るためダージリン駅へ。

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ここが窓口。昨日のうちに予約に来ました。

 

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手書きで必要事項を記入するように言われます。

書くものがなくて,僕はボールペンを持ってましたが,まわりの人が持ってなくてやたら貸してくれと言われました。

 

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定期路線としてシリグリ~ダージリン間を運航する便と,ダージリンから1駅先のグーム駅までを往復するチョイ乗りのジョイライドの2パターンがあります。

 

ジョイライは人気で年々値段が上がっていて,今は1600ルピー(2500円)でした。

インドの価格帯からすると目ん玉飛び出るくらい高いですが,なぜかこのときはせっかく来たから乗ってみたい!欲が強く,半ば衝動買いでチケット購入しちゃいました。

 

でも後からよくよく確認してみると,蒸気機関車にこだわらなければグーム駅まで定期路線で30ルピーで行けました。

グーム駅から戻ってくるのは乗合ジープになると思いますが,それでも激安です。

 

ジョイライドは値上がりしてるので,どうしても蒸気機関車にこだわりがある方以外は定期路線を!

 

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駅のホーム。作業員のみなさんが整備作業しています。

 

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上でひたすら石炭を割ってくべてる人,めちゃめちゃキツそう。。。

電車が動いている間はひたすらやってます。

 

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ディーゼル電車。これはジョイライドの一部便と定期路線で使われています。

 

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乗る予定のトーマス。定刻過ぎて絶賛修理中。

 

f:id:mizuno1221:20190704110045j:plain線路は生活道路。

 

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電車に乗る人もそうでない人も,線路はいつもそばにあります。

 

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結局修理に時間がかかり,1時間ほど待ってやっと連結。

蒸気機関車てトーマスの顔の方が前だと思ってたんですけど,反対向きに連結するんですね。

 

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出発!

ちなみにこの電車,めっっっちゃ遅いです。

 

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出発してしばらくすると,電車が止まって水を補給。

僕にはトーマスが悲鳴をあげているようにしか見えません。

 

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途中,「バタシアループ」というループのところで10分休憩があって,写真を撮ったりできます。

この辺り一帯は公園になってるみたい。

 

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どこからともなく大勢のインド人が集結し写真をバシャバシャ撮っていきます。

 

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40分ほどでグーム駅に到着。

ここで30分ほど休憩。

 

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駅舎の2階にお店が展示室があるようです。

 

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写真付きでこれまでの鉄道の歴史が綺麗に整理されてます。

 

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帰りはトーマスの顔が前に。客席車両はそのままで蒸気機関車の部分が前に移動した感じですね。

 

同じルートでダージリン駅へ。

ダージリンのまちなかを通るときは商店や道行く人たちスレスレのところを通っておもしろいです。

 

f:id:mizuno1221:20190704111126j:plain最後に1枚。

 

この鉄道,晴れてヒマラヤの山々が見える日だったら最高に展望が良さそうですが,雲が出ているとここが2000mの山だってことが分からず,なんともいえない感じ。

ここはできれば乾季の10月~2月までに来るのをオススメします。

 

駅から宿へ戻ってチェックアウト。

そのままシリグリまで乗合ジープを捕まえます。

 

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ジープ乗り場へ。

行きは運ちゃんと直接交渉ですが,帰りは切符の窓口があってそこで購入。

 

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帰りは行きのときよりパンパン。3列に4人パターンでした。

 

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帰りの休憩で食べたカレーのパイ包み(名称なぞ)

茶色いのが結局カレーなんで,もれなくカレー味です。笑

 

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途中,他の車に当てられてブチギレ口論する運ちゃん。

そりゃ無茶な運転してるんだもん,そうなるよ・・・。

でも散々口論して警察も賠償も何もなく終わるのがインド。

果たしてこれが良いのか悪いのか・・・

 

 

今日はこのまま夜行列車でコルカタへ向かいます。

電車の切符がギリギリまで取れなかったですが,スマホアプリを駆使して手続きしてたら目当ての便の出発4時間前になんとか取れました。

 

インドの鉄道のチケットって窓口に行って並んでそれでも満席でなかなか取れなかったり,キャンセル待ち状態で予約ができるWL(ウェイティングリスト)というシステムがあったり,面倒で複雑なことが多いんですが,

インドの携帯番号(SIMカード購入),クレジットカード(VISA,MASTER)を持ってたらネット予約が可能で,支払いもネット決済,路線や時刻,空き状況を調べたりもできるのでおススメです。

アプリの使い方はググったら他の超賢い人たちが上手にまとめてくれているので,ここでは割愛します。

 

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コルカタ行きの電車が通るニュージャリパイグリJn駅

 

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おなじみホームでだべる方々

 

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どの電車が何番ホームに着くか分からない意味のない電光掲示

 

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予約した人の座席表 RESERVATION SEAT

 

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この中にあった!とりあえずひと安心。

 

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小腹がすいたので軽食をば

 

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チキンロール。

まだまだ飽きがこないカレー味。

 

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遅れるのが当たり前と言われてきたインド鉄道,感動の定刻到着。

 

ちなみにインドの列車は大体20両以上あってクラスも色々ありますが,

車両はクラスごとに番号で綺麗に並んでいるわけじゃないので,

少し前にホームに立って,乗り入れてきた電車の車両をひとつずつ確認して自分の車両を見つけたらダッシュで行く!しかないかと。笑

 

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今回取ったのは3Aというエアコン付き3段or2段ベッドのクラスで900ルピー(約1400円)。

エアコン付きかどうかが料金の大きな分かれ目で,この一つ下のエアコンなしのSLクラスだと300ルピー(470円)くらいまで落ちます。

バックパッカーは大体SLクラスをよく使うみたいで,僕もそっちにしようと思ってましたが,WL(キャンセル待ち予約)が多すぎたのでWLが少ないクラスで予約を入れました。

 

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荷物は寝台の端っこへ。ワイヤーと南京錠で車体に括りつけておきます。

 

バスだと途中休憩や揺れで起こされることがままありますが,寝台列車はほとんど邪魔が入らず寝られてほんっっっとに快適。

 

石のように眠りました。