【ウズベキスタン・サマルカンド①】息を呑む美しさ!”青の都”を歩き倒す。 2019.11.17
今日はサマルカンドの街を歩いて回ります!
「青の都」とも言われる美しい建築が多く見られるのが特徴です。
まず訪れたのはアムール・ティムール。
サマルカンドは紀元前の時代から交通の要衝として栄えていましたが
有名なモンゴル帝国のチンギス・ハンによって壊滅的に破壊されてしまいます。
そこから見事に復興させたのが中央アジアで大帝国を築いたティムール。
ここはそのティムールやその息子たちが眠る霊廟です。
写真は入口の門。
中に入ると現れるこちらが霊廟です。
中はライトアップされていて荘厳な雰囲気。
青を基調にした繊細なデザインに息を呑みます。
中央にはティムールとその息子たちのお墓。
日本人の自分には正直ティムールがどれほどすごい人なのかというのは実感を持って語れないわけですが
島国日本と違い様々な民族が入り乱れ統治の体制も目まぐるしく変わってきたこの地域にあって自国の礎を築いた人物がどれだけ尊敬を集めるかは推して知るべしです。
ひとおおり中を見て外に出ると
一緒の宿に泊まっている中国人のシャオウェンとマレーシア人のチンとばったり遭遇。
彼らも今日回り始めたというので一緒に回ることに。
ウズベクの子どもたちはサッカー大好き。
アジアの中ではサッカー強豪国だし
ちょっと前には元ブラジル代表のリバウドもウズベクリーグに居たような。
シャオウェン容赦ない。笑
お土産屋さんもあります。
・・・ちょっと怖いですね。笑
お昼時になったのでランチへ。
適当に歩いて大通りに面した「プロフセンター」と書いてあるレストランへ入ります。
プロフは中央アジアのどこでも食べられる料理ですが
実はウズベキスタンが発祥。
店の名前にもなってるしここは迷わずプロフだ!
とみんなで注文したんですが
米がカッチカチのハード米で完全に外れ引いちゃいました。。
これはまたリベンジしたい!
次に向かったのはレギスタン広場。
かつては商業の中心地として栄え,主要道路の交差点でもあったため公共の行事にも使われていたそうです。
ここはサマルカンドの中でもハイライトと言うべきスポットで
3つの巨大なメドレセ(神学校)が圧倒的な存在感を放っています。
ここは観光客はもちろん地元の人も大勢来る場所で
広場にいると色んなウズベク人から話しかけられます。
英語が話せる人が多く日本語を勉強している人もちらほら。
日本はめちゃくちゃ印象良いみたいで高確率で歓迎されます。
写真撮ろう!
と言われることも多く
もはや修学旅行。笑
結婚式の前撮り?をするカップルも多いようで
美しい民族衣装に身を包んだ人たちにみんなでパシャパシャ写真撮らせてもらってさながらファッションショー。
こちらのカップルもとっても素敵で
写真撮らせてもらった上に
まったく関係ないのに一緒に撮ってもらいました。笑
肝心のメドレセはどれも息を飲む美しさで
その大きさにも圧倒されます。
中も豪華絢爛
天井もこのクオリティ!
僕の拙いボキャブラリーではふさわしい言葉が出てきませんが
ずっと見ていたくなる,そんな繊細で煌びやかで装飾が広がっていました。
そんなレギスタン広場から北東に延びる道は綺麗に整備されていて一般の車両は通行禁止。
中央アジアおなじみのアイスクリーム屋もあって2000ソム(約20円)とかで食べられます。
どこの国でもアイスは安い。
この道をしばらく進んでいくと巨大な門が目に飛び込んできます。
ここはビビハニムという中央アジア最大のモスクがある場所。
門をくぐって中に入るとその大きさは圧巻!
なんですが写真だと伝わりづらいですね。。
でこのモスク,正面からみると豪華な建物ですが
中は老朽化が進んでいてかつてはレギスタンのメドレセのような美しい装飾があったであろう壁面も剥がれおちていて哀愁があります。
こんな状態だからかハリネズミも住み着いてました。
か、かわいい。。
さて,ビビハニムの近くにはシエブ・バザールという巨大な市場があります。
中央アジアでもかなり大きい方でさすがシルクロードの交易で栄えたまちという感じです。
ただこのバザール,6時頃には閉まってしまうらしく行ったときはもう閉まりかけでした。
お皿買う気満々のシャオウェン。
短期旅行だとこういうかさばるものも躊躇なく買えるのはいいですねー。
ここでケータイショップへ。
ウズベキスタンは移動時間が多くなるしホテルなどのwifiも不安定らしいので
気休めかもしれませんが7GBで65000スム(740円)のやつを購入しておきます。
市場の入口付近ではナン屋がずらり。
ナンも中央アジアではどこでもありますが
「ナンはサマルカンド」と言われるくらい有名らしく
本当かどうかわかりませんが焼き直したら2年くらい保つらしいです。笑
そしてやっぱり安い。
顔よりデカいナンが一個6000ソム(約70円)で買えました。
この後ですが夜は夜で
レギスタン広場でレーザーショー(プロジェクションマッピング?)があるらしいので見に行ってみることに。
で到着すると・・
すごい!!!
ここはレーザーショーがなくてもライトアップされてるらしく
これだけで昼間とはまた違った輝きを放っていて感動します。
そのレーザーショーは18時からと聞いてましたが結局19時からスタート。
元々夜はライトアップされてて美しいんですが
映像も音楽もダイナミックで見応えのある景色でした。
ここでも昼間同様色んな人が話しかけてきて
行動していた3人に同じ旅行者で日本人のマサくんとフィリピンから来たカエラ、ウズベクの学生の女子2人が加わってインターナショナルなメンバーでご飯へ行くことに。
昼のリベンジプロフ!
昼のよりは美味しいけど油がすごい。
実はプロフは昼に食べるもので時間が経つと油が米に付いちゃってギトギトになっちゃうのでお昼の早めの時間に食べるのがベストなようです。
ウズベクの学生2人は英語を勉強していて
練習したいのと外国の文化を知りたいというので話しかけてきた積極的なコたち。
勉強し始めて2か月というのに自分より遥かに上手でびっくり。
翻って日本で外国人に話しかけまくるアグレッシブさが自分にあるか・・・
だから英語が上達しないんだと反省しました。
女の子のうちの1人は日本のドラマにハマって
ドラマつながりでレミオロメンが好きだったり
海外で知られる日本の文化なんてサムライ!スシ!ボンサイ!とかそんなもんかと思ってたら今の時代全然違うんだなぁ。
ウズベキスタンについて尋ねると嘘付きや盗みをはたらく輩が多くて嫌だ!といい
旅している分にはフレンドリーで治安も良い国っていう印象を持ちつつあったけど
若い子がこういう印象を持ってしまうような側面もあるのかも。
と,それぞれのお国事情や価値観の違いにお互い驚きつつ話し込んで解散。
まだ日は浅いですがウズベキスタン人は他の中央アジアの民族比べてオープンマインドな印象。
それがレぎスタン広場のオープンな空気をつくっている気がします。
お陰で今日も出会いがあり
色んな国の文化や価値観,考え方を知ることができて濃い1日でした。