【イラン・テヘラン②】雨の高層タワーとスーパーマーケット巡り。2019.12.3

ビザ延長手続き待ちのテヘラン滞在。

今日も昨日一緒にまち歩きしたラバクと出掛けます。

ただ，意気揚々と家を出たもののあいにくの雨。

ラバクもまだ家にいるようなので近所のファストフード店で

サンドイッチを食べます。

イランではハンバーガーやサンドイッチといったファストフードがかなりポピュラーでまちの至るところにお店があります。

値段も手頃で写真では分かりにくいですが

両手で余るくらいのビッグサイズで10000トマン（100円）

パンがフニャフニャなのを除けば味も悪くなく野菜も摂れるので個人的には問題なし。

雨は収まりませんがせっかく時間があるので

改めてラバクと中心部のメトロ駅で待ち合わせ。

駅に着くと雨がさらにひどくなってきましたが

ラバクのお父さんが車で迎えに来てくれてそのまま今日行くスポットに連れて行ってくれました。

さて，そんな雨の中来たスポットは

Mirad Towerという高層タワー。

あれ？こういう見晴らしの良いやつって天気の良い時に見るものだよね？

と思いましたが

大気汚染が深刻なテヘランは晴れて乾燥した日はスモッグがひどくて何も見えず

逆に雨の日はスモッグが取れて視界良好になるらしいです。

どんだけひどいの大気汚染・・・

世界第６位の電波塔らしくその高さは435ｍ。

ちなみに第１位は東京スカイツリーの634ｍ。

おお，なかなかやるなニッポン。

入場料は20000トマン（200円）

スタッフによるタワーの説明を軽く聞いてエレベーターに乗って上層階へ。

外に出るとしっかり柵があって写真撮るのはなかなか難しいです。

ずらりと並ぶビル群。

こういうジャンクションも都会ですよね。

まぁ雨模様なので自分の中では視界はいまいちなんですが

ラバクに言わせるとやっぱりよく見えてる方らしいです。

数日前には学校が休みで不要不急の外出禁止令が出されたくらいだそうで。

いやほんとなんとかならないものか。。。

深刻な環境問題に胸を痛めつつ

タワーを下りて次にやってきたのはスーパーマーケット。

市民の台所，大好きです。

入口付近にはセール品が山積み。

逆♡型に見えるのは数字の５です。

５５％割引。なかなか攻めてますね。笑

テレビは輸入品ばかりなので日本と同じかちょっと高いくらいです。

イラン人はBBQとかピクニックが大好きなようで売り場も充実しています。

おお！ビールがずらり！！！

と思ったら全てノンアルコール飲料です。

これだけ種類があるのはアルコール禁止の中でもアルコール感を楽しみたいというイラン人の情熱でしょうか。

日本に呼んでたらふく飲ませてあげたい。。。

で，ノンアルコール以上に気合が入っているのがお茶コーナー。

全て国産ではなく輸入品もありますがとにかく種類が豊富。

昨日試したお茶に入れるオシャレな砂糖スティックも。

トマト推しがすごい。

トマトベースの煮込みやスパゲッティが家庭料理ではポピュラーらしいです。

野菜コーナー。

インドカレーに付いてきていた紫タマネギが個人的にヤミツキになるんですよね。

ここイランでも高確率で出てきます。

魚コーナー。

マスはポピュラーなようです。

カマスやタイ，ハタ，ムツなど日本でも見る魚もいますが

こいつが大衆魚らしく養殖されていてどこでも食べられるようです

彩り豊かなチーズ。

豆とスパイスは必需品のようです。

これはラバシャクというみんな大好きイランのお菓子。

試してみなよとラバクが買ってくれたんですが

「すっぱい羊羹」て感じでどんな顔していいか分からない絶妙に微妙な味でした。笑

こんな感じで色々見て回りましたが

ラバクがここに僕を連れてきたのには理由があって

「寿司を食べてみたい！」

日本人と一緒なら食べ方も間違えないと思ったようでなんともかわいらしい。

よし，トライしてみよう！

買ったのはオーソドックスな寿司と巻きの盛り合わせ（小）

巻きはカリフォルニアロールみたいになってるのとネタのバリエーションの少なさが気になりますがまぁ良しとしよう。

値段は500円とイランでも高級品です。

フードコートに席を取っていざ実食！

箸は使ったことないというラバクでしたが箸捌きはとっても上手！

醤油はどのくらいつける？

これワサビだよね？

前々から予習はしていて基本的なことは押さえてます。

一度僕がデモでやって見せてから記念すべき１口目・・・

「美味しい！」

結構気に入った様子。

良かった良かった。

ただ，正直ネタとシャリのクオリティはいまいち。

日本で美味しい寿司を食べさせてあげたいなぁと思ってると

「これあんまり新鮮じゃないよね？」

とラバクも気付きました。

ラバクは飲食でバイトしていて家でも料理を作るらしく

確かな舌を持っているようです。

これはますます日本でホンモノの寿司を食べて唸らせたいなぁ。

てことで100点満点とはいかないけど

食文化の体験としてはかなり満足した様子。

明日にはテヘランを発つので

いつか日本で会おう！と約束してここでお別れです。

それから家に帰ると

シァバシュがイランのオススメスポットをずらりとリストにしてくれていました。

旅行者がよく行くまちではなくイラン南部の自然豊かなスポット中心でなんともそそるリスト。

おまけに「ここに行ったら〇〇に連絡して」と友達も紹介してくれました。

なんて優しいのシァバシュ・・・

そして彼から教えてもらった情報や人を頼りに

この後，事前には予定していなかった旅路が開けていきます。

明日は延長したビザを受け取って次のまちへ！