【イラン・ホルムズ島①】七色の島で海と夕日とキャンプ! 2019.12.20
今日はバンダル・アッバースから船で行けるホルムズ島へ行きます!
朝起きるとお母さんが朝食を用意してくれていて
スイーツまでいただいて
また島から戻ってきたらうちに来なさいと言ってくれて
至れり尽くせり。
それから車で港へ。
今回まちは全然回れていませんがなかなかの都会のようです。
昨日知り合ったばかりなのに色々気にかけてくれてホルムズ島から戻ってきたらまた家においでとなんて優しいの。
本当に感謝感謝です。
ここからホルムズ島へのフェリーは人が集まったら出発するスタイルらしく
とりあえずチケットを買って乗り場へ。
チケットは30000トマン(300円)
幸いすぐに出航で船内に乗り込みます。
なかなかしっかりした船。
ただ波が高くなる日が多いこの海域ではよく欠航になるらしいです。
実際動き始めてからも割と大きく揺れる船。
酔いやすい人は危ないかもしれません。
この船で隣の席に座ったおじさんがテヘランで医者をやっていて
日本の広島から来たと言うと
この前仕事で広島大学へ行ったばかりだとか!
世界は狭い。
船は30分程でホルムズ島に到着!
ここではテヘランのカウチサーフィンでお世話になったシァバシュが仲間と一緒にキャンプに来ていて
「タイミングが合えばおいで!」
と声をかけてもらっていたのでお言葉に甘えて参加することに。
シァバシュがいるのは島の南にあるmofanegh beachというビーチ。
とりあえず港を出たところでバイタクのおっちゃんを捕まえてビーチまで連れていってもらいます。
ホルムズ島は「七色の島」と言われるくらい様々な色の岩や土地が特徴的な島。
走ってるそばの景色を見てもなかなかカラフルです。
そしてしばらく走ったところでおっちゃんがストップ。
到着したのは海すら見えない岩山に囲まれた道端。
ん?おっちゃん,ビーチって言ったよね?
というと山の方を指差してナンチャラナンチャラ。
「ここを越えたところにある」
ということみたい。
え?これ・・・?
まぁ地元のおっちゃんが言うんだから間違いはないんだろうと歩き出します。
が,もうこれトレッキングレベルのルートです。
かろうじて道は分かるものの傾斜もきつく荷物を背負った状態だとなかなかのハードワーク。
ひとつ山を越えるとやっと海が少し見えました。
まわりの景観もダイナミックです。
海を目指して歩いていくと
今度はものすごい段差のあるエリアへ。
写真だと分かりにくいんですがかなりの高さ。
先に荷物を下ろしたりどこに足を掛けようか試行錯誤しながら
なんとか海岸が見えるところまで下りて来ました。
それにしてもすごい景色。
地図を見るとここからは海岸沿いに横移動するっぽい。
たまたま近くにいた人たちの後を付いて海岸沿いに移動します。
さらにひと山越えていくと
テントーーー!!
やっとビーチに到着したようです。
これはイルカの死骸・・?
さっそくすごいのがありますね。
それからビーチ沿いを歩いてシァバシュ探し。
なぜ連絡を取らないかというとここ携帯の電波ほぼ届かないんです。。
同じビーチも砂の色が全然違っておもしろい。
しばらく歩いているとやっとシァバシュを発見!!
向こうも気付いてくれて無事合流です!
今日はシァバシュと奥さんと仲間たち6人のキャンプに混ぜてもらいます。
ここがキャンプ地。
これからキャンプを終えるまでシァバシュたちは写真で登場しませんが
彼らは写真が嫌いなのでほぼ写真とらなかったんですね。
フレンドりーでオープンな彼らですが何かこだわりがあるのか。。
というわけで代わりに近くでワイワイしていた若者たち。
どこから手に入れたのか,ガンガンウォッカ飲んでます。笑
ここでは何をするでもなく散歩したり昼寝したりおしゃべりしたりしてのんびりするのが過ごし方らしく
基本食事の時以外はみんな自由にしているので
僕もまわりを散歩。
少し高いところに登ってみるとこの辺りの地形がよく分かります。
沖合にはたくさんのタンカー。
この沖はかの有名なホルムズ海峡です。
段々と日が暮れてきました。
ちょうど夕日が見えるということでみんなで夕日観賞。
ホルムズ島の近くにあるゲシュム島という島に沈んでいく夕日。
島の岩山も赤く染められています。
日が暮れた後の空の色の移り変わりや流れる空気も大好きです。
本当に美しい夕日でした。
日が暮れるとみんなで夕食。
キャンプといえばみんなで協力しあって食事作りをするところですが
みんなから座って待ってなと言われ完全に食べる係に。
まぁ実際手伝おうにもイラン料理の勝手が分からないので足手纏いになること必至ですが。苦笑
今日のメインディッシュはおなじみゴルメサブズィでライスもたんまり食べさせてもらって大満足。
食後は火を囲んで話したり寝転んで星空を見上げたり。
みんなほぼペルシア語しか出来ないので会話についてくのは難しいですが
カタコト英語を混じえながら僕にペルシア語を教えてくれたり逆に日本語を教えたり
コミュニケーションを取ってくれる優しいメンバーで楽しく過ごせました。
そうして夜も更けていき
気付いたら寝袋にくるまって夜空を見上げながら爆睡。。。