【キプロス・ニコシア】南北に分断された2つの国の首都 2020.1.26
朝9時。
空港のベンチですっかり爆睡。
明るくなったので首都ニコシアへ移動します!
ニコシアへは空港を出て左手にあるバスターミナルから。
料金は15リラ(270円)
首都ニコシアは英名なので北キプロス国内ではトルコ語のレフコーシャの方が通じます。
9時半にバス出発。
車窓からはのどかな風景が広がります。
30分ほどでレフコーシャのバスターミナルへ到着。
ターミナルでは市場が開かれていて新鮮そうな野菜や魚,果物なんかが売られています。
ここからレフコーシャの中心部まで2kmほどあるので歩いて行きます。
島の空気はやっぱり大陸とは違ってどこかのんびり。
さて,首都レフコーシャ(ニコシア)は円形の城壁都市で
「世界で唯一2国が首都に定めている都市」
その北キプロス側のレフコーシャ市街入口。
ここにはアタトゥルク像が。
今のところ完全にトルコです。
これが城壁。
しっかりと残っていてバリバリ現役感があります。
目抜き通り。
オープンテラスのお店なんかもありますが
やっぱりどこかのどかな空気。
今日の宿はAksaray Pansion
シングルルーム1泊98リラ(1770円)
ひと息ついたらまちに出掛けます。
南北で分断されているレフコーシャ(ニコシア)
その間にはグリーンラインと呼ばれる国連緩衝地帯があります。
南北の対立は現在進行形ですが戦闘をしているわけではなく
グリーンラインに何か所か設けられたチェックポイントから南北を行き来できるんです。
しかもパスポートスキャンのみで入国審査はなし。
ということでチェックポイントから南へ移動してみます。
これがチェックポイント。
本当にパスポートスキャンのみであっけなく終了です。
ここから先がキプロス共和国になりますが
もう一度北の様子を。
メインストリートはこんな感じ。
では南へ。
あれ?
あれれ?
北に比べてめちゃくちゃ賑わってます。
そう,ここキプロスはヨーロッパの人たちのリゾート地として人気の国なんです。
当然みんな南入国になるので北に遊びに行ったとしても拠点は南。
南の方が賑やかなのも納得です。
通貨もユーロ。
同じまちの中で少し移動しただけでここまで変化を感じられる場所はそうそうないんじゃないんでしょうか。
せっかくなのでもう少し南を歩いてみることに。
開放的な広場や通りが目立ちます。
が,目抜き通りから少し離れると閑静な住宅街という感じで北キプロスと遜色ない感じもします。
壁の落書きも結構あるんですが
メッセージ性のありそうなアートも
路地を歩けばネコに当たる。
あ,あと歩いていて気付いたのは
北も南も言えることですがアフリカ系の人たちを結構見かけます。それも観光客ではない雰囲気。
後で聞くと移民・難民だったりするらしいんですが
キプロスはそういう受入体制が整った国なんでしょうか。
もう少し歩いてグリーンラインの際へ。
良く整備された綺麗なストリート。
そして
その背後には有刺鉄線とボロボロの建物。
はためくトルコと北キプロスの国旗。
平和に見えるこの島の景色も決して当たり前ではないし
今がたまたま平和なだけなんだな。。。
なんとなく少しシリアスな感じでこの日は終わるかと思ったら・・・
ん?
これは・・・
CRAFT BEER!!!
南の通貨ユーロは持っていないので南ではお金を使わないと決めていましたが
気付いたら
「カード使えますか?」と尋ねていました。笑
雰囲気も◎
ビールのラインナップを見るとワクワクします。
1杯目
HOPPY(American Red IPA)
ホップが効いたやついうとこれが出てきました。
ホップは思ったより弱めでRed IPAなのでもっとクセがあるかと思いましたが飲みやすい1杯。
2杯目
DOLLY(SAISON/STRONG FARMSTYLE ALE)
これ大当たり!度数高いのにまろやかな口当たりでゴクゴク飲めちゃいました。
3杯目
HOP ON FIRE(SMOKY ALE)
初めて飲んだ新鮮な味わい。ただ個人的にはスモーキーならスタウトの方が好み。
んーやっぱりビールは楽しい!
良い1日の締めになりました。